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高野和明 『6時間後に君は死ぬ』

評価 ★★★☆☆

人目をひくタイトルです。美容院で読んでいてなかなか恥ずかしかったです(^_^;)

他人の運命が見えてしまうと主張する青年、圭司に6時間後に君は刺されて死ぬと予言される美緒。
美緒は半信半疑ながらも圭司と共に犯人を捜し予言を実現させまいと奔走するが…。
もしも悲劇的な運命というのが決まっていてそれを知ってしまったら…。
抵抗すればするほど運命に吸い寄せられていく。
抵抗することも折り込み済みの運命なのか。未来は変えられないのか。

この設定が面白いですね。
５つの短編がすべて繋がっている連作短編です。
特に一話と最終話はタイムリミットサスペンスでミステリーの要素もありドキドキします。

どの話も爽やかな読後感でオススメ。面白いです。
星四つでも良かったですが
ちょっと最初の話で美緒が簡単に信用しすぎなのが気になりましたので星３つ。

東野圭吾　「どちらかが彼女を殺した」

評価　★★★☆☆

いまさらながら、コレを読みました。
東野圭吾の文庫化作品はたいてい読んできましたがコレは未読でした。
面白かったです。ラストも非常に読後感のいいものでした。

なんといってもこの話は容疑者がたった二人。タイトルのとおりどちらかが犯人なんです。
しかし作品の最後まで犯人の名前が書かれていません。
読者が推理しなくてはいけないのです。
これぞまさに推理小説です。

この作品はこないだＴＶドラマで放送していた「新参者」の主人公の加賀刑事が登場する
加賀刑事シリーズです。加賀役は阿部寛氏が演じていましたがイメージとしてはぴったり。
実は加賀刑事シリーズのほかの本を読んだときから、加賀は阿部寛氏のイメージでしたので
新参者のキャストが発表されたときは、びっくり。ついにきたか！と思いましたね。

東野圭吾　「赤い指」

読了。

評価　★★☆☆☆

う～ん、暗い！まぁ暗いのはいいんだけど、
核心部分で「そんなことありえるか？」って思ってしまった・・・。
加賀刑事は相変わらず鋭くて、犯人をあぶりだしていく部分は楽しんで読めました。
読後感はそれほど悪くなかったです。
東野作品ということでちょっと辛めの採点です。

もう一冊買ってあります。次は「使命と魂のリミット」さぁ、読もう。