今年もこの時期が来ました。
俺的イケてる世界の自動車TOP100!
9シーズン目となりました。
10シーズンまであと一息です。
お馴染みの過去版は以下からどうぞ
2014年版[第1回]
2015年版[第2回]
2016年版[第3回]
2017年版[第4回]
2018年版[第5回]
2019年版[第6回]
2020年版[第7回]
2021年版[第8回]
このランキングの傾向は至って単純!
基本的に新車やお求めやすい価格にあるクルマが有利。
とは言いつつ、それ無視した車もチラホラ……
近年は完全にお求めやすさの概念が
軽んじられちゃっているいい加減さですがッ
今年もランキングの改定を頑張ったかなと思います。
新型車とかを中心に結構加えて
昨年、結構入れ替えがあったので
それを下地に、新型車や過去の名車も一部フィーチャーしつつ
って感じです。
分量が増えすぎて、30000文字オーバー扱い食らったので
今回は前編と
後編になってます。
ではでは、9年目のイケてる自動車ランキングをお披露目いたします。
2022年の俺的イケてる世界の自動車TOP100
最初は
栄えある殿堂入りの発表です.
「俺的イケてるカッケーの殿堂」
初代殿堂:メルセデス W124/C124/S124
2代殿堂:シトロエンC6
3代殿堂:マツダ ロードスター ND5RC
4代殿堂:レクサスLC500
5代殿堂:アルピーヌA110
6代殿堂:ベントレー コンチネンタルGTコンバーチブル
7代殿堂:トヨタ GRヤリス
8代目殿堂:タルボマトラ ムレーナS
写真=英国Autocar公式HP
いい加減そうしとこうって
もうこの俺的イケてる世界の自動車ランキングも9年目ですし
ずっとTOP10圏内にウロつく、最新でもないし
世間的に知名度バツグンでもないし、変な前列3人乗り
ミッドシップ2ドアが不憫になってきました。
ので、ここで殿堂入りという事でケジメをつけましょう。
個人的にはやっぱり大好きな1台ですし
年を経ても、この特異なパッケージは
後にも先にもそうそうあり得るものじゃありません。
特に入手性が良かったりするでもなく
歴史に名を残したりとか、モータースポーツで
燦然と輝く経歴を得たとかでもないです。
(仏ラリークロスでちょっと使われたとかそんな程度だった気がします)
本来のこのランキング選定条件で言えば
ランクインしているのもウソみたいなクルマなんですけど
まぁいいよね。って思わせる謎の魅力があふれています。
具体的な謎の魅力としては
・当時らしいウェッジシェイプのボディ
・前列3人乗りミッドシップレイアウト
・僅か3年間の生産ながら1万台ちょい出したこと
・バゲーラで問題になった錆対策を行ったこと
(当時でも珍しい亜鉛メッキでシャシー全体と構成部品を覆ったのは先進的)
・当時の自動車雑誌でもポルシェ924やランチア モンテカルロと比較して
好ハンドリングとシャシーバランスが評価されていること
等々、全モデルのバゲーラからの改善点はシッカリこなしており
スタイリングも一気に洗練されている本車は
単に風変りなだけではなく、マトラがちゃんと
普段使いできる3人乗りスポーツカーとして、力を入れて
世に送り出したことが見えてきます。
ちなみに、9年前の私はこう書いてます
「前列3人乗り!これこそフランス車の極み!そう思うだろ!シンジ君!」
「カヲル君が何を言ってるか解らないよ!」
完全にネタ扱いです。当時はエヴァンゲリオンの新劇場版の
なんだったかな、なんかで結構話題になっていたので
それをもじった書き方してるんだと思うんですが
そこからずっとTOP10内をウロウロすることに。
ルノー内部でアルピーヌと競合してしまうために
エスパスの生産へと取って代わるため、表向きに売り出さなくなったため
ムレーナは短命に終わりましたが
ムレーナの生産当時はGr.Bラリーカーが花盛りだったこともあるので
ボタンが一つ掛け違っていたら、強烈なGr.Bモンスターとして
本車が037ラリーやクアトロS1、205T16なんかと
やり合ってた世界もあり得たんじゃないかと思っていて
そういう妄想を掻き立ててくれるという点でも
本車は非常に魅力的と言えます。
話のキッカケにも、話のオチにもどっちにも使える
仏製の珍妙スポーツカーの代表格は、今年をもって殿堂入りとします。
それでは本編ランキングをどうぞ
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写真=米国日産公式
1位:日産フェアレディZ RZ34
【コメント】:
むちゃくちゃカッコイイ
今年、顔をそろえたSuperGT御三家の一つ
昨年から引き続いての1位です。
SGTやS耐やらでも今年から投入されはじめた本車
単純にカッコイイんです。スタイリングはもうバツグンで
他車のスポーツカーラインナップにおいて
RZ34はピカイチと言って良いでしょう。
去年もこの順位ですが、ムレーナが殿堂入りした都合で
据え置きの1位でどうかご勘弁くださいな。
本車のエンジンはZ33、Z34と続いたNAユニットから変わり
V6ターボエンジンのVR30DDTTとなりまして、ついに405psを計上。
排気量は3.0Lにダウンサイジングですが
そこはターボ付きなので、VG30DETTの再来とも見て取れます。
RZ34は、スタイリング以外にもエンジンの点を紐解いても
直接的ではないにしろ、縁故を感じるスペックとなっており
特に意味は無くとも嬉しいトコロです。
スタイリングはS30Zを連想させ、一部にはZ32の風合いもあり
正直言ってめちゃめちゃカッコイイですこのクルマ
もうほんと大好き。
近年の日産車としては別格の、見た目良し、中身良し、雰囲気良しで
2020年代を代表する日産車になること間違いなしだと思います。
ミッションもMTとAT両方用意されており
GTカーとしても申し分ない、選択性があります。
また、先代と呼ぶとちょっと語弊がありますので
ビッグマイナー前のZ34は、あまりモータースポーツでは
大々的に見かけることがありませんでした。
タイミング的にR35 GT-Rが出ていたのもあるので
致し方なくはあります。
ただ今回からGT500はもちろん、GT4規定車両も用意され
今後、世界中のレースでZを見かけることができるはずです。
耐久レースは好きでよく見るので
Zの姿をそこかしこで見られるのを楽しみにしています。
そして何よりも、この後に続く2台の日本車とひっくるめて
20年代のスポーツカー3トリオのうち
古典的なFRターボの2ドアクーペという意味でも
とても存在感があり、イケてる1台だと思います。
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写真=米国トヨタガズーレーシング公式
2位:トヨタ GRカローラ ☆NEW
【コメント】:
お前の席ねェから!
