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Dell@一二四朗のブログ一覧

2015年06月28日 イイね!

映画レビュー

みなさんこんにちは
来月から現場に乗り込む関係で,土日の週休2日がラストになりそうな見込みの私です.

そんな土日は,近所にTSUTAYAがあるので
見たかった映画を見てみることにしました.
本当はアメリカンスナイパーを借りようと思ったんですが
なんと7月8日からレンタルっつーことで無理でした.ザンネン………

バイクは6月中に散々乗って近場は全部行ってしまったので
映画というわけですね~洗濯物とか部屋掃除とか
そういうものを片づけて,お菓子と飲み物片手にいざ視聴!

当然,艦これの遠征は忘れてませんよ
最近,夕雲がヤバい


あぁぁぁ!何かに目覚めてしまいそうな!!あぁぁ!!夕雲ぉ!!

なんですか,この艦娘は,いろいろヤバい.

やめろぉ!俺にはケッコンカッコカリを前提にレベリングに励む飛鷹という存在が!いるのに!

やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!

不倫は文化です論にすがるか………



という葛藤は置いといて

1本目:大統領の執事の涙/主演:フォレスト・ウィテカー




「Yahoo映画より:あらすじ」
実在したホワイトハウスの黒人執事の人生をモデルにしたドラマ。奴隷から大統領執事となり、7人の大統領に仕えた男の波乱に満ちた軌跡を追う。主演を務める『ラストキング・オブ・スコットランド』などのフォレスト・ウィテカーを筆頭に、ジョン・キューザック、ジェーン・フォンダ、テレンス・ハワードなどの実力派が結集。メガホンを取るのは、『プレシャス』などのリー・ダニエルズ。濃密なドラマとストーリー展開に加え、アメリカ近代史を見つめた壮大な視点にも引き込まれる。
-Yahoo映画より引用-

「感想」
非常にいい映画です.ドキュメンタリーものというのはあまり見ないのですが
アメリカの近代史に,大統領の視点や軍人の視点ではなく
大統領に使える執事の視点で激動の20世紀を見ていく.そんな点が非常に興味深い映画です.
冒頭は1920年代,まだまだ黒人奴隷が当たり前で綿花プランテーションで労働を強いられる
主人公セシルの少年時代からはじまります.

が,当然の如く雇い主である白人男性は粗暴で黒人たちに暴力や性的暴行を加えます.
セシルの母(演:マライア・キャリー)も例外ではなく
ある日,セシルとセシルの父の目の前で,雇い主に小屋まで連れていかれ
レイプをされてしまいます.ドイヒー



これに対し,流石に我慢のならなかったセシルの父が
その白人男性に異議申し立てをしたところあっけなく銃殺.
アメリカの人種問題の暗い闇の始まりを描いています.



セシルは大好きな父を失い,母は夫の死によって廃人に
そんな中,綿花プランテーションの白人たちの中にも良い人が居て
とある初老の女性が,セシルをハウス・ニガー,日本でいう屋敷雑用に近い様な
ポジションで働かせることになります.
そこで給仕の何たるかを習得した主人公は,やがて青年になり
綿花プランテーションを出て,街中で給仕の仕事を見つけ
その働きぶりが評価され,ついにホワイトハウスでの仕事へとステップアップ

と,ここまで見ると単なるサクセスストーリーかと思いきや
この映画の素晴らしいところは,細かく主人公やその周囲の人間まで
様々な思いや葛藤を交叉して描いているところです.
もちろん,セシルも家庭を持つわけですが,仕事に打ち込み過ぎて
妻とあまりうまくいかなかったり,大学生になった長男ルイスは
人権運動に傾倒,座り込み運動やフリーダム・バスでの活動する中で
逮捕はされるわ,KKKに襲われるわ(ターボチャージャーのKKKじゃないよ),父セシルとは
険悪な中になるわで,セシルは胃薬が手放せない状態に.
そして,次男チャーリーはベトナム戦争へ志願出兵.
その結果御多分に漏れず無言の帰国に………

チャーリーィィィィ!!!死んじゃやだーぁぁぁぁぁぁ!!!!!

セシルが仕える大統領たちもドワイト・アイゼンハワーからロンヤスのロナルド・レーガンまで
これがまーそっくり!すげぇ!
ケネディ大統領のときは,例の暗殺事件についても執事の立場で触れていきます.

