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「握りやすい」「手が疲れない」「ステアリングを汚したくない」……、
それぞれいろいろな理由があると思いますが、
我らクスコレーシングでも今シーズンこのカバーを導入しました！





しかもワンオフ製作で！

何のためかと申しますと、
それはズバリ、ラリーで使用するためです。

ラリーといっても本番じゃありません。

「レッキ」と呼ばれる本番前の下見走行で使用します。

このレッキはラリー本番で限界までコースを攻めきるために、
コースの詳細、つまりストレートの長さやコーナーの曲率、路面状況などなどを記した「ペースノート」を製作するためのもの。

ドライバーは助手席のコドライバーが読み上げるこのペースノートに従って、
コースを攻略していくワケです。

で、そのペースノートの中でもコーナーの曲率は重要です。

その曲率を毎回正確に把握するために、
なんと目安となる数字を配したステアリングカバーを作っちゃったのです！

しかも、ドライバーによって曲率を表現する数字が違うので、
柳澤選手用、炭山選手用、三好選手用、とそれぞれ完全にワンオフ……。

正直、かなりコストは掛かってます（涙）

でもこれで好成績につなげてもらえれば本望！

もし、欲しい！という方、製品化の予定は未定なんですが、
ご要望が多ければ発売になるかも（？）です。

必要な方はかなり限られちゃうと思いますけどね（笑） 



 
 


 

先日洗浄したボディのチェックが終了したので、次は塗装です。

元々は板金塗装といった作業は社内で行っていなかったのですが、
なぜか（？）そうした技術も社内メカニックにしっかり備わっちゃいました（笑）

今回も臨時の塗装ブースを作り、かなり本格的な作業です。

次回皆さまの前を走る際には、
キレイに生まれ変わったボディがお披露目できると思います。

お楽しみに！



 

モータースポーツカレンダーはオフシーズンに突入しましたが、
今はまさに車両メンテナンスで大忙し。

ラリーは特に車両に大きな負担をかけます。
なので、この時期のメンテナンスが来シーズンを左右するほど重要なのです。

だから写真のとおりマシンはドンガラ状態。
だいたい1日弱でこの状態です。




 
次はボディにクラックや溶接はがれなどがないか確認した後、
外に出して高圧洗浄機で丸洗いです。



……かなり豪快ですよね（笑）

最後は配線、配管、各パーツを点検しながら戻していきます。

こうしたフルオーバーホールはこのシーズンオフにしかできません。

このGRB以外にもラリーカーはたくさんあるので、
メカニックさんたちにとってシーズンオフはまだまだ先のようです。