奈良編の続きです。
翌日。
本来ならば、日本最古の建造物を持ち、かつムシ屋としては「巡礼」とも言うべきタマムシ魂の厨子を持つ法隆寺に足を延ばしたかったのですが・・。
そうするとどうあがいても昼までに京都に戻れない(>_<)
時間との勝負に負け、泣く泣く他の場所を考え、
奈良時代の土地を離れることに。
そして思いたったのが「宇治」
そうです、
平等院ですね。平安時代の建築物です。
一歩ずつ現代へと近づいておりますねぇ。
「末法思想の世の中、極楽浄土を作ったろうやないかぃっ!」
ってなもんで、藤原さん(×豆腐屋)が此岸に作った浄土の世界。
この鳳凰堂は、両サイドにとても伸びやかな形をしていて
本物を見ると、見とれてしまいます。
しかし、両サイドが入らないんだな。広角ほすぃ
ということで、水面に映る鳳凰堂入り写真で誤魔化してみる。
さらに、10円玉の表(こっちが表よん)で
誤魔化してみる(^^;)
みんなやってたなぁ。
でも、ピントあわせるのが意外と難しかったりして。
一万円札もっている人は、裏の鳳凰を写す人もいたよ。
そして宇治といえばコレ。
宇治茶ですね。
まだJr.が生まれる前につまと一緒に来たときにも、
このお店にお世話になりました。
その時は三人で来ることになるとは、ちっとも知らずに。
平安の地を後にして、鎌倉を飛び越え
いざ、京都へ。
京都では、定期観光バスを使って巡ることに。
帽子もかぶって、やる気マンマンである!
京都の地、まず最初に訪れたのは
ベタ中のベタ
金閣寺
初心者ルート。ここに来ない訳にはいきません。
とか言いながら、ボクもここは中学校以来です(笑)
その当時は、「どこが金なの?」ってなくらいに
金箔ハゲハゲで小汚い小屋風情だったのが・・・・・
こんなんなってますけど?
まっ金キンです。
これだったら、三代将軍義満が栄華を誇ったという説明も
しやすいってもんです(笑)
「誰もが行く金閣」
ですが、庭園の作りなどは本当に綺麗にまとまっています。
当然なんですけど、一つ一つの作りはとても美しいんですねww
初心者コースです。
次に訪れる場所はどこか、想像してみてください。
正解です。
清水寺(爆)
ここの狛犬は、両サイドとも口が「阿」の形
だから、「笑い獅子」なんだって。
とにかく、坂道がキツいことキツいこと。
昨日から歩きづめの我が家の足が嗤う嗤う。
笑いついでに、「これでもか!」の
清水の舞台。
ここの茅葺き屋根は美しいですねwww
こちらの創建は平安時代、坂上田村麻呂さんの命だったんですね。
おっ、なんか征夷大将軍が沢山でてくるぞ。
この後は、三年坂を下って高台寺に行くのがルートなのですが。
観光バスの発車時間は決まっている。
だけど
高台寺の裏山には・・・
あの人が、
あの人が、待っている。
どうしても会いたい。
一言、挨拶をしたい。
キツい坂道を早足で登る。
静かに切り立った斜面に、あの人は眠る。
土佐藩 脱藩浪人
坂本龍馬
そして横には陸援隊隊長、中岡慎太郎
幕末を知る人には、この人が如何に重要な人物で
あったかを十分承知しているでしょう。
まさか、今回の旅でこの人に出会えるとは。
墓前に手を合わせているときには、思わず泣けました。
二人の眠る墓碑の前には、京都の平和な町並みが広がっている。
この風景を見ながら、坂本さんは眠っているんです。
また、この裏手には池田屋事件で亡くなった古高俊太郎や吉田稔麿、久坂玄瑞などの倒幕派志士や高杉晋作、そして桂小五郎(木戸孝允)ら幕末から明治を駆け抜けた薩摩・長州・土佐の人々が眠っておりました。
(ちなみに、佐幕勢力については
「壬生の狼に会ってきた」にて)
すでにこの時点で、ボクの中ではこの旅行は終了(笑)
まるでおまけのような扱いになってしまいましたが、
こちらは
高台寺の庭園
秀吉の夫人、北の政所(ねね)が開いたお寺です。
まさに安土桃山時代のきらびやかさを表す蒔絵があったり、非常に手の込んだ庭園造りがなされていたりと、沢山の見所のあるお寺です。
・・・ということで、
奈良時代に始まり、平安時代(平等院)、室町時代(金閣)、安土桃山時代(高台寺)、江戸時代(幕末の志士)というちょっと無茶がありつつもタイトルのとおり、「千年歴史を旅する」を偽りなく終えることができたのです。
今回の旅行では龍馬の墓に訪れることはできないだろうと、つまとも残念がっていたのですが、思わぬチャンスに恵まれ、念願の出会いを果たすことができました。
やはり歴史を探索するのは楽しい(^o^)P。
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Posted at
2012/08/19 01:25:05