全体を通して,家族の大切さはもちろん,親心と子心のすれ違いや思い違い
仕事に対する姿勢,人種問題の根の深さ.私たち日本人が戦後,なんとなく眺めてただけのアメリカは
ただ強いだけではなく,そんな国内情勢も抱えていたことをリアリティある視点で見ることができ,とてもおすすめの映画です.
アメリカだって大変なのです!なのです!

主演のフォレスト・ウィテカーの思いつめた表情や疲れた表情,悩む表情もすごく共感できて
社会人として社会に出て働く人には特に見てもらいたい映画の一つ
10代の若者にはちょっと退屈かもしれません.が20代のあなた!とくにアラサーのあなた!
おすすめ!見てちょーだい!借りてちょーだい!買ってちょーだい!

ってことでこの映画,総合評価!90点/100点!!






2本目:ニード・フォー・スピード/主演:アーロン・ポール



「Yahoo映画より:あらすじ」
世界的な人気レーシングカーゲームを原案にしたカーアクション。天才レーサーが自分を裏切り陥れたかつての相棒に復讐(ふくしゅう)すべく、危険な公道レースに挑む。『ネイビーシールズ』などのスコット・ウォーが監督を務め、フォード・マスタングやランボルギーニなど世界のスーパーカーが多数登場し迫力のレースシーンが展開。テレビドラマ「ブレイキング・バッド」シリーズなどのアーロン・ポールを筆頭に、『17歳の肖像』などのドミニク・クーパーらが共演する。
-Yahoo映画より引用-

「感想」
結論から言います.5点/100点でクソ映画です.

B級映画~とかって笑い話ににもならないクソ映画です.クソ映画

非常に重要なことなのでクソ映画です.

冷奴を頼んだら,ショウガとネギだけ出てきて醤油も出てこなかったような映画です.

まずストーリーがめちゃくちゃ
どこかの小説投稿サイトに中学生が書いて投稿した走り屋がモデルの小説もどきをそのまま映画化したような出来.

男A「バトルしようぜ」

男B「あぁ」

みたいな土台おかしい話がバンバン続きます.

いっそ間違えて男Bが「アッー!」って言った方が笑いが取れるんじゃないかと思うレベル.
まず,かの有名なキャロル・シェルビーをダシに,マスタングが主人公の元にエンジンむき出しで運ばれ
これを綺麗にショーカーに仕上げて欲しい,それもすんげーパワーでってことで
まったくエクステリアデザインにセンスの無いシェルビー・マスタングが完成.


ホイールがデカすぎる………

馬力も900psで最高時速370km/h出るとか,でそういうスーパーマッスルカー好きの顧客にアピールするため
サーキットで試走する主人公,どうみても370km/h出すのには不十分なサーキットをただ走ってる映像が流れて370km/h出たことに……
あのさぁ……ル・マンの中継や,89年までのル・マンの映像,NASCARの映像よりも
どう考えても遅く見える車が370km/h出したって?出したようにみせる編集をされた映像も全くなく

まさに

顧客「370km/hだせ」

主人公「あぁ,いいぜ」

ブォン

主人公「ドヤァ?」


みたいな流れですごくバカにされてる気分に,こいつはとんでもねぇ映画だぜフゥーハァー!
ここまででなんと30分,どういう映画だこれ.

でいざこざがあって,主人公と悪役がケーニグセグ・アゲーラRでレースをします.
そこに主人公の仲間もくっついて一緒にレース
3台のアゲーラRを使っているのに,まったくスピード感と迫力の無い映像が延々続きます.
モータースポーツの中継なら十分でも映画ではまったく不十分のブレの多い車載カメラによる内装視点と併せて非常に酷い.



で,この悪役の噛ませ犬っぽさがすごい.
クールな悪役にもなり切れてないし,極悪にもなり切れてないし
粋がったただのボンボン感が半端ないうえにルックスも微妙………

マッドマックスのトーカッターぐらいやるならやるでいいのに,そんなんでもないし……

で,この映画はCGなしの全部実写撮り!とか言ってますが
実写で撮影するにあたって随所に手抜きがあって最たる例は
街中で爆走するシェルビー・マスタングのこのシーン



はい,ホイール違いますねー
これ自動車が主役の映画でしょ?これはダメだわー
クルマ好きもきっと大満足なんて謳ってるけど,それどころかイライラさせられっぱなし.

