
さて、今回はもう1台の愛車ポルシェ964について、たまには書いてみたい。今年で20歳で、うち15年は僕の愛車となっている。
ブームのときは見向きもしなかった911。(今もだけど)914や924、928のほうが好きだった。
学生時代はカローラのお下がりに続き、スプリンタートレノを親に買ってもらって乗り回していたのだが、社会人になって2年目くらいになってクラッチが駄目になった。
僕は猫も杓子ものハチロクに乗っているのが嫌で嫌でしょうがなかったので、これ幸いに買い換えることに。自分で初めて買う車は「スーパーカー」と決めていた。
ところが、やっぱり聴く話は「壊れる」とのウワサばかり。将来ミウラは決まっていたので、まずは初外車で我慢することにしたもののの、「スーパーカー」は無理でも、「亜スーパーカー」くらいは体験しておきたかった。
「亜スーパーカー」といえば、ポルシェ911、928、968、アメ車、スーパー7、ホンダNSX辺り。
ミウラ命の僕は同じようなヘッドライトの968を候補に、色々探し回った。ところが968も中古が高かったころで、もうちょっと頑張れば、911にも手が届く時代だった。993発売直後は高騰した964中古だが、この頃はようやく値下がりをみせており、確か5年落ちで500万円くらいだったかな?
そんなこんなで、25才で911オーナーになってしまった。運転に自信がない僕はもちろんティプ。
すぐにコンピューターが死んだり、エアコンがほとんど効かない、ATなのにエンストするなど、最初の1年はトラブル出しとなったが、そのがっしりとした作りなどなるほどある意味頂点のGTカーだと少しずつ愛車が好きになっていった。外車のモロさと素晴らしさを感じることもできた。
今では、壊れないし、古くても味が感じられるし、とっても大事なアシとなっている。
だが、このクルマに乗り始めたころは、ボクスターもカイエンもなく、まだまだ「ポルシェ」は「身近ではない高級スポーツカー」だったのかよく煽られた。
首都高でイジったスカGやサバンナRX-7に無理に追い立てられたり、南大沢のトンネル近くのゼロヨン族に絡まれたり、(993に最新を譲ったとはいえ)964がまだ現役だったころはロクな思い出がない。
ようやくポルシェも身近な存在となり、964もオールド911となった。南大沢の直線も珍走団防止の波うち舗装とされ、現在は964の余裕あるパワーでゆっくりのんびり乾いた空冷音を楽しんでいる。そしていざとなればそのフケのよい加速も体感できて素敵だ(本音を言うと993のほうがちょっとだけ好き・笑)。
ときどき、プシューとか言う石鹸箱みたいな国産車に苛められるけど、そんなときゃそうさ逃げるのさ。
Posted at 2010/10/07 21:10:43 | |
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スーパーカー | 日記