
今年の春にミラノへ行ったときに思ったのは、日本車が少なくなったな、ということ。
ぜんぜん見ないというわけではないけれど、かつての勢いは影を潜め、見かける日本車のほとんどがタクシー用というプレゼンスの薄さ。
大きな理由のひとつとして、EUの関税廃止によってドイツ車が有利に働いてることがあるだろう。関税のかかった日本車とそうでないドイツ車では、日本車の「高品質なわりに安い」というアドバンテージが薄れるのはいかしかたない。
それと同じ理由において、FCAグループの車も目立っていた。
予想はしていたが、それでも現実のミラノを見てさらにおどろいたのは、圧倒的なディーゼルの強さ。ここ10年以内の車にかぎれば、ディーゼルでないものは見なかったような気がする。
リナーテ空港からミラノ市街地のポルタ・ヌォーバまで乗ったFIATティーポ・ステーションワゴンのタクシー。ナビはタブレット。当たり前にディーゼル。

ミラノはポルタ・ジェノバ駅前に路駐のアルファロメオ・ジュリエッタ。ディーゼル。

ミラノのマラソン大会を警備するアルファロメオ・ジュリエッタのパトカー。当然ディーゼル。これこのまま売ってほしい。

ディーゼルでないのはこのような古い車だけ。これはフィアット124のめずらしいファミリアーレ(ステーションワゴン)。さらにキャンバストップという貴重な個体。
最近、広島で製造されているアバルト124と同系とはおもえないホンワカ調。色がいい。

ミラノでなんども利用したウーバーのメルセデスベンツEクラスとシャイな運転手氏。乗せてもらうならこの車、最高。当然ディーゼル。
たいして軽油の安くない国でここまでディーゼルが多いのは正直、予想を完全に上回っていた。ディーゼルゲート事件どこ吹く風である。
Posted at 2019/07/20 01:13:14 | |
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