
昨年末、約2年ぶりにオイル交換をしたら、
衝撃の展開が繰り広げられました。
前回交換時に入れた量が5.5L。
今回抜いた量が、なんと6.5L。
1Lもオイルが増えていました。
オイルは多少目減りするものと思ってましたが、
真逆の展開にしばし呆然。
実は工場出荷以後初となる前回のオイル交換でも、同様のことが起きていました。
規定量5.2Lが抜けると思っていたら、5.6Lも抜けてしまったのです。
上抜き交換していなかったら、作業をチェックしていなかったら、
何が起きていてるかもわからず、気がつきもしなかったでしょう。
今回スーパーオートバックスかしわ沼南店さんにお世話になったのですが、
作業担当のスタッフさんが突然「結構抜けそうですね、6Lぐらい行きそうですかね」と言い出しました。
しかも吸い出しが始まってから左程時間が経過しない段階で。
心の中で「なにいってんだよ、前回5.5Lしかいれてないん、ダッチューノ」と、
古のパイレーツねたをつぶやいてました。
しかし…。
目の前でまさかの展開。
オイルチェンジャーを眺めていると、6Lのメモリ線を越えてオイルが抜けていきます。
店:「やはり結構抜けてますね~」
私:「ホントだよ、目からウロコ。よくわかったね、どういうこと?」
店:「たまに3シリーズ作業しますし、吸出しの進み具合とか見て」
私:「このチェンジャーって余所のより性能が良いの? 前回5.5Lしかオイル入れてないんだけど」
店:「一般的なチェンジャーだと思いますけど」
私:「1Lもオイルが増えるわけないでしょ。多少減るもんだし…。」
私のアホな考えはこうでした。
・元々320dには6.5L入っていた
・オイルチェンジャーで上抜きすると5.5Lぐらいしか抜くことができず1Lほど残る構造
・この機械は性能が改良された良いチェンジャー
・ゆえに、全量吸い出しできる
もう支離滅裂です。
1Lもオイルが増えるなんてことがあるのか?
とにかくこれまで不具合は無かったので、前回同様5.5L入れてもらい、
キツネにつままれたようにしてSABを後にしました。
たいして地頭良くないとはいえ、私も足し算・引き算ぐらいはできます。
どうにも腑に落ちないので、SNSで仲間に伝えました。
するとクルマ・バイク好きの友人が「DPF付のディーゼル車ってオイル増えてくよ」と。
その友人もつい最近知った(ディーゼル車に乗ってはいないので)と言ってました。
はぁ~? オイルが増えるなんてあり得るの?
しくみはどうなってんの?
さっそくネットで調べました。で、要約するとこんな感じです。
通常のエンジンは吸気行程でしか燃料(軽油)は噴射されないが、DPF付きディーゼル車の場合は、
触媒(DPF)に溜まった煤を燃やすために、排気行程でも自動的に燃料が噴射されるらしい。
排気行程で噴射された燃料はシリンダー内では燃えず、
高温の排気ガス中で燃えながら触媒に送られ、その熱でDPFに溜まった煤を焼き切る。
排気行程でシリンダー内に噴射された軽油の一部は、シリンダー内壁を伝ってオイルパンに垂れ、
エンジンオイルと混じる。ゆえに、DPF付きディーゼル車のエンジンオイル量は増える、と。
あっりゃ~、知りませんでした~。
しかも、軽油が混じることで容量が増えたエンジンオイルは、いわば軽油で「薄められた状態」で、
潤滑能力や清浄分散能力が徐々に低下していくとのこと。
無論BMWとしてはそんなことぐらい計算済みでオイル量や交換推奨期間を設定してるのでしょうが、
心情的には、1万kmぐらいで交換したり、交換して5千km走ったら添加剤とか入れてあげようかな、
などと逡巡する第2回目のオイル交換となりました。
みなさん知ってました?
私だけ?
追記
★作業ピットでの「悲し~とき~」★
店「お待たせしました。交換作業終了しましたので、こちらのゲージでご確認ください。ご覧のとおり上限のところまできています(ゲージを手に持って私に見せながら)」
私「どうもありがとうね。今時の車って搭載のコンピューターでオイル量が適切か確認できるようになってるからさ。今ササッとチェックしてみるよ(ドヤ顔でエンジン掛けてiDriveをカチカチ)」
店「あっ、お客様、たしかBMWは交換してすぐには測定できないはずですよ。少し走ってからでないと反応しないと思います」
私「えっ、そうなの?…。あれっ本当だ、測定できん/苦笑(ぐぬぬぬぬ)」
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2018/01/11 07:49:13