娼婦・・・

夜になると肌寒い・・・

この寒さから逃げるように入った店・・・

初めて入ったＢａｒでの事。。。






薄暗い店内はキャンドルライトのみの照明で
一瞬で僕の感性に響いた。。。

かなり狭い店・・・

２０代前半っぽい若いバーテンが
１人で仕切っているようだ。。。




初めてなんだ・・・



『ですよね。。。』



jack ストレートでくれる？



『・・・』



少し笑みを浮かべたが
バーテンは無言のままグラスを差し出してくれた。




♪

ココは居心地が良い・・・
そぅ思える空気を出していた。



僕はjackと、何となくメンソールから変えたマルボロで
少しだけこの空気を感じようとおもっていた。。。



後ろのテーブル席に
１人の女性客・・・


若いバーテン・・・


そして僕の３人だけの空間が
実に妙な空気で、面白い。。。




少し酔いが回ってきた時ぐらいだろうか・・・




カウンターに女性客が来て・・・
赤ワインを注文。



そして僕は彼女と目が合った。

推定・・・３０歳前後。
身長は１７０㎝くらいはあるであろう・・・
長身で、スタイルは悪くはない。。。


まぁ、男であればコレくらいのチェックはするさ。。。




『ねぇ・・・』



ワイングラスを持った女性客は
突然僕に話しかけてきた。。。



Ｂａｒという空間で、女性との交流は
こんな僕でも少しは心得ている。。。









『寝室って奥さんと一緒？』







！？






あまりに不意をつかれた質問に驚き
返答は無言だった。



不敵な笑みを浮かべ・・・
そしてまた女性客はテーブル席に戻った。。。
僕の背面のテーブル席にいる女性客。




約１分の沈黙が僕には人生のように長く感じた。



振り向いて返答するまでもないか？


ところで・・・




何だ？





何だ？





何なんだ！？




質問の真意が分からない。。。

からかっているんだろうけど、あまりに不意をつかれると
小心者の僕は固まってしまう。。。



そして・・・きっと僕はそんな顔をしていたんだろう。

そんな僕に若いバーテンが近づき

コソッと呟いた。。。








『彼女は・・・風俗嬢ですよ。。。』









おぃおぃ・・・




だから何だよ！？



さらに分かんねぇじゃんよ。。。






桜とアルファロメオは似合うね♪