工作・組み付け精度が向上した現代のクルマにおいて、慣らし運転は不要といわれます。とはいえ、私が購入したVolkswagen Poloの取扱説明書には、
1,000kmまではフルスロットルは控えて回転数を上げない、1,000〜1,500kmで徐々に回転数を上げていくように、と慣らし運転のお達しが記載されています。慣らし運転は通常、買い物やお出かけの足として使ってコツコツ・地道に走行距離を積み上げるのが妥当でしょう。しかし問題は、
私がせっかちだということです。そこで、慣らし運転を一気に敢行すべく、3月20日〜21日に掛けて長距離ドライブへと出かけました。
今回のドライブでは、東名高速道路⇒伊勢湾岸自動車道⇒東海環状自動車道⇒東海北陸自動車道⇒名神高速道路を走ることにしました。ルートは、自宅⇒[一般道]⇒横浜町田IC⇒[東名高速道路]⇒豊田JCT⇒[伊勢湾岸道路]⇒豊田東JCT⇒[東海環状自動車道]⇒美濃関JCT⇒[東海北陸自動車道]⇒一宮JCT⇒[名神高速道路]⇒小牧⇒[東名高速道路]⇒豊田JCT⇒[東名高速道路]⇒厚木IC⇒[一般道]⇒自宅、という流れでした。
以下に、ドライブのときどきで撮影した写真を。
まずは東名高速道路:三方原PAでのひとコマ。
※ペーパードライバー脱却中ということで、今回は若葉マークを貼って走りました。
東海環状自動車道:美濃加茂PAのハイウェイオアシスにて休憩。
遅い昼食として、PAで売っていたタン串焼と練り物をいただきました。
ちなみに、美濃加茂PAには「日本昭和村」という観光スポットがあります。豊田方面からですとPA駐車場に入る前でしたら、自動車道を降りずに直接「日本昭和村」に行けます。私はうっかり先にPA駐車場へ入ってしまったため、「日本昭和村」に立ち寄るのは割愛しました。
東海北陸自動車道:川島PA・ハイウェイオアシス。大観覧車 "Oasis Wheel" をのぞむ。
川島PAのハイウェイオアシスからは観覧車のみならず、BBQ場に自然公園、果ては水族館にまで直接アクセスできます。中京圏の自動車道に設けられたハイウェイオアシスは、なぜこんなにも娯楽施設が充実しているのでしょうかね。
東名高速道路:上郷SAでは夕食として、味噌カツ丼をいただきました。名古屋ご当地ものですからね。
結局帰宅は午前3時過ぎで、帰宅後は即効で爆睡してました zzz...
旅での走行距離は約790km. 累計では1,000km到達までわずかに足りませんでした(^o^;
ちなみに今回の旅で
高速道路料金を支払ったのは、東名高速道路の厚木ICでの1回だけ。しかも、ETCで課金された料金は「350円」でした。 ご存知・お気づきの方も多いかと思いますが、上述のルートですと一筆書きで1周することになります。よって旅程途中で高速道路を降りなければ、料金を支払う機会は東名高速道路を降りるとき1回だけなのです。しかも横浜町田ICと厚木ICとは隣り合うICでかつ、厚木ICの料金所は上下線共用です。以上から、厚木ICでは1区間分の料金だけ請求された、というわけです。ただ実際には一定時間を超えるとETCのバーが上がらずに料金所の事務所で事情聴取されたり、実際に走行したルートの料金を請求されたりすることもあるそうです。本来は、実際の走行ルートに即した料金を支払う必要があるわけですし。私も請求を受ければ正規料金(横浜町田IC⇒厚木ICの350円+休日料金の1回1,000円)を払うつもりではいましたので、料金についてはあくまでも「たまたま」「参考程度に」ということで。
高速道路でのPoloの走りは、まずまずだと感じました。100km/h巡航時には、Dモードですと7速で2,000回転前後が維持されます。よってエンジン音はそれほど大きく感じず、周囲の音やカーオーディオからの音楽もしっかり聞き取れます。ただD7速では、上り坂にさしかかるとみるみる速度が落ちてきて後続車両から煽られるはめに(^o^; また、速度が落ちてからアクセルを踏み込んでも、Dモードですと高めのギアが選択されているせいで反応が緩慢で、アクセルをべた踏みすることとなりました(慣らし運転中はフルスロットルにするな、とトリセツに書いてあったのに...) よって上り坂に差し掛かる直前には、キックダウンで予め1段ギアを落としておくのが無難です。もしくは、Sモードであればエンジンパワーを有効に使ってくれるそうで、実際、アクセルワークに比較的素直な反応を示してくれます。また、エンジンブレーキの効きもDモードでは抑えめですので(トリセツにもその旨が記されています)、長い・急な下り坂が続くところでもSモードのほうが安心感があります。ただし、Sモードでは低めのギアでエンジン回転を引っ張る傾向となります。100km/h巡航時には6速・3,000回転くらいで推移し、エンジン音も大きめとなります。よって私は、鋭い加速・強いエンジンブレーキが欲しい状況(高速道路の合流や山坂道など)ではSモード、一定速度を維持したり穏便な挙動が欲しい状況(街中や、渋滞などで徐行するときなど)ではDモードを選択するようになってきています。
高速道路の継ぎ目を乗り越えたときには、おおむね着地+1回のバウンドで縦の動きが減衰・収束する感じでした。シュタッと素早く減衰する感じではありませんが、かといって落ち着きなくふわふわする感じでもなく、好感を持てるマイルドな乗り心地だと思いました。私の好み・イメージでは、路面状況がもう少しシャープに伝わってくるほうがいいかなという気がしています。私のPoloは標準仕様である15インチ・扁平率60のタイヤを履いていますが、オプションのアルミホイールとセットとなる16インチ・扁平率45のタイヤですと、また違った印象となるのかもしれません。
この旅程で帰路の東名高速道路に差し掛かったあたりから、暴風が吹き荒れる天気となりました。図らずも私のPoloは高速道路で強い横風の洗礼を浴びたのですが、そうした状況で不安感が小さかったです。トンネル出口では一瞬突風を受ける感触がハンドルから伝わりましたが、ハンドルの手応え自体はドッシリと安定していてわずかな修正舵で直進を維持できました。
長旅でも残りわずかで大台には到達しませんでしたので、翌日に再挑戦。埼玉の友人宅へとドライブしました。これでようやく、
累計1,000Kmを突破! 慣らし運転の第一段階を通過しました。
Posted at 2010/03/28 00:55:50 | |
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