コバティ～のブログ一覧

またしても、ご無沙汰なブログとなりましたm(__)m


皆様方は、仕事や花粉、はたまたPM2.5など、様々な時事で忙しくされていた事と思います。


わたくしコバティ～も、とうとう花粉症デビューしました。目が痒く、くしゃみが止まりませんでしたが、耳鼻科通いで何とか誤魔化せている感じです(*_*)


そんな中、先般のブログでも書き込みしましたが、最愛の祖母が1月22日に、95歳の生涯に幕を閉じました。


ここからは、またしても湿っぽい話になりますので、楽しい話題をご希望の皆様は、スルーしてやって下さいませ。



前述の祖母の他界から1ヶ月も経たずして、今度は祖父がこの世を去って逝ってしまいました。
９８歳でした。


祖父も祖母も、年齢なりに体力の衰えはあったものの、呆ける事なく、身の回りの事や庭弄りなど、人に頼る事なく、最低限の事は自分たちでこなしていました。


元気な2人であったと、孫なりに感じます。
『まだまだ元気だから、いつでも会える』といった考えは、大きな間違いでした。


祖母が亡くなり、独りぼっちになった祖父。
父母や叔父・叔母、そして弟や従兄弟は、祖母が居なくなってから『お婆ちゃん、何も言わず先に逝ってまいおってからに』と、口を開ければ呟いていた、そんな祖父を気遣い、みんな毎日の様に顔を出しに行っていた中、僕は仕事が忙しいからという理由だけで、『行ける時に行けばいい』と自分に言い聞かせていました。


しかし、祖父との別れも、何の前触れもなく、突然やってきました。


2月14日の夜中2時過ぎ、僕は出張先のホテルで、何だか寝苦しく起き、ふと気付くとエアコンも入れてないのに、背中だけ汗びしょでした。
携帯イルミネーションが点滅していたので見ると、2時20分に父からの着信履歴。


電話を折り返すと、父が『お爺ちゃん、死んだ』


ただ、その一言だけでした。


何が何だか分からず、また朝に電話するという事になり、電話を切りました。


夜が明けて、夜中の出来事は夢だったのではと、父へ電話をすると、やはりそれは現実だったのでした。


しかし、何故か祖母の時の様な悲しさは、この時こみ上げてはきませんでした。

仕事を終わらせて、会社のクルマで祖父母宅へ向かう途中も、思い返せば祖母の時には目に涙を浮かべ、前が見えなくなるくらいでしたが、何故かポッカリ心に穴が空いた様に無心でした。


途中、従兄弟を神戸駅でピックアップして、祖父母宅に着き、祖父の横たわる姿を見て、一気にこみ上げてきました。


走馬灯。



正直、祖父とは生前、あまり折り合いが良くないと言うか、何かにつけて厳しく小言を言われていた記憶しかありませんでした。
ましてや、褒められた等という記憶は皆無でした。


しかし、何故なんでしょう。


受験に合格した時、会社へ入社した時、結婚が決まった時は目に涙を浮かべ、チビが出来た時も自分事の様に喜んでくれてた事など、数少ないながらも思い出しました。


そんななかでも、幼少期…多分、３歳くらいなのでしょうか。僕を抱っこして『高い高い』して笑ってた顔が目の裏に甦り、無性に辛く哀しくなりました。


僕が同じく３歳の頃、まだ東京で高層団地に住んでいた頃、祖父が神戸から出張で東京に用があり、仕事を終えて我が家を訪ねて来た時に、僕は廊下を三輪車で走り回っていたらしいのですが、エレベーターを出て歩いて来る祖父を見て、『お爺ちゃ～ん』と声をかけたのが、一番嬉しかったと大人になって聞きました。


そんな祖父は、祖父、父、僕は長男で、だからこそ父や僕に厳しく言い続けてきていたのだと叔父から言われ、初めて小言の真意が分かりました。それを言わない祖父は、身内に不器用な人だったのだと、改めて感じ取る事が出来ました。


祖父は、決して身内に媚びる人ではありませんでした。常に厳格であり、責任感の強い、だからこそ生涯勤めあげた『司法』の世界を全う出来たのだと、今だから思えます。
子や孫の為に、仕事に厳格に誠実に生きてきた祖父…。


僕は、あなたを誤解して39年を生きてきた気がして、申し訳ない気持ちでいっぱいです。


告別式の2月16日。
僕の誕生日です。これも、何かの縁なのでしょうか。

今だからこそ…今更遅いですが、生意気ばかりを言って、お爺ちゃんの言う事を素直に聞けなかった事に一言、

『ごめんなさい』


と言いたいです。
棺の側で言ったの聞いてくれたかな。


今頃、お婆ちゃんと仲良くしてる頃でしょうか？


僕は、お爺ちゃんの様に厳格ではありません。でも、責任感と努力だけは、何とか受け継いでいければと思っています。


どうか、どうか遠い空から、お婆ちゃんと一緒に、みんなを見守って、道を反れそうな時は、いつもみたいに叱って下さい。


お爺ちゃん。
今まで、本当にごめんな。

何年先か分からへんけど、またいつか逢える日を、楽しみにしとくね！


お爺ちゃん、本当にありがとう。
お婆ちゃんと仲良くね。




※お読み下さった方々、湿っぽいブログで、本当にごめんなさい。
前回のお婆ちゃんの他界に続き、この話を書き込まないと、気持ちの切り替えが出来なくて…
今回も、この様な個人的な書き込みを、ご容赦くださいませ。