随所に60セカンズを意識したと思われる様なカットも多数ありますが
到底60セカンズに及ぶわけもなく,マスタングもダサいカットがずーっと続きます.
何せ,そのデレオンという高額賞金のかかったレースについて説明もないのに
最初からデレオンデレオンデレオンの連呼,意味が解りません.

で,わけあって最初のアゲーラRの3台でやったレースで主人公の仲間が事故死
その濡れ衣を晴らすために主人公はマスタングでアメリカを横断するわけですが
この辺はニード・フォー・スピードTHE RUNなのかと思いましたが
街中で適当にドリフトするだけ,とても地味.

革新的なカーチェイス映画ができたよ!と自画自賛する監督には悪いですが
よっぽどTOP GEARの映像の方が迫力あって綺麗ですよっと.

途中,刺客にも襲われますが,その刺客も一回こっきり
カリフォルニアに到着して,マスタングはコンボイトレーラーにひっくり返されておしまい
ヒロインも重傷,どういうことなの……………

で,復讐のためになんとか件のアゲーラRを探し出し
あの例のデレオンに出ます,がそこもまた車種ラインナップが微妙
クソッタレ脚本家がGoogleに「スーパーカー」と打ち込んで検索した結果
その画像検索の一段目から選んだであろう車種選択が酷い

ランボルギーニ・セスト・エレメント
サリーン・S7
マクラーレン・P1
ブガッティ・ヴェイロン
GTAスパーノ
ケーニッグゼグ・アゲーラR



キャラかぶり酷過ぎィ!!!
それにたった6台でレースって,グランツーリスモ4じゃないんだから……
もっとそこは12台とか15台とかスーパーカー集めまくればいいのにこれまた半端な……

やっと待望のランボルギーニが出たと思ったら
限定生産すぎて影が薄いセスト・エレメント,どうなってやがる.
V12のランボルギーニじゃねーのかよ.そこは映像の華重視だろ!

かと思いきや10年落ちのサリーン・S7,ええええええええええ
全然この面子に張りえる車に見えないよぉぉぉぉぉ!!!
いやね,ル・マン用GTがベースなのはわかってても
キャラが立ってない,これならジャガーXJR-15を持ってきた方が絶対絵になる.

マクラーレン・P1は惜しいの一言
新しすぎて馴染みないのよ,ここはマクラーレン・F1 GTRにすべきだった.
いっそもうジャガーXJR-9でも持ってきてくれよ!いいじゃんもうGr.Cカーで!

ヴェイロンはこの中で一番まともで,400km/hマシンとしてキャラクターが立ってます.
これが無印のヴェイロンだったらこの映画はいよいよ0点だった.
ヴェイロンSSが唯一の評価点.

GTAスパーノについては
誰だよお前………感がすごい
いや,無名どころを急に引っ張ってくるならまだヒスパノスイーザHS21GTSの方が………
それどころか,パガーニ・ウライアとか,そもそも公道走行できないセスト・エレメントや
アメリカで登録できない設定のアゲーラRが走るなら
昔のGr.Bマシンでも持ってきてくれればいいのに.盛り上がんねぇラインナップ
ゾンダRでもいいし,CLK-GTRでもいいよその辺持って来いよ.

アゲーラRはこの中にあって埋もれすぎて,いまいち
ケーニグセグに関してはCCXが好きなのでアゲーラRはもうおなか一杯
っつーか最初の3台のレースで使って,またアゲーラR,あれぇマスタングじゃないの?


なんかこう,スーパーカーなら何でもイイ的な
穴がある女ならなんでもいいみたいなラインナップが最悪の映画.
これでカーチェイスに革新的うんたら言ってるんだから酷さにブレーキがかからない
ブレンボも匙投げるレベル,きっとアルコンやフェロードも匙投げます.

デレオンで勝てば,出場マシンを総取りできるってハナシも
途中で1台1台と大破していき,結局主人公のアゲーラRだけしか残らず.

めちゃくちゃだな.めちゃくちゃだな!!!

フェラーリF40GTE
ランボルギーニ・アヴェンタドール
マクラーレンF1 GTR
ルーフCTRイエローバード
日産GT-R
プジョー405パイクスピーク
ランチア デルタS4
ブガッティ ヴェイロンSS
プリマス スーパーバード
アリエル アトムV8
ダッジ バイパーGTS SRT10
メルセデスベンツCLK-GTR

セストエレメントみたいなのがOKなんでしょ?なら
これぐらいハチャメチャにしてくれれば見応えあるのに
脚本家はクルマのキャスティングに致命的な低センスを露呈させただけの映画です.

