
夜の帝王の名を欲しいままにしているのに、これまでの道中、清く正しい日々を過ごして参りました。
(^^)v
そろそろ限界…。
それに、最後の宿泊地の宇部からは、およそ1000km以上を弾丸で帰ることになります。
「今日はちょっと呑みますか!?」
「ですね!」
の自問自答。
夜の街に繰り出しますが、ひとり旅ですからデカイ居酒屋なんかで呑むと、浮いてしまいます。
ひとり呑みの基本は、おばちゃんがひとりでやってるようなお店で呑むことです。
知らない土地でそんな店を探す嗅覚には自信があります。
あんまり人も歩いていないメチャクチャ寂しい街の中から、コテコテの名前のお店を発見。
躊躇なく、行きます。
「いらっしゃ~い」
案の定、おばちゃんひとりのお店。
常連客っぽいお客さんがひとり。
「イイね!」
でもなんか変…。
超ドメスティックな名前のお店なのに、おばちゃんが…。
日本人じゃない!
「あれ?ママさん、もしかしてフィリピン人?」
「そうよ!私、ぴりぴんじ~~ん」」
フィリピン人特有の明るさで答えてきました。
(@_@;)
すぐに気持ちを立て直し、カウンターに座って呑み始めることにしました。
最初にいた常連客以外は、その後、誰も入ってきません。
なんだか友達のうちで呑んでるみたいな感じで、終いにはママさんまでカウンターに座って呑み出す始末。
「ママさん、ビサイアンでしょ?」
「ナンデワカル?」
「わかるよ!顔の感じと日本語の発音でね」
みたいな話をして約2時間。
そこのママさんが教えてくれた、日本人とフィリピン人の連合軍が迎え撃つオネータンのお店に行くことにして、そのお店を後にしました。
店を出るとすぐに、知らないおっさんが私に声をかけてきました。
???
大阪で仕事をしていて、もともと浜田の出身の人らしい。
魚の美味しいお店があると、執拗に紹介してくれる。
悪人ではなさそう。
でも、私はもうおなか一杯だし、教えてもらったお店に行くと丁重にお断り。
そしたら、
「じゃあ、俺もそこに行く。一緒に呑もう!」
???
「いいですけど…」
なんだかよくわからないけど、一緒にお店に行きました。?
自分の分だけ払って1時間で帰って行きました。?
不思議な人でした。?
一方、私は最初に決めていた2時間で帰ろうと思って精算しようとしたら、
「安い!」
もう1時間延長しちゃいました。(^^ゞ
朝
気がついたら、8時半。
(>_<)
これまで勤め人のように8時には出発してたのに…。
まっいっか (^v^)
このあたり、私の真骨頂であります。
約2時間遅れで浜田を出発。
萩に向かいます。
とにかく信号のほとんどない一般道で渋滞もない道ですから、ナビが予想する到着予定時刻を少しずつ挽回できます。あわてる必要がないんです。
萩では、博物館に行ったり、焼き物を観たり、ナマコ壁の街中を散策したりして、ちょっとカルチャーな時間を過ごしました。
萩でゆったりした後、今回の最終ゴールである下関に向かいます。
山陰をずう~~っと回ってきて、
着いた下関にはビックリ!
「すごい都会なんですけど…」
チョット気おくれしてしまうんですが…。
ってことで、最初は本場下関で、フグでも食べようかと思ってたんですが、そんな気分にならず。
釜山や青島に向かう船が出港する下関港国際ターミナルで証拠のランダー写真をパチリ。
宿泊地の宇部まで、逃げるように下関を後にしてきました。
ところで、関門海峡ってあんなに狭かったなんて知りませんでした。
声のでかい人だったら、九州の門司まで声が届きそうなんですが…。
驚きました。
Posted at 2011/05/03 21:08:58 | |
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