
現在の車になってからそろそろ6年が経ちますが、
バッテリーの交換を一度も行っていませんでした。
正直なところ、エンジンもきちんとかかっていたのとリアトランク設置の為、
温度による経年劣化が進みにくいと踏んでいたので交換順位を今まで下げていました。
しかしここ最近セルは回るけどエンジンがまったくかからなくなる症状が酷くなり、
友人からも「バッテリ変えれば?」 といわれたので考えることにしました。
最初は新品を・・・なんて考えていたのですが有名どころ(カオス・オプティマ等)は高いので
中古に走ってみました。
購入したのはACデルコの85D26、ヤフオク購入で5000円程度でした。
値段も魅力だったのですが、一時期会社でもバッテリの再生技術の研究を行っていたこと
がありその技術と同じ処理を行っているっぽいのも気になっていました。
本来であればバッテリの中古には手を出さないのですが、
低温始動性能であるCCA値の実力値をバッテリ単体ごとに計測・公表しており
ある程度信頼できると思い試してみました。
85D26のJIS規格は525ですが、こいつは800との事ですので、
本当であれば125D26クラスに近い値です。
ここで気になるのが、本当に大丈夫なのか・・・ ということなのですが、
エンジンスタート時のバッテリ電圧低下を詳細に測ってみることにしました。
会社でお世話になっているデジタルオシロスコープを使用します。
まず、今まで使用していた6年落ちのノーメンテ純正品の電圧降下結果です。

上の波形がACCを回してセルが回りエンジンがかかるまでです。
下の波形はセルが回り電圧が一番低下した部分の拡大波形です。
縦軸は1目盛り2V 横軸は1目盛り1秒(上) 0.02秒(下)です。
セルが始動する瞬間が一番電流が流れるのか、開放時12Vあった電圧が
一気に7.06Vまで低下していました。 (約42%の低下)
その後3回クランクした後エンジンがかかり14.4Vで安定しています。
3回程度同じ様にエンジンをかけ、ほぼ同じ値を取得できました。
7.06Vという電圧低下がどこまで問題なのかどうかは正直わからないのですが、
ECU等の電源電圧に5V系がいれば、前段のDDCがUVLOで停止するようなレベルです。
通常12Vで動作するセンサー等は誤動作するかもしれませんね・・・
続いてACデルコの再生品バッテリの始動結果です。
交換前のバッテリよりもさすがにいい結果が出ています。
低下した電圧は最悪時で9.44Vでした。(約21%の低下)
新品のバッテリがどの程度の性能を示すのかはわからないですが値段にしては十分な
性能ではないのかと思います。
これでバッテリに関してはしばらく安心かもですb
…あと開放型バッテリを購入したので、水素ガスを外部に逃がす加工をしないとですね~~
Posted at 2014/11/30 22:20:11 | |
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