新車ばっかすぎて歴史や逸話が足らないクルマばかりだったのがだめだった.その一言に尽き
ラストを飾る違法レースの車種ラインナップにただただ落胆し
それまでもずーっと落胆させられる映画でした.よってヴェイロンSSが繋ぎ止めた5点だけがこの映画の評価すべきところで後は全部クソです.

登場する自動車のコンストラクターについても有名どころがかえってなさ過ぎたところもイタイ
せめてフェラーリかポルシェは加えておくべきだった.

ゲームの実写化はバイオハザードやストリートファイターのみならず
カーアクションものも結実しないことが証明されました.
だからインスパイアしました程度にして,名前を別にすればいいのに!!!!



3本目:ゲッタウェイ スーパースネーク/主演:イーサン・ホーク




「Yahoo映画より:あらすじ」
妻を誘拐された元レーサーが、名車であるマスタング・シェルビーGT500スーパースネークを駆使し決死のカーチェイスに挑むカーアクション。ヒットメーカーのジョエル・シルヴァー製作総指揮のもと、『ダンジョン&ドラゴン』などのコートニー・ソロモンがメガホンを取る。主演はマスタングのファンを自任するイーサン・ホーク、共演に『スプリング・ブレイカーズ』などのセレーナ・ゴメスら。CGを排し、70台のカメラと22人のスタントマンが結集して撮影されたアクションシーンは迫力満点。
-Yahoo映画より引用-

「感想」
ニード・フォー・スピードを見て,心に深い傷と不快感と嫌悪感と吐き気と倦怠感と寒気,動悸,息切れ,おえつ,発熱,下痢,吐き下し,嘔吐,ゲロ,ゲボ,ゲロ・ゲロリーナを引き起こした私を慰めてくれた一本.

こっちは舞台が東欧はブルガリアになり,撮影可能なのがブルガリアは夜のみとのことで
終始,夜の映像なんですが,ニード・フォー・スピードに比べればこちらの方が
数段迫力はあるし,カメラの車載映像もストーリーの関係上見張られている画面ということで納得できるクォリティ
また,半端に道中ピカピカを維持したまま暴走するニード・フォー・スピードのマスタングに比べ,こちはメーカーそのままのコンプリートカーのGT500SSを使用.その点も非常にGOODだし
やるならやるで徹底してGT500がボコボコのズタボロになっていくのですが



アメ車はそうやってズタボロになっても,かえってそれがかっこよかったりするので
この映画の脚本家と監督にニード・フォー・スピード作ってもらいたかった.



ブルガリアはソフィアの街中でまーやるわやるわ
でもストーリーがちと解り難かったのは惜しい部分です.
でもマスタングGT500SSがひたすらかっこいいので許す!

最後のオチはMGSの「お前のファンの一人だよ」的なカンジで終わって
あれぇ?って感じだったのですがまぁいいでしょう.
マスタングが大好きな人にニード・フォー・スピードはお勧めしませんが
こっちゲッタウェイはオススメです!GT500のワイルドさに見入ってください
ポップコーンとコーラも忘れずにね!

純粋にカーアクションとしては断然ゲッタウェイの方が上です.
カメラのアングルやカットも上手い,それに舞台がヨーロッパなので
モブのクルマたちもこっちの方が可愛い子がいっぱい走ってて最高,W201も見られたし文句なし.

この映画,総合評価は70点/100点です!!

ゲッタウェイ,是非見てみてくださいね.
もし親御さんが,あんたにカーチェイスの映画借りてきたよと,ゲッタウェイだったら喜びましょう
ニード・フォー・スピードだった場合はオーマイガッと叫んで膝から崩れ落ちてもいいです.

Posted at 2015/06/29 00:14:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑記 | 音楽/映画/テレビ

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「V100マンデッロ詳細が明らかに http://cvw.jp/b/715559/46735644/
何シテル?   02/10 09:07
Dell@一二四朗ともーします。 V7iiストーンでドコドコと走ってます あっちにドコドコ,そっちにドコドコ 気ままにゆったり適当がマイルール ...
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