ディレクシブの謎パート２。

当初報道されたように8000億ドルの資金は用意されてはいなかったようです。しかしマクラーレンのスポンサー、GP2、国内レースに参戦とそれなりに資金は確保されていました。これはバックにアキヤマ・ホールディングという投資会社があった為です。代表は秋山新。製薬会社の卸し売りの社長の親をもつ、いわゆる｢お坊ちゃま｣です。で芳賀美里との接点は秋山氏の妹の知人らしいです。表向きには…（笑）秋山ホールディングは親の資産を使って平成電電と平成電力に投資します。この会社は03年から急成長。しかし株主への無理な配当と不等な投資話を繰り返し05年10月に破綻。秋山は倒産前に株を売り払いピンチを切り抜けますが、平成電電の社長は株の不正売買で逮捕。ディレクシブは平成電電と平成電力からの資金と秋山ホールディングの儲けで活動していた訳です。ここで活動資金が途絶える訳ですがディレクシブは06年中頃まで参戦。そしてF1エントリー却下とともにひっそり表から姿をけしました。資金のなくなった芳賀美里はどうにかディレクシブ存続に向け動きますが財界での信用度がない企業に投資する者はおらずディレクシブも破綻します。現在芳賀美里はレースを離れ実業家の様な事をしてるみたいです。先に触れた平成電電は被害者の会が結成されており裁判沙汰になっています。…と、こういうダークな話でした。F1やレースの世界は華やかなだけではないってよくわかりました(>_<)