三週間の夏休みが終わり、再びF1が再開されました。
今回は“スパ・ウェザー”と言われるほど天候に翻弄されるGP、今年も演出してくれ目が離せないレースとなりました。
さて、今回も見所3ついきます。
・はちゃめちゃベッテル
ちょっと擁護のしようがないですね。落ち着きがなさすぎる。
バトンへ特攻したのは、不必要なほど接近しすぎでしょう。
気のあせりは理解できますが、残りのGPが段々少なくなってる中で確実にポイントを取ることを重視しないと。
リウッツィとの接触→パンクで実質終了ってのも×。
天候の変化でまだまだ可能性があるのに、何故勝負を急ぐのでしょう?
チャンピオンシップを争うのならば、最悪の状況でも1ポイントでも多く狙うべきであるのに、そのあたりの“計算”がいつまで経ってもできないですね。
最終的にリウッツィは11位。
ベッテルは接触→後退しなければポイント取れてましたのにね。
・可夢偉のうまいレース
可夢偉は抜群にレースがうまい。改めてそれを感じさせられる今回のレースでした。
最悪の17番手スタートだったものが、スタートも成功し、セーフティカーのタイミングで早速プライムに替えて着々と順位を上げていく。前のクルマがタイヤ交換義務を果たす間にどんどん順位を上げる。
文字にしてしまえば凄く単純で簡単な作戦であるけど、プライムタイヤで1レースを走らせるこの作戦、遂行するのはテレビで見る以上に難しいでしょう。
結局は終盤になり雨が降ってきて、メルセデスの賭けが当たった(こっちもほぼ1レースタイヤを持たせた)ために6位には入れなかったものの、アロンソやロズベルグとバトルをした上での8位入賞は素晴らしかった。
レースは素晴らしいので、後は予選ですね。
・チャンピオンシップの行方
辛いコンディションながらも一つ一つの選択を誤らずに優勝したハミルトン。
最悪のスタートから見たら最上の結果を出したウェーバー。
チャンピオンはどちらかでしょう。
ハミルトンはマシンのポテンシャルを十二分に発揮して安定したレースをしますね。
今回みたいなマシンに有利なコースでは高い確率で勝ちますし、勝てないレースでも考えうる限り一番いい順位でフィニッシュする。
ベッテルがああいう状態なので、ハミルトンがチャンピオン最有力と見ます。
ウェーバーは少し前までは非常にアグレッシブな走りで危なげ満点でしたが、近頃はチャンピオンを意識して凄く堅実(会見でもポイントを取ることの重要性に触れていたし)。
ただ、ベッテルとの無駄な争いをチームが止めさせてウェーバーに注力しないとハミルトンに持って行かれるでしょうね。
ダークホースはバトンとベッテル。
バトンは今回かわいそうでした。
まぁ、どちらにしても実力でチームメイトのハミルトンの方が優位であるので、よほどの事がないと難しいでしょう。
ベッテルはポイント差がついてしまったので、優勝で大量ポイントを稼ぐしかないですね。
どちらにしてもチャンピオンはトップ二人に絞られた感じです。
次はイタリア・モンツァです。
チャンピオンシップの行方は?
可夢偉がどこまで行けるか?
次回も目が離せません。

Posted at 2010/08/30 08:22:34 | |
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