
えっと・・・
前回の続きです
今回はちょっとヘビーな話です( ̄▽ ̄;)スンマセン
今回体験に使ったのは
小学校の体育館でした。
小学校の体育館は
児童の人数や立地規模にもよるかと思いますが
おおよそ
22m~25m × 25m~30m = 550㎡~750㎡
人ひとりあたりの占有面積を1畳ちょっとと考えると
1畳 約1.5㎡ 大人の身長を165~180cmと考え 幅1mと暫定し(車椅子の最小活動スペース)
約1.7㎡と仮定すると
体育館 550㎡の体育館の場合 収容可能 人数は 約 300人~320人と推定できます。
皆さんのお近くの小学校の学区の総人口は何名でしょうか?
おそらく
多くの方が
避難できない事実に気が付くと思います。
今回、海老助が宿泊した小学校の
想定 収容可能人数は 約300人でした。
体育館近くには
防災倉庫があり
備蓄品の点数は約200人分(食料と水は含みません)
トイレの消臭剤 消毒薬剤 処理剤の数は 200回分
もう既に
お気づきの方もいらっしゃると思いますが
100人分足りません!!!
阪神淡路大震災の時の電気に復旧には約1週間
水道に至っては 約3ヶ月
下水道はなんと 約4ヶ月以上
復旧に掛かったそうです 長いところで・・・・
東北地震の時は
最短でも 電気 水道 などのライフラインの復旧までに要した時間は なんと 5日
3日で復旧する地域は皆無だそうです
因みに
今後30年間のうちに 震度6以上の 揺れに襲われる地域の分布図です
四国から近畿 そして北陸地方から関東まで 広い範囲がこの 地域にあると推定されています
情報元はコチラhttp://www.j-shis.bosai.go.jp/map/
・・・・・・・・
なんか
嫌な予感しませんか?
いつ起きるかわからない以上・・・・
手の施しようは無いのですが
水を我慢するのは3日ではなくて5日(最短でデス)
『そんなの行政が準備してるやろ??』
って思った方・・・・
(;一_一)あまい!!
行政の国家予算には国民の半分も面倒見るほどの予算が組まれてませんよ
その証拠に
もう一度
上からよく読み返して下さい!
一箇所 オカシナ数字があります。
ココです
トイレの消臭剤 消毒薬剤 処理剤の数は 200回分!!
200人分じゃないんですよ!
収容人数が300人に対して 200回分
一人 1回すら用をたす事ができない数字なんです。
調べてみました
人間が一日に行くトイレの回数は10回~13回(大人)
男は最悪・・・・○○って方法もなくありませんが 軽犯罪に抵触するおそれがありますので伏字にします
女性はそんなわけにも行きませんし、そもそも、衛生面でよくありません
『そんなの、トイレですればいいじゃないか!』っというごもっともな意見もありますが
下水管の被害状況が分かるまで、基本的には避難所(小学校など)の水洗トイレは使用禁止となる恐れがあります。
つまり、トイレの事に特化して考えても、行政には頼りきれないっということになります。
次に
水ですが・・・・
ライフラインの復旧までに最低5日
人間が最低限1日に必要な水分量についても調べてみました
参考サイトはコチラ
成人で 1kgあたり 50ml
子ども 50~100ml
幼児 100~150ml
体重60kg の大人なら 60kg×50ml =3リットル
体内代謝による生成された水分量 約0.5リットル
避難時は食料から十分な水分は得られないので
3-0.5=つまり2.5リットルの水分が必要になる
体重60kgの大人4人家族なら 2.5×4人×5日分=50リットル
つまり 50リットルの飲料水の備蓄が必要となります(あくまでも飲料に特化した最低限です)
2リットルのペットボトルで25本分
図を見て頂ければわかると思いますが・・・
かなりの広範囲です。
近隣の県の援助は期待できそうにありません
コチラは
南海トラフが動いた場合の被害予想デス 地図の赤いところが被害の多いところです
赤い帯 黒い帯は 活断層の分布図です
帯だらけです(ーー;)
この地図を見ただけで 三重県を含めた東海地方は壊滅状態になりそうです。
続いて電力ですが
コチラは水力発電所の分布図です
情報元はコチラhttp://map.ultra-zone.net/japan_power_plant
震災時を想定すると、火力発電は止まるでしょうから・・・・
コレだけになります・・・・
通常時はコレだけの火力発電所が
稼働してます
つまり半分以上が火力に依存していることになります。
水力発電所もどれほど残ることになるのか・・・
よく見ると三重と愛知には
水力発電施設が・・・・殆ど無いデスネ~( ̄▽ ̄;)!!
送電線網もどれだけ生き残ってくれるのか・・・・
発電機も場合によっては考える必要がありそうです。
あくまでもココに記載した内容は
海老助が参加した防災訓練の実際に東北の避難所で活動された団体による講習会と独自で調べたデータですので
多少の誤差、誤りがある可能性もあります
住む地方によって対応も違う場合があると思いますので、最寄りの行政の防災課等にて
お問い合わせられることをオススメします。
このブログが何かのキッカケになれば嬉しく思います。
追伸:今回の講義でも言われましたが
行政を超えた防災対策が必要! という事です。
自分の身、自分の家族は自分で守りましょう!
次回に続きます・・・・
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Posted at
2013/01/22 00:23:40