驚きました。何がって?
モリゾウエディションだよ!!!!!!!
後部座席なしってなに!!!!!
5ドアハッチバックなのに!!!!!!
GRヤリスでもそんなことやってこなかったじゃん!!!!!!
(でもよく考えたらライトパッケージというレギュレーション狙いのやつ居たわ)
なので、乗員数削減はGRヤリスでもやってましたね。
つーか、GRヤリスが殿堂入りした後にGRMNとか出るもんだから
取り上げる機会無くなっちゃったんですよね。
A110Rもそうです。最高イイネ!ってランキングの外に保存した後で
過激な別グレード来ちゃったよ・・・・という中で
カローラスポーツも例に漏れずやってくれました。
元々3ドアというところで、GRヤリスは普段使いが劣り
それを理由に欲しいけど、家族の目があるし・・・という
方にも極めつけで用意されてしまった本車
Zやシビックと比較すれば、やや年上感のあるカローラスポーツ
2018年に素体となるカロスポは出ているので
RZ34とZ34の関係性に比べれば全然若いか。
そもそもこうした特殊なカローラとしては、S耐に出ている
水素カローラがあり、それらの拡幅されたボディや
ややワイドでマッチョな見た目が
一部ではいいよねいいよねと囁かれていました。
で、やっぱり雑誌でもずっとGRカローラは出る出ると言われており
満を持して今回のGRカローラの登場で現実のものになりました。
本車は、アメリカに導入されなかったGRヤリスの代わりに
北米市場におけるGRスポーツカーの4WDターボ担当となる存在。
GRヤリスも存在する日本では、GR四兄弟を構成します。
デザインは元々のキーンルックに+でGRの象徴である
ファンクショナルマトリックスグリルが合わさり
すごくやる気な雰囲気。
カローラのバチバチ気合入ってるヤツといえば
97年~99年にWRCワークス活動の主役カローラWRCですから
20年ぶりに、そういう系統でカローラが戻ってきたって感じですね。
とはいえ、GRカローラ自体はWRCには直接関りはなく
下位カテゴリーのベース車でもありません。
競技の世界では、S耐の水素車かBTCC等が主な戦場ですから
本車がベースとしてその四駆システムを生かしてどうこうとか
ホモロゲーション的にどうこうとかは、あんまり無さそう。
しかしまぁ、トヨタは元気です。
昨今BEVが急激に需要が伸び、流行りというか
トレンドを形成している中で、BZシリーズとか
レクサスでBEVはちょいちょい出しといて
その横でガソリンバンバン燃やしていくマシンを
市場に上市しちゃうんですから
モリゾウさんの熱意たるや、会社巻き込んですっかりお家芸状態。
いいぞもっとやれ(
Zやシビックと変わらないサイズで、テンロクターボ4WDという
またこれも独特なキャラクターで、この最新日本製スポーツカー
トリオの一角を担っていると思います。
GRヤリスだけに手を緩めず、ボディバリエーションを増やして
あまつさえ搭乗人数までバリエーションを持たせたトヨタに
あっぱれと言うわけです。
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写真=米国ホンダ公式
3位:ホンダ シビック Type-R(FL5) ☆NEW
【コメント】:
Rの血筋
シビックがフルチェンジして、早1年強
爽快シビックを掲げて、デビューしたのは記憶に新しく
ジ・インタラプターズがカヴァーした
ビリー・アイリッシュの「バッド・ガイ」をバックに
伸びやかに走るCMは未だ覚えてる人も多いはず。
で、その新型シビックにもType-Rが追加されました。
結局NSXはRが出ず、北米で復活したインテグラも
アキュラブランドですし当然日本にも導入が見込めません
Type-Rというホンダのすげぇアレ。みたいなのは
今やこのシビックのみが欠かさず継いで行っているのみで
本車が出たことでその伝統は守られております。
先代のFK8と比べて、すごくスマートになったエクステリアは
先代がランエボ3~6.5の様な所謂"ガンダムみたい"と揶揄された
派手派手しいものでした。
が、FL5からは一転して、スルッとスマートでランエボのライバルだった
インプレッサ22Bの様。
エンジンも非常に強烈、3代続けてのK20Cではありますが
最高出力は330ps、最大トルクは42.8kgf・mもはや
一時のインプとランエボとタメ張る状態で
これをFFで走らせるというのですから大したもの
すっかり4WD化されてもおかしくないスペックですが
FF最速を標榜し、FFに拘ったのは粋だなと思います。
良くある4WDのメリットで論じらるトラクションの
観点から考えたら、そうした方がここまで
パワーの上がった本車としては、合理的な感はありますが
長年のハイパワーFFについてのノウハウと
シビックType-Rのブランド等を加味して、伝統継続を
選んだのだとしたら、素晴らしい判断であると感じます。
FFなのに、FRや4WDをブチ抜いてくのがシビックType-Rの
野心的なスパルタンさを示す部分ではありますし
最新の本車もそれを受け継いだことをとても嬉しく思います。
刷新された国産FR代表格のZ
新たに追加された4WDターボのGRカローラ
伝統の最速FFスポーツのシビックType-R
これらが新車で買えるこれからの数年は、10年後20年後
ずっと記憶に残る車好きも多いんじゃないかと思います。
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写真=フェラーリ公式
4位:フェラーリ296GTB/GTS
【コメント】:
なお素敵
え~も~素敵~~~!!!!!
