
二週連続でのアップですわ。
でもちょっとうれしいことがあったので。
今を去ること3週間前。。。
日曜日でも部活やら塾があるJr.
ちょっとした時間しか取れないので、近所の裏山の公園で遠征できない鬱憤をはらしておりましたのさ。
いくつかのカミキリを観察して、家に帰ろうとしたとき、
『タマムシいるんすけどwwww』
Jr.と奥さんが叫んでる。
今まで、ナガタマムシやムツボシタマムシといった材木に寄る小さいタマムシが存在していること、そして赤松をホストとする
ウバタマムシがいることは分かっていました。
しかし、いま言っているのは
そう、
ヤマトタマムシ
例の玉虫厨子のタマムシです。
特に、ヤマトタマムシのオスは高い榎の樹上を飛び回り、なかなか捕まえることが難しい厄介者。
しかしまさか、こんな海に近い都市部にいるとは、、、
(都市って意味では、明治神宮・代々木公園にも確認されてますね)
久しぶりに
「虫屋魂 萌ゆ」
その日は、時間的に飛ばない時間に差し掛かっていたので、帰りました。
先週の日曜日、、、
Jr.は塾。
第二部隊である40代謎夫婦は、7mの武器(網)を持って裏山へ出動!!
炎天下の中、
明らかに、怪しい夫婦なのである。
・・・・・
榎の木の下で、粘ること3時間。
(写真の右側のこんもりした木)
タマムシ♂は確認できたものの、アタックチャンスは2回。
1回目は、10m頭上を徘徊し、森へと消えた。
2回目は、ようやく網の届く高さに。
無理ぽ( ;∀;)
でもね。
狙いの一つである
ウバタマムシはきちんと出したのですよ。
今年羽化したとみられる羽脱孔(羽化して脱出した穴)は何か所も見つけていたので、コイツは結果をだせました。
そして今週。
やはりJr.は忙しい。
出動する変態40代夫婦。
ポイントに到着すると
妻
「い、い、いるwwwww」
いきなり発見。
しかも高さは2mくらいの場所に止まっている。
しかし、ボクはどこにいるかわからない( ゚Д゚)???
妻がむんずと網を振り上げ、、、
ブブブブブwww
飛んで行っちゃった(ToT)/~~~
妻、まさに →
OTZ
こんな感じ。
その後、粘ること2時間。
ちっとも飛ばない(飛ばないとどこにいるか分からない)
凹んだ妻はお腹がすいたらしい。
もう帰りたがっている。
昼飯を何にするか悩んでいる。
そろそろ潮時だからと、帰る準備。
でも、ちょっと悔しいので、林の奥にある木を見にいくNico。
ふと覗いた木。
ミズキの衰弱木に留まる緑の光沢。
キタwww (-ω-)/
まさに神。
やはりいた。
この裏山に。
こちらはヤマトタマムシの♀。
ミズキの衰弱木に止まっていたのは、産卵のため。
この木にはいくつかの産卵跡と羽脱孔もありました。
やっとみつけたホスト。
この木が切られなければ、あと数年はタマムシが生き延びられます。
久しぶりに、ちょっと手の震える経験ができました。
しかも家から歩いて10分の場所で\(-o-)/
ということで、虫屋魂をお送りすることができたのですが、
「虫屋さんの百人一種」
出版藝術社
沢山の虫屋さんが虫に対する熱い想いをエッセイに込めた一冊
各ページに1種ずつ、カラー写真入りでその虫の解説と採集にまつわるエピソードが丹念に綴られております。
そうです。
Nico家の三人も執筆しているのでぃす。
もちろん
アレ
ですよwww。
7月17日発売です。
大きな書店やネットなどで絶賛発売中でございます。
みなさんも見かけたら、ひやかしてくださいね。
そして、ア○ゾンの書評に☆×5して楽しみましょう。
* 注
この本が売れても、我々のもとには一切印税は入りません。
要は、絶版を少しでも遅らせようという悲しい努力です(笑)
でも、読み物としても悪くない出来になっていると思います。
興味があったら、お手にとってみてください。
Posted at 2015/07/19 23:33:54 | |
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むし | 日記