
トヨタが悲願の初優勝を狙った今年のルマン。
ネットで見れたこともあり、チェックしていました。
衝撃だったのは、トヨタのトラブル!
8号車も7号車も9号車も違う原因でのトラブルで、ポールを取った7号車と、9号車はリタイヤ。8号車も大きく遅れての9位フィニッシュとなりました。
今年のトヨタは調子いいのですが、ルマンの壁は厚かった。
一発の速さも大事ですが、故障してもピットまで戻ってこられる
バックアップが足りなかったように思えます。
ポルシェも傷だらけで、エースの1号車はリタイヤと、2号車も
トラブルで長いピットストップの上での勝利でした。
LMP2クラスに総合優勝を取られそうになりながらの、「両者負け」の中、「地力の差」で勝ったと言えるでしょう。
凄く荒れたレースでした。
面白かったのが、GTE-Proクラス。
最後の最後までコルベットとアストンが争い、
残り二週でのアストンのアタックをコルベットが抑えるも、
最終ラップでアストンに消耗させられたコルベットがコースオフし、アストンが勝利。
コルベットはヨロヨロと走ってチェッカーを受け、力尽きての三位。

24時間近く走った上でのコンマ差の勝負、スプリントレースの様なバトルは圧巻で、感動の結末でした。どっちも凄い!
話はトヨタに戻り、レース後の豊田社長のコメント。
まず最初がドライバーに向けた言葉、
「思いっきり走らせてあげられなくてゴメン…。」
でした。
レースを良く知っている社長の、ルマンにかける思いが
伝わり、悔しさのにじみ出る内容。
豊田社長になってからのトヨタ。
クルマそのものの楽しさを大事にして、レースにも積極的。
「80点主義」と言われていた時代とは打って変わり、
クルマ好きのためのメーカーに変わってきたように思います。
元々、モータースポーツのイメージはホンダが強い気がしますが、F1への取り組みを見ても、もはや逆転していると言えましょう。
8号社長は現場にも行かないし、きっと「ゴメン」なんて
思っていないのでしょう。
(いちいち謝っていたらキリがないほど負けていますが・・・)
ホンダファンとしては、非常に残念な昨今です。
最近の両社を見ていると、トヨタの方がレーシングな会社です。
Posted at 2017/06/19 18:02:21 | |
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