屋根が開いても、閉じても端正なスタイリングで
開け閉めする内容は、開閉式のハードトップ
45km/hまでなら走行中に14秒で開閉完了とのことだそうで。
GTBに対しては凡そ70kgの重量増ですが
屋根が開くことはプレミアム、そんなこと気にしませんとも。
ただ、なんとGTSでもサーキット走行はイケるそうで
アセット・フィオラノ・パッケージが設定されております。
これでサーキット走っちゃうひとは走っちゃうんだろうけど
イチ個人としては、これでゆったり長野・岐阜くんだりを
2週間ぐらいゆったりブラブラしたい。すごくしたい。
お値段は4313万円からで、GRヤリスRC諸々オプション付き乗りだ価格の
凡そ
10.5台分。ま、フェラーリだしね!
ボディのディテールやメカニズムについては
去年綴ってるので、割愛しますが
GTBもカッコよいし、GTSもカッコよい。
流石としか言いようがなく
F1でもこのぐらい仕事してくれれば・・・
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写真=米国レクサス公式
5位:レクサス IS500 ☆RANK UP
【コメント】:
マジかよマジで?
日本導入だって!?
もっっっうお馬鹿~!!!ほんとお馬鹿~!!!
好きぃ~!!!!!!(今年も語彙崩壊
去年のランキングで本車について書き綴った際
並行輸入されるっしょ~みたいな書き方したんですけど
レクサス本人が日本に導入しちゃったよ~~~~!!!
お馬鹿~~~!!!!ほんとお馬鹿~~~~!!!!!
最高~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
IS 500 Fスポーツ・パフォーマンス・ファースト・エディション
という形で銘打って、まずは抽選で500台販売。
そして既に、その枠に対して10倍の申し込みがあったようで
いやはや、やはり大排気量V8はすべてを解決するみたいです。
2UR-GSEといえば、既にデビューが2006年
いささか、今どきとしては大分お古な感じが否めませんが
逆を返せば、周りがダウンサイジングターボに進行する今
大排気量NAの芳醇なトルクを、未だ新車で入手可能な点は
素晴らしいじゃありませんか。
RC F、LC500と選ぶことができますが、そこにIS500も加わる訳で
無理して左ハンドルを輸入せずとも、お近くのレクサスで
ちゃーんと保証付きで乗れる。
おやおや、おやおやおやおや・・・・
素晴らしい・・・実に素晴らしい・・・
( | )「排気量、排気量ですよ、ナナチ」
今後、この手の大排気量NAでV8を積んだスポーツセダン
というものは絶版になっていくほかないので
2022年の今、こんなのを未だにカタログへどーんと
掲載できてしまうレクサス及びトヨタは、どれだけ
CAFE(企業別平均燃費基準)に余裕あるんですかね。
GRスープラやGRヤリス、GRカローラでバリバリブリブリしてて
GR86みたいなNAの2.4Lの他、自然吸気大排気量V8まで揃えるって
ハイブリッド貯金すごいな!!!!!!!!!
