改良と改悪

毎度です。


昔々、私がハチロクに出会った頃、ちょくちょく出入りしてたチューニングショップがありました。


ある日、エンジンオーバーホールやら、ソレックス44φをやたらと薦められた。

だ『ふんふん、で、これにすることでどうなるの？』
店『トルク出るし、音もいいし、サイコーに良くなるよ!!』

だ『でも僕のエンジン、ノーマルだけど、どうなの？』

店『もー、変わる変わる!!』

だ『ふーん…(-ω-)』




その頃から自問自答してたのが

『特に調子の落ちてないエンジンを、わざわざ開けて手を入れるのは、如何なものか』

『それ以前に、自分がノーマルを使いきれてないんじゃないか』

『下りで遅い、と感じなければ必要ないのでは？』

…その他諸々のだいはち的考え方と合致しなくて、結局ノーマルを貫き通す事になるんだが、このソレックスの件も結局の所…

『そんなにキャブが魅力的なら、最初からソレックスやウェーバーの着いた旧車に乗れば良いぢゃん！』

との結論に達した。


勿論、タコ足みたいに体感出来たパーツもあるので一概にダメではないけど、替えた事「だけ」に満足してしまっては、やはりいけないかな、と。


自分が、何が本当に不満で、どうしたいのかを明確にしなきゃ、改良のつもりが改悪になっちまうんぢゃ、身も蓋もない。


ショップ選びも大事。


自分の考えも大事。


ま、近年の私は、寿命を迎えたノーマルパーツの交換が『クルマにも自分にも一番効くチューニング』だと考えております(￣▽￣)b