2022年03月15日
エクリプスクロスPHEV
エクリプスクロスPHEVの試乗の感想を記していきます
【良かった点】
1.外観について三菱の最近スタンダードな表情を持ち、
なかなか斬新なデザインになっている
2.好みも有るが、リアガラスの下部の樹脂部分が無くなり、
後方視認性が良くなり、テールランプのデザインも大人しくなった。
3.ボディーサイズはフォレスターに近い感じで、取り回しはし易いタイプ。
【悪かった点】
1.内装がひと昔前のプラスチッキーな素材がふんだんに使用されてる。
その為に安っぽく感じてしまい残念。
2.アウトランダーの後に試乗した為に、
静粛性が悪いと感じてしまった。ロードノイズやエンジン稼働時の音がドライバーズ席にも響くので、プレミアム感は低くスポーツ指向と考えれば許せる人もいると感じた。
3.フレーム構造が一世代前に作られた物を採用した為に、
前後タイヤとサスペンションの動きがシートに伝わりやすく、
後部シートの背もたれには後ろタイヤの動きがハッキリわかる程の振動がある。
プラットフォームは最新世代にして欲しいところだ。
4.動力性能はアウトランダーと同じ2.4PHEVの為、
車両重量差分のパワーが有るかと思ったが、
やはり振動とエンジン音などの大きさが顕著なため、
何気にアクセル開度を控えてしまう為か、
パワー感が感じられずに試乗を終えてしまった。
PHEVを重きに考えてこの車を選んだユーザーには厳しい感じだ。
燃費とスポーツ走行の両立に重きを置いて購入するユーザーならば、
上記に触れた振動やエンジン音もスポーツ車の色付けと感じられるので、
何処に主眼を持っているのか次第で受け取り方が変わるのではないだろうか。
【総評】
アウトランダーPHEVは燃費の良いプレミアムSUVの位置づけで、
あくまでアウトランダーのPHEVは、
燃費向上と静粛性向上が主眼と考える。
それに引き換えエクリプスクロスPHEVは別物と見た方が良い。
過給器の様に燃費を犠牲にしたmore powerではなく、
電気を使用した過給器+エンジンのスポーツSUVだと見たならば納得いく。
フォレスターの様なガソリンエンジン+ターボと比較するは良いと思うが、
アウトランダーPHEVと比べるのはナンセンスなのかもしれない。
アウトランダーPHEVは他社のハイブリット車からの乗り換え客の比較対象車に最適だと感じる。
エクリプスクロスPHEVは他社のNA車や過給器車からの乗り換え比較に最適だと感じた。
そうする事で欠点が良さに変わる箇所が多くなる。
この度のアウトランダーとエクリプスクロスのPHEV比較は、
私がナンセンスな比較をしたとわかったのは言うまでもない。
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Posted at
2022/03/15 20:15:44
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