度し難いぞ!!!トヨタ!!!!(好き)
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写真=DSオートモビル公式
6位:DSオートモビル DS9 ☆NEW
【コメント】:
パリはいつだってパリ
実は今までDSオートモビルって、シトロエンの
一部車種から派生したサブブランドで
その立ち位置とフロントグリルにダブルシェブロンが座っておらず
いまいち、個人的にはどう捉えたら良いか掴めず
長年触れずにいました。
フォーミュラーEではテチータと組んで電動レースをやっていたりして
名前は聞きこそすれど、2015年に分家した新興ブランドなんで
特段コレ!っていう確固たるイメージを得ていなかったんです。
ですが、ふとしたキッカケでDS9をよくよく見てみたら
あーこれイイっすね(チョロい
という具合でして、今まで結局のところシトロエンの
派生モデルでしょ?程度だったのが
DS7クロスバックあたりから、専売モデルに切り替わり
デザインが特にDSオートモビルらしさを出すようになって
ぐぐっと良くなった様に感じます。
このランキングで殿堂入りしたシトロエンC6の様な
得も言われぬ艶やで奇妙という系統ではなく
割とパキパキっとしたガラス細工の様な感じ。
オノマトペで言えば、ヌルヌルスベスベっぽいC6に対して
サラサラキラキラって感じ。自分で言っててよくわかんねぇや
つまりシックにモダンで爽やかでっしゃろ!?と
言いたいわけです。言えたわ。
特にお尻が良くて、お尻が良ければ
勝手に前も良く見えてくるもんで、段々じーっと眺めてると
好きだなこれ・・・という感情がムクムクしてきます。
各所にあしらわれたクローム装飾は「セイバー」と
呼称され、車体各部へあしられ、中でもボンネットの縦方向に据えられた加飾は
パリの石畳をモチーフにした、クル・ド・パリ模様が奢られており
一層の格式の高さを窺わせる仕上がりになっています。
本車はガソリン車とPHEVの二本立て
PHEVに関してはEVのみの走行が61㎞ほど可能だそうで
PHEVとなるDS9 Eテンスであれば、システム合計は250psを計上します。
Eセグメント車種としては十分でしょう。
DS9を改めてちゃんと見たことで
ようやく、私の中にDSオートモビルというブランドが
納得の立ち位置に降り立ったような気がします。
いままで特に気に留めていなかったのですが
これからの展開に要注目です。
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写真=Goo-netより
15位:マツダCX-60 ☆NEW
【コメント】:
正統派異端系
先述のやりやがった!第1弾をIS500国内導入とすれば
本車はやりやがった!第2弾です。
何がって、あなたね、御覧なさいよ。
直列6気筒3.3Lディーゼルターボ!?!?!?
しかもディーゼル単体とマイルドハイブリッド仕様も選べる!?!?
更に更に12月頃にはPHEVも追加予定!?!?!?
2WDはFRだって!?!?!?!
?????????????????
直6でFR??????????????
SUVなのにFR????????????
は????????????????
好き()
大分取り乱しました。
ちょっとマツダさんいきなり攻めすぎじゃないですかね。
そんないきなりチャーリーズエンジェルズの3人が
窓蹴破って突入してくるシーンを映画冒頭に持ってきて
まだタイトルロゴすら出てませんっていうぐらい驚き。
今どきにあって、その揃えられたスペックの字面は
もう見ることが叶わないとさえ思うような組み合わせ
直6、FR、ターボ、平成初期じゃねーんよ。
なんかこうBMWとかがやりそうな組み合わせを
マツダがPON☆と出してきまして、すげぇサプライズ。
でもこれマツダのラージ商品群の第1弾で
マツダは今後、既存のコンパクトカーやFF車種を
スモール商品群、そして電化を担うEV商品群に大きく
分けるとのことで、なんとCX-60がまだ序章だということ。
ヒェッ
つまるところ、FRの車種を採算ベースに乗せる流れが
出来つつあるということは、2015年にコンセプトとして
発表されたRX-Visionもようやく日の目を見るのか?と
少なからず期待が膨らみます。
16Xと一時期名前が広まった新ロータリーエンジンも
どうなるのか、今は未だ全く見当がつきません。
ですが、この商品群の仕分けと、新規投入車種の売れ行きが
マツダの思っている以上に好調であれば
我々の前に再びRX-7が帰ってくる日も無くは無いかもしれません。
CX-60はこれからのマツダを、バラ色へと導いてくれるのでしょうか
いっぱい売れろ~~~!!!!!!!
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写真=トヨタガズーレーシング公式
16位:トヨタ GRスープラ ☆RUNK UP
【コメント】:
3ペダルの殴り込み
本日のやりやがった!第3弾はこちらです(
3ペダル本当に用意してきたよぉ
もう本当にモリゾウ体制に怖いモノ無しですね。
デビュー当時から、3ペダルMTの追加導入は
にわかに噂されつつも、当時の開発主査の方が
コストの兼ね合いと、大排気量MTを万人が楽しめるようにするのは
商品力的に熟慮の余地があるため見送った。
メディアからの質問に答えていました。
しかしながら、3ペダル待望論は根強く
特に80スープラがチューニングベースとして
世界中で愛されていたのもあり
現行型にそうした声が寄せられるのも
無理も無いか。という感じで私は思っていましたが
本当にブッ込んでくるあたりが今のトヨタだな・・・・
実は、開発主査の方は既に退職されており
現在、スープラの商品改良や開発に関して
どなたが担当されているのか、良く知らないのですが
ついぞこのMTはトヨタGRとトヨタモーターヨーロッパがZFと
共同開発したそうで、このミッションは兄弟車種たるZ4にも
と報じられてた気がしましたが、この10月頭に
商品改良でマイチェンしたZ4の概要に、このMTにまつわる
話は見られなかったことから見送られたのだと思います。
ここからは私の妄想なんですが、このA90/A91は
法的規制という時間制限の中で、FR+直6というパッケージングの元
スープラの名を復活させるのに、BMWとの協業となりました。
が、モリゾウさんのことなので、きっとエンジンも自前が欲しいよね
って多分言ってると思うんです。
なので、このGRスープラへのMT追加も
次期型を内製でやるための下地作りなんじゃないかなと
疑っているところです。
もしくは商品改良でこのA91がA92となった時に
エンジンが替わるか。ってことはないか。流石にそれは無いですね。
生産はオーストリアのマグナシュタイアなので
そのラインに乗せている本車が、トヨタ自前の6気筒とするなら
生産効率の観点から望ましくないので、モリゾウさんがブっ込むとしたら
次のスープラだと思うんですよね。
次があるのかは誰も知らないんですけど。
でもGRヤリスはセル生産方式で、オール自前でやっちゃいましたし
確実に外堀を埋めてっている気がするので
こちらも気長に待ちましょう。
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写真=ポルシェ公式
19位:ポルシェ911GT3 RS (992) ☆RANK UP
【コメント】:
相変わらず容赦ない
前年度順位は、ベースのベースモデルだった
992型の911(39位)を指していましたが、今回のGT3RS登場で
一気に19位へジャンプアップしました。
何がまず凄いって、その派手なエアロが目に留まります。
まんま911GT3 RSRがナンバーつけて出てきたんじゃないの
っていうスパルタンさが凄い迫力。
リアウィングはDRS機構を備えており、直線では寝かせて
ブレーキングでは立ててという
もうこのままマン島の4輪タイムアタックでもするんですか
と言わんばかりの勢い。
285km/hだせば最大860kgのダウンフォースを得られる
エアロパッケージだそうで
これは同型のカップカーよりも多いのだそう。
これ市販車だよね・・・・?
