
今日のインターネットで見た、300系新幹線『のぞみ』車両の引退記事・・・。
これには、切実な、そして決絶としたJR技術開発陣の戦いの記憶が書かれていました。
勿論、詳しい事までは記されていませんけれども、困難な目標に向かって総力で挑んだ足跡の片鱗を垣間見る思いがしました・・・。
あの頃、バブル経済絶頂の時代。
新幹線が最新の技術でブラッシュアップされ、東京から大阪に出張し、朝の会議に参加出来るすごい車両『のぞみ』が走り出した・・・大きなニュースになりました。
運輸産業に詳しく無い一般市民の私たちでも、飛行機と真っ向から競合する電車が出来た事くらいは解っていましたが、国内事情に留まらず、日米間政府協議の末に航空路線の自由化が進められた事が、逆にJR側のこのパワーを産み出した、というのです。
その記事の内容は、↓以下のURLから閲覧出来ます。また、最下段の関連情報URLからも見れます。
http://money.jp.msn.com/news/bizmakoto/article.aspx?cp-documentid=5811915
【のぞみ引退に関する記事抜粋】;
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東海道・山陽新幹線の300系電車が、3月17日のダイヤ改正を前に引退する。
この300系こそ、世界の高速鉄道の可能性を切り開いた画期的な車両だった。なぜなら鉄道車両として初めて「航空機と競う」という目的で造られたからだ。
JR東海の本社がある名古屋と、国際的観光地の京都に止まらず通過する・・・。両地域からは厳しく批判されたが、JR東海はそれほど東京―新大阪間のスピードアップにこだわった。
なぜか。その理由のひとつは、1971年に開業したフランスの高速列車「TGV」であるが、もっと切実な問題があった。それは、鉄道業界ではなく「航空業界の大変革」だった・・・
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・・・そして、・・・
これに相当する戦いの嵐が、更に世界の自動車産業を相手に、日本の各自動車メーカーに押し寄せているのではないか、なんて思います。
ガンバレ日本の自動車産業。
Posted at 2012/02/06 13:15:15 | |
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新技術開発 | クルマ