マツコ氏が「受信料払うことに疑問を持っている、真剣にそう思っている人もいるんだろうけど」とことわったうえで、
「ふざけて投票した人も相当数いるとは思う」と考えるのには道理がある。
なぜなら政見放送で彼らはそう思われても仕方のないことをしていたからだ。
国政選挙の政見放送において、有権者を無視した自分勝手な主張やふるまいに終始していた。
ハートのグラサンにイチゴの被り物して顔を隠す。
これが果たして有権者に対して真摯な態度だろうか。
寸劇やったり、ただシュプレヒコールを繰り返すことが真摯で真面目な態度だろうか。
国政選挙の政見放送で、国政の政策についてほとんど語らない彼らが、
「ふざけて投票した人もいるのでは?」と邪推するマツコ氏を非難する権利はないと感じる。
政見放送は投票権のある10代の高校生達だって見ているということを、
この党と立候補者達は完全に忘れている。
品性もなく、カーセックスを連呼するなど、有権者に対するリスペクトのかけらもなかった。
驚くことに政権放送中、何もしゃべらず、ずっと無言をつらぬく候補者もいた。
果たしてこれが国民、有権者に対する真摯な態度だろうか。
ふざけている、ふざけきっている、と思われて至極当然の話である。
自分たちに投票した人だけが有権者ではない。
他党に入れた人も、真剣に政見放送を聞こうとしていた人も等しく有権者である。
無言など言語道断。国民や有権者を馬鹿にしていたのはマツコではなく明らかにN国党の方だ。
「投票した有権者を馬鹿にした」と立花議員は激怒している。
であれば馬鹿にされた本人である有権者が怒ればよいことである。
立花議員が怒ってとやかく言うのはお門違い。
そもそも人が何かについて、心の中でどのように感じるのかは個人の感情であり、
それは誰も犯すことのできない思想信条の自由であり、基本的人権そのものだ。
またそれを発言するのは、言論の自由として憲法が認めることであり、他人が侵害できる類のものではない。
N国党を気持ち悪いと感じたマツコ氏。
ふざけて投票した人もいたのではないかと感想を述べたマツコ氏。
それは個人の感想であって他人がとやかく言う筋合いのものではない。
「好き」「素敵」という感情も「嫌い」「気持ち悪い」という感情も、どう感じるかは個々の自由。
その権利は誰からも侵害されてはならないし、それを発言する言論の自由も侵害されてはならない。
四の五の言っている立花議員は国民の基本的人権や言論の自由を侵害でもしようというのか。
「俺の支持者を馬鹿にしやがって許さない、俺たちを気持ち悪いといいやがって許さない」ということなのだろうが、
自分たちが他者を批判するのはよくて、他者から批判されるのは許さない、というのは通用しない。
テレビ局の前でお決まりのシュプレヒコールを叫ぶ姿はとても幼稚でおぞましい。
揚げの果てに崎陽軒の不買運動。
韓国の共産主義者のようにボイコットジャパンよろしく、扇動でもしたいのだろうか。
それが国会議員のやることか?
突然押しかけて散々喚き散らして「また来週来るわ!」
これはヤクザやNHKの集金人がやっていることとそっくり。
昔のオウム真理教にシンクロしていると感じる人も多いだろう。
彼らは「国民をNHKからお守りする」と豪語するが、国民の大半はそんなこと頼んだ覚えはない。
その大多数の民意も忘れてはならない。
政府は15日に「受信契約を締結した者は受信料を支払う義務がある」との答弁書を閣議決定した。
連立与党はN国党と完全に反対の意を示したわけだ。
これでもうN国党は、自力か野党と連立で衆参の過半数を取らない限り、公約のNHKスクランブル化は実現しないだろう。
改革も進むどころか牛歩の歩みになる。なんのことはない、結局は相手に塩を送っただけである。
NHKは確かに問題を抱えている。G5の時代に昭和の法律で運営することに無理がある。
分割して全国ニュース、天気災害情報、政見放送、国会中継、政治討論だけ無料放送して、
スポーツ、文化、芸能、特番、バラエティ、ドラマ、海外ドラマ等はスクランブル化すればよいと思う。
地方は北海道、北東北、南東北、北関東、南関東、甲信越、北陸…とブロック化していけばよい。、
彼らではない別の勢力、例えば野党横断で議員連盟を作り、改革やスクランブル化を真摯に唱え、
何かの際にキャスティングボートを握れば、可能性も残されていた。
が、それさえも潰えた。そのことも非常に残念である。
さて国民が国会議員の皆さんにお願いしたいことはNHKのスクランブル化以外にも沢山ある。
みんカラ的に言えば、自動車の税改革をしていただきたい。
日本の自動車関連の税金制度はあまりにも酷すぎる。二重課税をいい加減辞めて欲しい。
購入するときにかかる自動車取得税と消費税。明らかに二重課税ではないのか。
ガソリン税に消費税がかかるのも二重課税ではないか。
今後電動化が進むと予想されるが、どうするのか。