いつも悩むね、尺貫法

連休に入りました。

田んぼの作業がほぼ終了し、今後の予定としては5/10前後に荒掻き、5/20前後に代掻き、5/25前後に除草剤散布、5/30前後に田植えというところですかね？
本日は家人に代わって、自分がハウス内の耕起を実施します。しかも初めて。


ということでハウスの施肥と耕起作業ですが、施肥が間に合わないので、家人に雑草処理として休耕地を耕起して貰っている間に自分が施肥量を計測しながら散布です。


施肥といいましたが、実際には土壌改良になります。簡単に言えば偏り過ぎた土壌成分を中和なりしてその作物にとってバランスのよい土壌に近づける作業です。昨秋に土壌診断をして戴き、県の農業改良普及所に適切な施肥を設計して貰いました。


が、しかし、できあがってきた処方箋を見ると、西1号（ビニールハウスの名称）でタイニ▲80kg、タ■カル120kg、硫◎100kgで計300kgと、とんでもない量。肥料袋1袋が約20kgなので、この処方箋だと全部で15袋も散布することになる。
このサンパーでひとハウス15回も散布するのか？？？それを5ハウス分も実施するのかorz


と、かなりドキッとしたのだが、処方箋は10aつまり1反歩単位だ。
田んぼ1枚規模を土壌改良するならこの量ということで、ビニールハウスは1棟40坪なので、40坪*3.3㎡、つまり約130㎡ということになる。10aは1aの10倍、1aは10m*10m＝100㎡なので、10aは1000㎡。つまり40坪ハウスへの施肥量は処方箋の約1/8でよい。ふ～、間違わなくてよかったよかった。
ということで土改剤単体で多くて15kg、少なくて2.5kgという、秤で充分計測できる量でした。


では生まれて初めてビニールハウス内の圃場耕起を行います。
まずは1棟目
初めてという割にはうまくいった。写真右奥で左ターンしようと転回したところ、ロータリーをパイプにぶつけそうになった。あまりギリまで攻めてはイカンですな。トラクターの前輪の切れ角は大きくて、意外にも小回りが効くのですが、圃場では地面が柔らかいのと後輪がグイグイ押してくる（FRなので）のと相まって、柔らかい雪道でスタックしたような感じになり、地面は掘れるが前に進まない状態になりやすい。あまり左右にハンドルは切らないほうがいいです。


2棟目
ここも奥での転回に失敗。耕起の最後はタイヤが踏んだ痕をロータリーで上書きして出口に戻ってくるのだが、タイヤ跡を消せなかった（踏んだところの土が硬くなって、定植作業しにくくなる）。


3棟目
ここも奥での転回に難儀した。痕は消せたけど（笑）。


ラスト4棟目（他の2棟は家人が耕起した）。
ここは土の均しがうまくいかなかった、4回の耕起の高さが違いますね。まぁ実践あるのみです。

話を土壌改良に戻して、今年はできれば2棟を休ませたいと思ってます（土改剤を入れて耕起するだけ。あとは雑草処理として秋口までに数回耕起）。ただし育苗中の苗や球根の数次第では、休止を1棟のみにする場合もあります。
なおユリとトルコキキョウの定植本数は例年通りの予定です。