心臓部は自然吸気の4.0L水平対向6気筒でお馴染み
そこから絞り出されるパワーは最高で525ps
昨今4桁代の最高出力も珍しくないので
525psと聞くと、そんなんでもないか?なーんて
思ってしまう方もいるでしょうけど
この525psをキッチリ使ってくるとなると
話は別ですよ。812スーパーファストみたいな
800psを標榜してても、エアロの都合から
本車のダウンフォース量の4分の1程度だと
コーナー抜け出しの踏み込んでいくタイミングが異なるでしょうし
何せ、ダウンフォースが無けりゃコーナーリング速度も
全然違ってくるでしょう。
なので、アヴスみたいな(古い)超直線的コースならいざ知らず
普通に富士とか鈴鹿とか走ったら、911GT3RSがブッチ切りだと
思われます。
なんせニュル1周が6分49秒328っつーことなんで
R35のニスモが7分8秒679ってのを鑑みると
19秒も911の方が速い。大きく溝を開けられちゃいましたねぇ・・・
といっても、このGT3RSの上にはGT2RSが居て
そっちは更に6秒速いんですけど、ターボのありとなし
どちらを買っても、ここ1年は世界最速スポーツカーを
乗っているようなものなので、6秒は些細な違いでしかないでしょう。
目玉焼きにソースか醤油、どっちかをかけたかぐらいのね。
(※ニュルのタイム計測はタイムコントロール位置が2020年以降と以前で
ちょっとばかり変わっており、本稿に記載されるタイムは
その辺を考慮せず、タイムのみで感想を述べています。)
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写真=Top Gear
20位:プジョー308 ☆NEW
【コメント】:
キリっとしまして
先代の308は正直まったく全然いかほどにもなく好みじゃありませんでした。
フロントフェイスが全然自分の趣向に合致してなくて
先々代のおフランス~って感じから、なんか急に
ドイツ車っぽくしてみたんですけどどうですか!?
みたいな感があって。え、こんなのプジョーらしくないよ。
ってすごく感じていました。フェイスリフトが入ったあとも
先代308は全然趣向に合わず、208が結構良さ気だったのに
なぜ308はこんなことに?って思いながら、その存在が段々と
頭の中から抜け落ち、更に自分が206RCを降りたこともあって
プジョーに関心が寄らなくなりつつありました。
で、プジョーとすっかり疎遠になったタイミングで
エンブレムが替わったり、世界耐久選手権に戻ってきたり
まぁなんやかんやで、今年からまたプジョーに
むむむっと関心度が回復し始めたところで
本車がポンッと出てきました。
エクステリアはとてもイイと思います。
先代308より断然こっちの方が好き。フロントの精悍な顔つきと
スタイリッシュでありつつもフランス車らしい風合いが漂い
私としても大変ナイスでーす!なフルモデルチェンジをしてきました。
内装はi-コックピットで208あたりから未来感ある
直線基調を上手く使いつつ、落ち着きの良さが美点ですが
本車も漏れなくその系統で、Cセグメントの中では
かなり質感の良い部類を占めていると思います。
後、ボディカラーのヴァーティゴ・ブルーとオリビン・グリーンが
むっちゃ良いです!ボディの堂々としたサイズ感に上手くフィットしています。
逆にパール・ホワイトはちょっと微妙かも。
日本国内では3種類のエンジンが展開しており
1.6Lの4気筒ターボ+モーター
1.5Lの4気筒ディーゼル
1.2Lの3気筒ターボ
が選べます。全幅は1850mmにも達するので
ゆったりさと余裕という意味でも、GTハイブリッドかディーゼルを
選びたいところですね。
どうやらPSE(プジョー・スポール・エンジニアード)も
近々出るらしいので、出てきたらGRカローラ、ゴルフR、308PSEの
Cセグ5ドアハッチの比較が各メディアから出されて欲しいですね~
PSEがどんなんかで来年のランキングで更に
上位進出もあり得るかもしれません。
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写真=トヨタ公式
21位:トヨタ クラウン(全タイプ含む) ☆NEW
【コメント】:
開けてびっくり見てびっくり
いやはや、なんかすごい事になりましたねクラウン。
今までのトヨタセダン系のヒエラルキー頂点を務める
