ワルめーら@Terryのブログ一覧

甲府盆地が実によくみえます。
日こそ暮れましたが、盆地内の街明かりが盆地の輪郭を未だにみせてくれています。
都内では雨混じりの寒い気候でしたが、私が外出し始めた昼には止み、甲府盆地では陽射しに恵まれました。
肌寒さもありません。








高尾山までは高速で快適なハイスピード走行を楽しみ、続いて馴染みの大垂水峠にてワインディンぐを楽しみます。

峠を降りてしばらくして、かつて夜な夜な走り回っていた峠道に行ってみようと思い、甲州街道を外れてみましたが、これもまた幸運でした。
しばらく峠道を進むと右手に美しい芝桜が丘一面を覆っているではありませんか。
来客されている方は皆無に近く、これは本当にいいスポットを見付けました。
というわけで、私は初めてこの素晴らしい場所を見つけましたが、灯台もと暗しでした。














さて、ゆるゆると甲州街道に戻り、日本三大奇橋である猿橋近くでは賑やかな神輿行列とすれ違いました。
いかにも、昔から伝統的に続いているという風の神輿行列でした。

このまま甲府に向かうと、笹子の険にぶち当たります。
今月初旬は唯一の自動車通行可能な峠道が通行不能でしたが、今回は通ることができました。
しかしながら、人煙も無い杉林は徐々に白銀世界へと変貌していきました。
峠にある旧トンネル(なんと峠の頂にもトンネルがあります)傍にクルマを停めて少しだけ登山してみました。
さすがに厳しいですね。平地ではないので、雪や氷がズボズボとめりこみます。山とはいえ、もう四月下旬なのですが。
ところで、ここらは熊が出るのですが、今年はまだ冬眠中なのかもしれませんね。
















もう1300年以上もこの盆地から、南アルプスや大菩薩嶺の峰々に被さった白銀を仰いだり、笹子の難路を密かに見守っていたのが、甲斐の国の国分寺と国分尼寺でしょう。
奈良の昔に聖武という天皇が各国ごとに国分寺を建立するよう命じました。いまでも各県に国分寺という地名が残されているのはその名残です。
なお、国分尼寺は女性のための官営のお寺です。
山梨には旧一宮町に国分寺と国分尼寺の蹟が残されています。
草で覆われた蹟を裸足で踏み歩いてみました。
かつての仏教国家鎮護のためのお寺は、1300年後に私に素足で歩かせるほどに気持ちいい場所を提供してくれています。
素晴らしいことだと思いませんか？





今日も素敵な一日を過ごしていることに感謝。