
早速2話目、更に鉄輪温泉を行きます。
ひょうたん温泉から鉄輪温泉の中央通りである「いでゆ坂」までは歩いて数分です。

別府は扇状地なので本当に坂が多いです。
急峻な山が海のそばに聳え立っているので。
原付か電動自転車ないと生活しようとしたら死ぬと思います。
その代わり、夜景は本当に綺麗です。

さて先ず出てきたのは地獄原温泉。
この別府における典型的な地元民御用達の温泉型式です。
組合員なる地元の人たちが管理しており、その人たちは無料、とはいえ掃除や修理などは彼らがやっているので当たり前。
そして通りがかりの観光客である我々は100円を払って入れて頂く、という形です。

今日の目的地、
2.渋の湯。
道から少し外れた所にあって前が開けています。正面はタイトル写真です。
やまちゃんはもう汗びっしょりなので入らないとのことで、私だけ浸かりました。
コインロッカーで100円を払って荷物を入れ、お金が返ってこないことで使用料を払うという型式です。番台やチケットなどはありません。
財布を見ると50円玉が2枚しかなく、コインロッカーは100円玉のみ。仕方がないので、後で正面のお地蔵様に賽銭を入れるか、と思いつつタダの棚に衣服を置いて入浴すると、先に入っていたオジサンに
「ロッカー使った?」
と怖い顔で聞かれました。
理由を話してお賽銭では?と聞くと
ダメだよ!
と更に怒られましたw
が、その後は払う気はあると分かってくれたと思ったのか、和やかにお話をして、先に上がらせていただきました。
お湯の方は、単純透明泉で少し熱め。
小学生の頃はいった別府公衆浴場もこんなんだったなと思い出しました。
あの頃はひとり50円だったか。
浴槽はそんなに大きくなく、せいぜい5人で満杯、洗い場にカランなどはなく、湯船から手桶でお湯を汲んでアタマやカラダにかける感じです。
もちろんですが、シャンプーや石鹸の類は備え付けではありません。持参しないとないです。今回はひょうたん温泉で身体を洗っているので不要ですが、公衆浴場巡りならタオル、シャンプーと石鹸、100円玉は必須ですね。
ちなみに使用料の100円は外にいたやまちゃんに50円2枚と両替してもらって、ロッカーに吸い込ませました。

渋の湯を上がって、更にいでゆ坂を上がっていくと次に見えるのは上人湯です。
ココも典型的な別府公衆浴場ですね。

いでゆ坂が終わりに近づいてくると、少し開けた場所でもうもうと湯けむりが立っているところがあります。

地獄蒸し工房鉄輪、らしいです。
そういえば妹がここで姪甥たちと鶏肉を蒸して食べてた写真が家族板に上がっていたのを思い出しました。

メニューはこんな感じで素材をカゴに買い、

隣の釜蒸し場で調理する、と言ってもセイロに置くだけのようです。
置いて材料によりますが数十分置いておくと蒸し上がりで完成です。
今日はやめときました。
次回以降も何度か機会はあるでしょうし。
やまちゃんによれば、別府は世界第2位の温泉湧水量を誇る場所で、世界第一位はアメリカのイエローストーンらしいです。
しかし温泉を取り巻く文化や、水着で入るわけではない日本式のお風呂としての成り立ちは、やはり日本人の心を落ち着かせるものがあります。
次回以降もまだ別府攻めの予定です。
期待して行きたいと思います。

鉄輪温泉マップです。今回は下側を巡った感じですね!
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湯道 | 日記
Posted at
2023/12/16 02:04:11