お偉方のマイカーという立ち位置は、一部セダンタイプが引き継ぐものの
クラウン クロスオーバーは、昨今流行っている
CUVタイプのちょっと腰高な感じ。
発表当初からこんなのクラウンじゃない!とか
こんなの認めない!!!みたいな老害(失礼)
旧来のセダン愛好家(めんどくせぇのがSNSで良く目立つ)から非難轟々ですが
私はこれ、売れると思います。
あのトヨタがマーケティングにおいてしっかり
市場を見極めたうえで、こうした商品展開をしたということは
しっかり数字に繋がる見込みがあってことだと思います。
なにより「いつかはクラウン」で聴いて育ってきた層は
今後、もっと年老いていくばかりです。
そんな層のために、旧来のクラウンでいたのでは
後先やせ細るばかりなのは目に見えています。
もとより、アメリカでもクラウンを再上陸させるにあたって
北米で展開していたアバロンを、これに吸収統合させた
そういう背景もあって、よりマルチロールなモデルとして
展開するに至ったとすれば、実に自然なことだと思います。
よく、既存のモデルが大きく刷新されると
ぶーたらと文句を垂れる層が必ずいますが
大抵そういう連中は、文句だけで買わないので
今回のクラウン大刷新も、ハリアーの売れ行きが好調なのを見れば
この手のクロスオーバータイプ投入も
実に意味のあるものだと思います。
現在、納車が始まっているクロスオーバーは全グレードE-Fourの
四駆グレードなので
今まではクラウンが姿を現すレジャーの場といえば
ゴルフ場がメッカでしたが、今後はスキー場などでも
王冠をお目にかかる日が来るかもしれませんね。
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写真=ロータス公式
26位:ロータス エミーラ ☆NEW
【コメント】:
最後の嘶き
ロータスが自称最後の純ガソリンエンジンスポーツとして
送り出したエミーラ。
その名前の意味はアラビア語で"姫"を現すのだそう。
ロータスのGTモデルといえば、旧来からエスプリがあり
エスプリの後は、直接的な後継ではないものの
エリーゼよりもややサイズが大きく、GT的な
側面を担っていたヨーロッパ(Type121)がありました。
ロータスはリバイバルしたヨーロッパを
ビジネスクラスGTと名乗っていたので、出自的には
エリーゼに近しいですが、立ち位置はエスプリの方が
やや近いかなとも思います。
そんで、そのヨーロッパが退こうかというタイミングで
エヴォーラが出てきました。
エヴォーラは正真正銘、エスプリの後継として扱われ
なんだかんだ2009年から2021年まで生産された
長寿モデルです。
そして、今年、エミーラがバトンを引き継ぎました。
エミーラは、エヴォーラ同様にトヨタ製V6を搭載するモデル
併せて、AMG製の直列4気筒もラインナップしています。
価格も馬力も、V6モデルの方が高いのですが
直4モデルの方も、動力性能的にそん色はないと
ロータスは案内しており、完全に購入者の好みに依存するとのこと。
ただ、V6モデルは3ペダルMTの設定がありますが
直4モデルの方は8速ATのみだそう。更に、競技用として早くも
設定されたGT4規定バージョンもV6を積んでいることから
ロータスとしては使い慣れたV6の方を、今まで通りの
古風なスポーツモデルと位置付けて、直4については
旧来のV6から刷新したパッケージも用意したというところでしょうか。
V6モデルならエヴォーラGT4のノウハウや、保守部品なんかも
一部引き継げるでしょうから、既にエヴォーラGT4で
競技に参加しているユーザーとしても、利が有るのでしょうね。
しかしロータスも2GR-FEを使いこんで結構長いですね。
エキシージやエヴォーラで積んで、尚、エミーラでもまだ使うのですから
これだけ長く使っていれば、良いも悪いも良く理解してるでしょうし
最早ロータスといえば。みたいな味の部分に2GR-FEアリ。みたいな
そんな所もあろうと思われるので、ロータス最後の
純ガソリン車のラインナップに、2GR-FEが残ったことは
やっぱり嬉しいですね。
エミーラ自身は、エヴォーラと比べると
大分質感が上がったように思います。
エヴォーラがいまいちこう、ポテポテとした感じで
なんかこう説得力に欠ける印象だったのに対し
エミーラはシャープで、機敏そうな印象を持たせてくれます。
ってエヴォーラよりも重量は増えていますが。
でもカッコイイのでOKです!!!
