クリオ/ルテ3RSのトランスミッションのTL4。よく3速や4速のシンクロがダメになってギアを入れるときにギャッと鳴る車は多いと思います。いわゆる持病ですね。
197.netなどの海外のサイトでも話題になっていて、イギリスはK-tecの整備部門では、3速と4速のシンクロを取り換える作業がパックになったオーバーホールメニューがあるくらいです。ちなみに私のミッションも4速のシンクロがダメで音が鳴ります。
パーツリストから部品の改良履歴を見ると、発売当初は3速から6速までのシンクロリングはすべて同じだったようです。その後持病が明らかになったのか、3速と4速のシンクロリングに改良が入ったもののまだ問題は解消せず、その後3速のシンクロが再度改良されて今に至るという歴史をたどっています。

※改良された3速用シンクロリング
しかしながらそれでも4速のシンクロは問題の解決せずやっぱり駄目になるので、OH時に3速のシンクロを4速にも使うことで問題を解消しているのが現状です。
私も今年の夏にミッションを開けることにしたのですが、どうせ開けるなら替えられる部品は替えたい。しかしルノーの部品は昔から高い。OHするのがいいのか、いっそ新品に載せ替えてしまうのも一つの手・・・などと考えながら、どうしたら安くなるものかと調査を始めました。
最初、新品のMTの値段を調べてみたのですが、2021年下期時点で約30万円(消費税別。以下同じ)でした。これなら工賃等々を考えるとお得です。しかし当時は修理に振り向ける予算がなくて見送っていましたが、2023年上期に再度ディーラーで値段を調べてもらうと、折からの円安などの理由で値段が上がりなんと36万円!
これだと載せ替えの価格メリットが下がってきます。OHの工賃はショップによってまちまちなので一概に比較できませんが、実はLSDも入れようと考えていたので、新品MTにするにせよ、結局は開けないといけないことから、新品は見送ることにしました。
(続きます)
Posted at 2023/09/17 23:17:08 | |
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