本日、お世話になっている埼玉県のとあるショップに行って、ATFとテンショナーの交換をお願いしてきました。その際に我がアリストに付いているブローオフバルブの大気開放(エアクリを通じて)について車検の基準に照らして通るのかどうか聞いてきました。
結果、
①吸気側のバルブとはいえ、排気とオイルはブローオフする際に多少混じっている(ブローバイガス)。厳密に言えばブローバイガスを燃焼させるために回収する方法をとっていないと基準をクリアすることはできない(ERGなどがその装置)。かといって、ガスが微量でもエンジン外に出ていないかというとそれも実態としては無理で少しは大気に漏れているそう。
②そこから常時大気開放していなければ良いという解釈になる。エンジンやタービン保護のために必要だからという理由(但し、吸気側に戻せば大気開放せずに保護できるので詳細は不明)。
③陸運局によって、もっというと検査員によって判断が違うのだという。埼玉・練馬・品川の陸運局には持ち込み車検で何度も通した経験があるそう。名古屋ではウエストゲートバルブでも通ったとのこと。
④陸運局ごとに大きな方針があってその違いで判断が変わり、更に検査員ごとにも違いがあるそう。
ということで、論理的な結論としては大気開放は違法ということ。しかし、陸運局によっては車検に通ることもあるというのが実態のようです。但し、ブローオフバルブの圧を弱めにセットして、低回転でも音を鳴らせているような車は要注意と見られて引っかかる可能性が高くなるとのこと。まあ、そんな設定ではブローオフバルブ本来の仕事をさせていないことになり、エンジン性能を下げることにもなってしまいます。
日本の車検制度は、やっぱり役所そのものですね。消防関係も消防署ごとに見解の相違があって対応がまちまちです。こうした歪みは全国で統一すべきだと思います。
ディーラーや整備工場は指定工場となっていて、不法な整備が見つかると指定取り消しとなってしまうため、必要以上に神経質になっているよう。意外にも陸運局の方が大らかだとショップの人が言ってました。
私のブローオフバルブはとり回しが難しいので大気開放としており、再度、吸気側に戻す配管が可能か検討してもらうことにしました。定期的に転勤しているので通らない陸運局エリアに引越ししたら問題ですから。
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2010/04/02 14:02:42