
お友達のまこじいさんさんが
昨日のブログに負圧管理について書かれていました。
普段から負圧チェックをしているのは流石だと思い、私も昔調べた情報を掘り起こしてみました。
ブースト計、NA車で負圧計を付けている皆さんは負圧を気にした事ありますか?
負圧状態を見る事により大まかなエンジンコンディションを知る事が出来ます。
ちなみに負圧というのはエンジンが空気を吸っている状態の事で、0が大気圧、-760mmHgが真空状態です。
NA車の場合、自然吸気なので大気圧以上になる事はありません。
ターボ車の場合、タービンにより圧縮された空気を送り込む事が出来るので大気圧以上に上げられるわけで、メーターは+側(正圧)になりエンジンに空気を送り込んでいる状態です。
ちょっとそれましたが、以下が負圧の参考数値です。
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-450mmHg前後 ---- 正常(低いほどベスト!)
-350mmHg前後 ---- 点火時期遅延、ピストンリングからの圧縮漏れ
-300mmHg以下(-200~-300mmHg) ---- バルブタイミングの遅れ
-100mmHg前後もしくは0 ---- インマニの漏れ
-100mmHg前後で不安定に動く ---- プラグのギャップ不良
アイドリング時-250~-550mmHgで不安定に動く ---- インテークバルブガイドのへたり
常に高い数値と低い数値の間で動いている ---- ヘッドガスケット漏れ
アクセルオンで回転数が上がると激しく振れる ---- バルブスプリングのへたり
不良バルブが動いているときに針が下がる ---- 吸気・排気バルブの漏れ・焼き付き
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メーターによって単位が違うと思いますが、最近は「 kPa 」を使うメーカも増えてきたようで、上の例で言うと「-450mmHg」=「-59.985kPa」となり、まこさんのボルちゃんはいたって健康であることが伺えます。
また「 bar 」はkPaと桁違いでほぼ同等です。(-0.59985 bar)
あとアクセルをオフにすると針が下がりますが-760mmHg(-101kPa)に近い程エンジンが健康であると言う事も言えます。
実際は-600mmHg(-80kPa/0.8bar)前後だと思いますが。
尚この数値はあくまでエンジン内部のみなのでこれが全てではありません。
またメータの取り付け場所によっても多少違いが出ると思います。
負圧が正常値でもエンジンの機嫌が悪いと言う事もありますので参考程度と思って下さい。
ブースト計のピークも大事ですが負圧も大事という事で・・・
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Posted at
2011/02/06 16:12:20