
気仙沼で炊き出ししてきました。
今回炊き出しのバックアップをしていただいた気仙沼青年団の方からは
「現地を見て欲しい。被災者の話を聞いて欲しい」
と言われました。
9日昼と夜炊き出し
昼は近江牛タップリの牛丼
夜は近江牛タップリのカレーライス
トータル2000食
10日は被災地を視察しました。
11日深夜帰宅しました。
震災から4ヶ月
場所は気仙沼小学校
私の認識は
仮設住宅や支援が比較的行き届いている場所
です。
近江牛とはいえ牛丼とカレー
そんなに喜んでもらえないのでは?
余るんじゃないだろうか?
私の心配は忙しさに飛んでいきました。
昼夜共1時間も掛からず終了しました。
足らないぐらいでした。
お渡しするとき「ありがとう」と感謝され
後片付けしているときに、「美味しかった」と礼を言いに来る方までいた。
??????
行き届いているのでは
??????
家族と近所の友達にと両手イッパイにカレーを持って帰る少年がいました。
カレーを落としそうなので、半分持って家まで一緒に行くことにした。
小学4・5年生ぐらい
私「重いやろ 半分持ったるわ」
少年「有難うございます」
私「昼の牛丼おいしかったぁ?」
少年「美味しかったです」
私「家近くかぁ?」
少年「そこの仮設です。どこに泊まってるんですか?」
私「大島の旅館で泊まるねん」
少年「僕、大島にいたんです。なんていう旅館ですか?」
私「なんて旅館やったっけ・・ 忘れた」
少年「**旅館? ##旅館? あっ、あそこは流れたから・・ 国民休暇村?」
私「思い出せへん・・・」
少年「・・・ 明日も炊き出ししてくれるんですか?」
私「・・・・・・・・・」「明日はせえへんねん。ごめんな」
少年「そうですか・・・」
そこへお母さんが迎えに来た。
カレーを渡して少年とは「バイバイ」と言って別れた。
少年と別れた場所から、炊き出しの場所までの5〜600m
涙が止らなかった。
大島に住んでいて、今仮設に住んでること
牛丼を美味しかったと言った時の笑顔
明日炊き出ししないと言ったときの残念そうな顔
「バイバイ」としか言えなかった自分
なんで4ヶ月たった今でも炊き出しを楽しみにするんだ!
これが現実なんか!!
頑張れなんてとても言えない
応援してるなんて無責任なことも言えない
悔しくて情けない
本当にショックでした。
でも、凹んでる場合じゃない!
これから自分に出来ることをしていこうと思う。
Posted at 2011/07/19 03:45:57 | |
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