
昨日は、義母の一周忌の法要でお寺に行って参りました。
お寺のお墓には、10年前に亡くなった義父と義母が眠っていますが、そのお墓とお寺がチョット違う。
簡単に言えば、お寺全体がビルになっていて、うちのお墓は、4階にあります。
2階と3階は、お寺。
そのお寺、最近は繁盛?しているのか、1階にもお墓のスペースが増設されています。
1階の受付でカードを受け取り、当家のお墓がある4階に上がります。
4階に上がると、法事などが行える部屋とお墓の部屋があります。
お墓の部屋には、柱とガラスで仕切られた3か所のブースがあり、柱部分に組み込まれたカードセンサーに受付で渡されたカードを差し込むと、2分ほどで骨壷が収められた当家のケースが、どこからか登場する仕組みになっています。
それまで閉まっていたガラスの扉が自動的に開き、あっという間に当家のお墓が眼前に現れます。
中の仕組みを見たことはありませんが、倉庫のピッキングシステムの応用で、棚に整然と収められている当家のお墓が、コンピュータ制御によってここまで運ばれてくる仕組みであることは間違いありません。
草むしりも、お墓を洗ってあげることも、お供物をお供えすることもできないので、墓参りと行ってもなんだか風情も情緒もないのですけど…。
10年前に亡くなった義父が、非常に合理的っていうか割り切った考え方の人で、横浜にあったそれまでのお墓を自分が死ぬ前に整理して、ここに移設すること決めたんです。
お墓の問題って、年をとればとるほど保守的になる傾向が強いと思うのですが、そんな決断を、残された人たちのことも考えて決めてくれた義父には、ホントに頭の下がる思いです。
帰る田舎もなく、後継ぎのいない( 後を継ぐもんなんて何もない )私も、同じようなお墓をそろそろ探そうかな!?
Posted at 2010/08/01 16:30:12 | |
トラックバック(0) |
日常のこと | 日記