ご無沙汰しております。横好きのDです(^-^)/
今日は半日仕事でした。寒いですが天気が良いので仕事から帰ってからの補修です。
何を補修したかというと、ekワゴンのドアミラーです。
昨年11月から助手席側が動かなくなって、春を待っていました。
百聞は一見にしかず。見てみましょう。
動画は格納→復帰ですが、動かないばかりか やかましいですよね
早速やってみましょうか
といっても、何も参考にせず行き当たりばったりで
自分の経験則から行ったDIYですから、ご参考程度に
ドアノブのところにあるビスとここのビスを外します。
あとは内張を手前に引いて外します。
内張を剥がすとドアノブの裏側にタイコがいつものようにあるので外します。
その下に窓ガラスの開閉用のコネクターがあるので、これを外します。
剥がすとこんな感じです。
内張を外したドアの内側です。
ドアミラーを固定しているナットを緩めます。
10mmです。
ビニールを少しめくって
固定されているステーを外します。
ブチルが邪魔なので寄せましょう。
あと、写ってるコネクターも外します。
ツメはこんな形です。
マイナスドライバーで外せます。
ドアミラーを固定しているナットは残り2つあります。
目隠しシールを剥がすと現れます。ここも10mmです。
この2カ所のナットは落とすと大変なことになるのは容易に想像できると思うので、慎重に外して下さい。
何Nmで固定されているのか分からなかったので、測ってみると3カ所とも4.4から5.8Nmにあったので、間を取って5Nmとしましょうか。固定するときの目安とします。
最後に緩めたナットを外します。
いざ
ドアミラーを引き抜こうとすると、ハーネスが支えて取れません。
マスキングテープでくるんでおくと、上手に抜けました。
ミラーを外します。
隙間から中をのぞいてみると、3カ所で固定されています。
下側からバキッと外して
次は外側。最後に中央を外します。
この辺は力業ですね。
ドアミラーを3枚おろしのように分解していきます。
右上、左上、左下に四角い窓があって、いかにもつまんでくれと言わんばかりのステーがあります。
どこから外せばいいのかコツをつかんだの記録しておきます。
左下から順に外していくのがもっとも簡単でした。
逆だと外したそばから次々嵌っていく
一番難儀したのが、ドアミラー内側にあるこの2カ所のツメ
狭くて自由がきかないので、長いドライバーでもツメを押すことが出来ず
この有様です。
折れてしまった。
後で補修しましょう。
何とか1枚目完了です。
2枚目は左側の上下のツメを外して
2枚目完了
ドアミラーを固定しているビスはトルクスですね。
合わせてみると25のサイズでした。
外します。3本とも同じサイズです。
トルクスを外すと、大きなミラーのステーが外せます。
外すとこのような構造になっていて、写真に写るプレートを外します。
プレートを外すと
3枚目は容易に外せます。
現れたサーボ固定用のビス3カ所を外します。
ひっくり返して、サーボ固定用のビス残り1カ所を外します。
写真を撮り忘れましたが、サーボは5カ所のツメで蓋が固定されています。
ツメは写真の左上に写る構造です。
爪楊枝などを用意して差し込んでこじると蓋が外れます。
写真の中央に写るモーターのコネクターをマイナスドライバーなどを用いて外します。
すると、モーターが外せます。
モーターに嵌っていたスクリュー状のギアを拾います。千枚通しなどを軸の穴に軽く差し込んでやれば取れます。
動かなくなった原因がこれですね。
サーボ内にありました。
構造を観察すると、モーターにくっついたスクリュー状のギアがこの欠けたギアに動力を伝達して、ミラーを格納復帰する原理のようです。
しかし、このギアがくっついている軸は脇にあるスプリングが邪魔して外せません。
こんなやり方で良いのか分かりませんが、ツメ付きワッシャーを開放しない限りこのスプリングは取り除けないようです。
ツメをひとつずつマイナスドライバーでこじって起こします。
拡大するとこんな感じです。
対角線上に開放していきました。
スプリングなので最後の1カ所を外すときは、きちんと押さえて外しましょう。
サーボの全体像はこんな感じです。
割れた軸付きギアをラジオペンチで回収します。
室内にもってきてギアを補修します。
微細な欠けはあるようですが、幸い細かく割れていないのでこのままくっつけられそうです。
重曹を盛るための溝をリューターで掘ります。
歯の部分を除き割れた箇所の面を取る感じで削ります。
瞬間接着剤を使い、慎重にくっつけます。
2カ所くらい点で垂らし正確に行う必要があります。
面取りした部分が溝になっているので、そこに瞬間接着剤を垂らし、その上に重曹を盛っていきます。更に瞬間接着剤を垂らして、重曹を盛ります。
オモテ面はこれでカチカチにくっついたと思います。
次は裏面です。
同じようにリューターで溝を掘って、瞬間接着剤を流し込み重曹を振りかけます。
写真の様になります。ギアには向きがあるので注意です。中央の出っ張りが高い方が軸の長い側です。
現物に仮合わせし、きちんと回るか確認します。
私はなんだかんだで5回行って完成しました。
最終的に盛った重曹をここまで削りりこみました。
ここまで削っても強度は問題ないようです。本当にカチカチです。
シリコングリスを塗り込んで元に戻していきます。
ツメ付きワッシャーはプライヤーを開いて押し込みました。配線を全部外せれば、20mm程度のボックスソケットなども使えると思います。また、スプリングが連結されたその太い軸も向きがあるのかもしれませんので、写真を良く撮ってからそれに合わせた方が無難です。
外すとき折ってしまったところも同様に補修します。
仮組みして動作状況を確認します。
後は、逆順で戻していきます。
完成の喜びから、気を抜いてドアにナットを落とさないようにして下さい。
あと、ミラーを装着するときは、中央、下、外側の順で行うと良いと思います。
で、できあがりがこちら
今日のDIYはおいくら万円でしょうかね?
浮いたお金で家族と思い出でも作りに行きましょうか。
でわでわ