
開催が危ぶまれていたバーレーンGPですが、無事何事もなく終わりました。
レースの方は今季4戦目にして4人目のウィナー誕生、表彰台は中国と総入れ換えと、2012シーズンの競争の激しさを象徴するようなレースとなりました。
1.チャンピオンらしいレースでベッテル今季初優勝!
中国まで速さを見せられなかったレッドブル+ベッテルですが、もげていた翼が戻ってきたようです。
予選ではQ2までは苦戦したものの、Q3でスーパーラップを出してPP。
ベッテルの完璧な走りは久々でした。
3位にはウェバーが入り、レッドブルは復調傾向?
そして決勝。
スタートをきれいに決め、ごちゃごちゃする後ろを尻目に有利に進めました。
途中、ライコネンに追い上げられるも、一度のアタックを退け、ピットが同じタイミングだったためにそこで順位も変わらず。
最終ストップ後は早々とライコネンを引き離し、そのままフィニッシュ。
差は少なかったものの、去年までの黄金パターンでした。
ここまでの過程は小さな改良を積み重ねたようで、苦労した分嬉しそうだったベッテル。
久々のウラ人差し指を見れました。
2.ライコネン、嬉しくなさそうな2位
ライコネン、予選ではあえてタイヤを残し、11番スタートから2位表彰台ゲットです。
まず、スタートで遅いマシンを抜き一気にジャンプアップ!
その後はマッサとバトルをしたりとロスもありながら、レース中盤ではトップグループへ。
最後はベッテルだけでしたが、接近まではできても抜けず。
ピットストップも同時だったので前に立てず。
ベッテルに引っ掛かったタイミングで作戦を変えていたら優勝もあったかも知れませんが、たらればを言っても仕方なし。
優勝の手応えがあったライコネン、優勝以外は嬉しくないのか会見ではクールでした。
シャンパンじゃなかったのが残念だったんですかね。
僚友グロージャンが3位に入り、ロータス大躍進。
今年の勢力図、なかなか掴めません。
3.可夢偉、見所なし
今回のザウバーはペースが足りませんでした。
オーソドックスな作戦のペレスが11位、可夢偉13位。
接近したシーズン、細かな積み重ねで簡単に順位が変わるので、ザウバーには開発とか作戦とか作戦とか頑張って欲しいもの。大事なことは二回言います。
可夢偉の作戦、タイヤが持たないことは明白だったのに、どうしてあのタイミングになったのでしょうかね?
セーフティーカー狙いだったのか?
謎です。
まぁ、今回はポイントを取れるペースはありませんでした。
ランキングを整理しましょう。
Pos Driver Points
01 Sebastian Vettel 53
02 Lewis Hamilton 49
03 Mark Webber 48
04 Jenson Button 43
05 Fernando Alonso 43
中国まで地道にポイントを積み重ねたベッテルがトップ、優勝のないハミルトンが2位、4戦とも4位のウェバーが3位。
これを見ると、今季はリタイヤ等のノーポイントが非常に響くシーズンと言えそうですね。
次回は少し間があいてスペインGP。
接近したシーズン、次回がどうなるか誰も予想できません。
開幕が待ち遠しいですね。
Posted at 2012/04/23 08:44:02 | |
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