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写真=ステランティス公式
30位:アルファロメオ ジュリアGTAm ☆RUNK UP
【コメント】:
軽量化ってのはこういうことよ
GRカローラのモリゾウエディションで、5ドアなのに
リアの座席ねぇんかい!すげぇ!最高!って言いましたが
実は他でも、すでに先駆者が直近でポロポロおりまして
このジュリアGTAmもその一人。
他にもメガーヌR.S.トロフィーRや、下位にランクインした
M4CSLなんかもそうですが、結構リアシートを投げ捨てるのが
流行ってきます!来てますよ!来てます!もっとみんな
リアシート捨てていきましょう!(圧
おふざけはこの辺にしといて、実はジュリアGTAm
このランキングにはクアドリフォリオとして長年50位代に居ましたが
GTAmのリアシートかなぐり捨てる姿勢が良くて
また30位代にランクアップです。
ジュリアGTA(GTAm含む)自体は、世界限定500台
そのうち、84台が日本に割り当てられたそうで
16.8%も枠を日本に用意したと聞くと
めちゃくちゃ多く感じる。日本人どんだけアルファ好きなんだよ。
むしろ、売れると踏んで、それだけ割り振ったアルファロメオも
日本市場ではウケがいいと踏んでるのか、よくわかっている。
SNSでアルファロメオの信じられない故障"自慢"が
結構バズったりする昨今。日本人は昔から
外車の故障に見栄を張りたい傍ら、ため息が多いのも
言わずと知れた話なんだけれど、ことアルファロメオに関しては
バグっているというか、話題になる不具合連発のわりに
全く糾弾されていない。
多分VWやメルセデスがおんなじことしたら
相当ヤンヤヤンヤ言われると思うけれど
アルファロメオは「ま、アルファロメオだしな」という
謎の役得と、鍛えられた愛好家たちによって
慎ましくも図太く日本市場に根を下ろしていると言える。
GTAm本体の話に戻ろう、GTAmは、GTAよりも更に軽量化を断行
リアシートが無いのは先述の通りで
リア周りのウィンドウ類はすべてポリカ製
フロントガラスも肉厚が減らされ、エアロパーツはカーボン製を
ふんだんに奢られている。2000万円オーバーの
プライスタグも当たり前だなといった内容。
エンジンはV6ツインターボで、540馬力を発揮
これを4WDで走らせるのだから遅い訳は無く・・・・
と思いきやFRなのである。ちょっと待てと、クアドリフォリオがあって
4WDのコンポーネントがあるのにFRってあんた。
540psもあるなら、4WDの方が安定するだろ!と
思いたくなるのだが、そこにGTAの名を込めたアルファロメオの
矜持というか名前に対する自負があるのだと思う。
グラントゥーリズモ・アレッジェリータ
GTAのAは軽量化を示すので、FRとしたのも軽さへの
譲れぬプライドがあったことと思います。
1580kgと聞くと、なんだそんなに軽くないじゃん。
って思いたくなりますが
C205のC63Sは1790kg
G82のM4CSLは1625kg
似たようなリアシート取っ払ったM4でさえ1600kg代で
留まっているので、4ドアながら1580kgを実現した
アルファロメオの気合は相当なものと受け取れます。
ただアルファロメオなんで、ソレも外しちゃったのォ!?
みたいなことがあったら、それはそれで
凄く話のネタになるので、アルフィスタ達におかれましては
そのような事が確認された場合、広くお知らせ願います。
当方もそういう話大好きなので、是非お聞かせ願いたく。
よって入手性はすごく低い本車ですが
アルファロメオの気合に乾杯ってことで30位に帰ってきました!
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写真=カゼラーニ公式、シトロエン公式
33位:シトロエン ベルランゴ2CVフルゴネット ☆RUNK UP
【コメント】:
ブッッッサ可愛い
シトロエンから発表されたこの何とも言えないベルランゴ。
ええ、とても、すごく
ブッサ可愛い
これ、よくある社外製の外装パーツだろ?って思うじゃないですか。
違うんです。シトロエンの正式ライセンスを得た
イタリアのコーチビルダー、カゼラーニによるもので
いわば日産でいうとこのオーテック仕様とかそういう感じのもの。
もちろん本車の意図するところは、51年~87年まで製造され
フランスの商用車界隈を支え続けた
2CVフルゴネットであることは語るに及ばず。
本家本元2CVよりはふくよかで大柄ですが
ちゃんと元ネタが良くわかるので
一時期、ゴシップ誌を賑わせた
太ましいマライア・キャリーみたいなものですね。
太っててもマライアとわかるでしょう?
そういうことです(ドユコト
日本でこれが買えるかどうかは不明で
シトロエンジャポンも特にこのことについては正式に
アナウンスをしていませんが
きっとフレンチブルーミーティングあたりに
ひょっこり現れるかもしれないので
現物を見たい方は、秋の色濃くなりつつある
車山高原で出待ちしてみては如何でしょうか。
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写真=米国スバル公式
37位:スバル WRX(VBH) ☆NEW
【コメント】:
それはちょっと
出ましたね、新世代のWRX
ただまぁ、中身の進化はねそりゃーもうバシッとね
その辺はスバルですから、パフォーマンスに
抜かりはないぜ!ってことでイイと思います。
エンジンはついにEJ20からFA24Fへ
しかし、日本国内向けには6速MTが無く
ATのみの設定で、しばらくはSTIの設定も無いそうです。
けど、どう見てもフェンダーのブラックアウトされた部分が
クロスオーバースタイルの車に見えちゃって
VBAまでの4ドアスポーツカー!って具合は
ちょっと迷子になってる感。
スバルはWRXをもうあまりモータースポーツで
積極的に活用する気は無いのか
まだまだこれから温めている計画を
順を追って出していくのか、私は知りませんが
現在アメリカで現地法人がワークス体制敷いて
ARA(米国ラリー選手権)を走ってますけど、そっちでは新WRXをベースに
ニューマシンを仕立てるのでしょうか。
向こうだと6速MTの設定もあるみたいですし
北米市場がメインだろうということは、なんとなく察するところです。
まぁ世界的にもラリーカーの規定がグループRallyとなって
ハイブリッドを持つRally1を頂点に、Rally5までの中で
2.4Lのセダンボディを持つWRXが有利に戦えるクラスは無く
スバルが本格的にWRCのひのき舞台に戻るならば
Rally1規定を利用して、クロストレックをベースに
フォード プーマRally1のように
スケーリングを駆使して、競争力あるボディを
仕立て上げることからになりそう。
なので、そこにラリーの名前を継いだWRXの姿はありません。
ちょっと寂しいですが、仕方のない事。
スバルが本気で復活は、旧来ファンの希望ですが
スバル本体としてはそこまで余裕が無いので
北米市場にアジャストしたVBHは必然なのだなと思います。
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写真=AutoCar JAPAN
40位:日産サクラ ☆NEW
【コメント】:
もうガソリン車に乗らなくてもええようにウチがしますから!(パンッ
鈴原じゃありません、日産です(
案外、こういうのはトヨタかスズキが出すと思われがちですが
日産がやりましたね。ようやっとやっちゃえ日産したかなって思います。
本車は、とにかく航続距離争いは無視して
日常の自宅から半径20㎞圏内の利用が主だろうという割り切りが
とっても良いと思います。
ホンダeもその辺は割り切っていたエポックメイキングな一台ですが
あちらはちょっと大きいというか、狭い日本の住宅地では
存外取り回しに頭が悩まされるサイズ
しかし、サクラは軽規格なので、クッソ狭い住宅地も
込み合う都会もサイズ感はバッチリ、これぞ求められる日本のBEVだと思います。
それにこうした軽規格のBEVを受け入れらる市場を日産が開拓したことで
今後、スズキやダイハツも黙ってはいないでしょう。
明確にサクラがまとまった数でハケることを示してくれたので
日本の軽自動車マーケットにおいてとても大きな転換となっていると
私は思います。
これを機に、軽自動車は一気にBEVも念頭に置いた開発が進み
ICEとEVとの並列か、それぞれ専売モデルを用意するなどの
多種多様な展開が為されると思います。
テスラ モデル3とかBZシリーズとか、EQEみたいな大きいEVは
車庫事情的にも、値段的にも、全く選択肢ではない。
けれど、大手メーカー製の小さいサイズがあれば、検討する。
という層がかなり居たというのをサクラは掘り起こしてくれたと思います。
つまりこれが拡大していけば、日本メーカーの中で
一気にコンパクトカーや軽自動車のセグメントで
BEVの切磋琢磨となり、日本に根差したモデルが
続いてくれるのではと期待が高まります。
サクラを起爆剤に、国内で日本メーカー達お得意の
小型車のBEVというのが普及し、我々消費者の選択肢が広がれば
非常に歓迎したい未来です。
日産サクラは一般層へ初めて触れるBEVとしては
うってつけなのではないかと思います。
特に近所スーパーにちょっと買い物、みたいなシーンにおいては
ベストチョイスになりえると思います。
補助金などのタイミングもありますが、今BEVを選ぶならサクラだと思います。
ただし、一つ懸念事項が
どうやら中国の「上汽通用五菱汽車」が格安小型BEVの
「宏光MINI EV」を引っ提げて日本上陸を画策している様子。
なんと価格は65万円からという壊滅的な安さ。
239万円からのサクラとは約3.6倍の価格差で
補助金をフル活用して138万円と計算したって約2.1倍の価格差
まぁ聞きなれない五菱汽車なんてブランド知らんわって
一個人としてはそんなに買わないかもしれませんが
社用とかリース用で数が増えて、触れる機会が増えると・・・・
安くてこれでいいじゃん。ってなったら日産含め、
スズキもダイハツ、ホンダも大ピンチ。
結構ヤバいです。この状況、軽自動車で食ってる国内メーカーは
急いでサクラに続いてエントリーモデルのEVを揃えて
中国製EVの襲来に備えて欲しいところです。
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写真=フォード公式
45位:フォード マスタングGT ☆NEW
【コメント】:
そろそろ60周年ですって
ポニーカーと愛され、多くの銀幕スターや時の若者
世界中のレースに、歌謡曲やポップスの歌詞の中
世界各所を多くの人々と走り続けてるマスタング。
ネイザンロードを尖沙咀へ~♪
スポーツカーで飛ばすのさ~♪
(香港グランプリ/クレイジーケンバンド)
おっと失礼
マスタングの最新モデルがお目見えしました。
ついに7代目を数えて、その歴史は60年にも及びます。
日本では2016年にフォード・ジャパンが撤退してしまい
正規輸入は無くなってしまいましたが、6代目は
並行輸入という形で一部インポーターが仕入れています。
この7代目もそのようなルートに日本に入ってくるでしょう。
エクステリアは6代目に続いて引き続き精悍な印象です。
5代目で一気にリバイバル路線に入り
それが7代目でも上手く継承されています。
エンジンは2.3Lの直4ターボと、5.0LのV8自然吸気の2種類
これは6代目から引き続きといった感じ。
トランスミッションはもちろん6速MTも生存しており
MT好きも納得のパッケージングです。
本車は早くもGT3規定やGT4規定
NASCARにオーストラリアのV8スーパーカー規定車両など
既に幅広く横展開している点もポイント高し。
どこかのレースイベントではGRスープラやRZ34と一緒に
マスタングが競う姿が見られると思うとワクワクします。
そもそも、電動化の急速な進展が市場を賑わせる昨今。
19年にデビューしたマスタング マッハEに吸収統合とすることなく
純ガソリンエンジン車として7代目マスタングが
この世に降り立ったことを非常に嬉しく思うわけです。
フォードもマスタング本来のブランドというものを大事にしつつ
新しくマスタング マッハEなど展開している手腕は
器用だなと思う次第です。
このランキングの92位にもシェルビーGT500が居ます通り
私にとって、マスタングはすごくカッコイイクルマと感じる
モデルの一つです。
大先輩"エレノア"のようにこの7代目が銀幕を駆け抜けるのも
もうすぐだと思いますので、期待を胸に
7代目の誕生を祝福したいと思います。
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後編の
【2/2】へ続きます。