低走行車とはいえ、保管状況はおそらく青空だったであろう我がNBロードスター。塗装は多少くすみ、細かい隙間や外装樹脂パーツなど隅々に年式相応感というか、ヤレ具合が伝わってきます…
カウルグリルやモール類もそこそこ劣化していて、早く取り替えてあげたいところですが、お財布も寂しい状況。補修部品にお金も掛けず手っ取り早い手段は、やはり「お掃除」しかない!
全身の汚れを取り去ってやれば、全体的印象は大きく変わるはず…
モール類の供給は安泰(?)だし、いつでも変えてあげられるじゃん…?基本を綺麗にしてから細部のパーツを変えてあげなきゃ意味がないし。やるしかない。
ということで、最近お掃除にお熱な私です。
今に始まった事ではなく、NAの時にもお掃除してました。
でもキツい汚れがなかなか落ちず心が折れて、見える部分だけのお掃除で済ませていました。
NBに乗り替えてから、くすんだ塗装が気に食わなくて、自分でポリッシャーで磨いたら案外綺麗になって気を良くしてしまい、暇な時にはYouTubeで「car detailing」等の検索で出てくる海外の洗車動画を視聴して、また変な影響を受けました…w
中でも私が特に好きなのは赤いW201のメルセデスの動画で、ボディは苔むして、内装はカビだらけという、所謂草ヒロのような車を再生するという内容です。
積年の汚れを剥ぎ取られ、苔むした塗装面は磨かれ鮮やかな赤が蘇り、カビたレザーやカーペットが新品のように掃除されていく…朽ち果てそうだったメルセデスの仕上がりはかつての姿から想像もつかない様な輝き…という動画。これを観て気分が清々しくなりました。
自分の車だったらさぞ清々しいだろうな…と思って、またお掃除を再開した次第でございます。ほんと、単純です。
我がNBは気になる汚れのポイントが沢山あるので、チマチマですが少しずつ攻めていきます。結構楽しいのでupしていこうと思います。
たまたま家に「金缶」が転がっていたのもラッキーでした。
何年か前に興味本位で親が買ってきて一瞬で飽きていたはず。
金缶と呼ばれるそれ、正式には「マイティ クリーニングワックス」という名称です。ロードスターでお掃除してる方々は何故かこれを使っていらっしゃいます。
ネットで調べたら、天然成分で人畜無害、汚れ落とし、錆落としに有効という謳い文句です。
結構高くて1缶4500円もするそうです。
お掃除の基本の洗剤は「クイックブライト」だそうですが、家に無かったのでとりあえず金缶を使ってみましょう。
でも、久々に開封してみると何だか中身の様子がおかしいんです。
本来は固形ワックスのような固体なんですが、フワフワのペースト状になって、謎の水分が浮いています。不安になって湯煎して固め直したら、ちゃんと元の姿っぽい固体に戻りました。問題なく使えるのだろうか…
汚れ落としの実力を目で確かめたくて、深夜の駐車場に怪しい男が独りせっせと車を磨き始める…不審者の如く…w
とりあえず汚い、落ちない、コアサポート部分を軽く撫でてみました。道具はマイクロファイバークロスだけです。
今まで洗剤や研磨剤でも落ちなかったようなキツい奴があっさり簡単に落ちてしまいました…いやもう一瞬でツヤツヤです。これは強い!
以前使っていた洗剤や研磨剤だと濯ぎが面倒で、拭き上げも粉が吹いたりとシビアなんですが、金缶は簡単に拭うだけで全てが片付いてしまいます…すごい楽です…。
今まで使ってこなかった事を悔やんだ夜でした…w
エンジンルームは1度手を出したらなかなかキリないので、とりあえず、乗り降りで目立つドアフチを綺麗にします。
スカッフプレートが簡単に外れてくれるのでNAより作業が楽ですね。ここは元々が綺麗なのであまり代わり映えせず…
フロントフェンダーの際どい所は今後の課題に… マイクロファイバーとフリーハンドだけではやりづらいです。
コンパウンドで磨いてこれが限界だったトランク裏。露出部分なので、バンパーから覗くとすごくカッコ悪いです。
金缶パワーで塗装にも優しく綺麗に落ちました。
今までの苦労が馬鹿らしいくらい万能すぎる…
怪しい夜の車磨きはひとまず止めて翌日に持ち越し。
もうね、つやっつやです。
お掃除の代償は出来ましたけどね…2個とも爪を折ってしまいました。
エゲレス製の所為か?ライセンスランプの部品代がアホみたいに高いです。ほんとすぐ割れます。あまりにも割れすぎて、今は対策品が出回っています。
▶形状の爪の山が削られて、取り外しが容易になっているようですが、うちのNBは対策前のやつが付いてました。割れたライセンスランプは両面テープで固定して暫く我慢です。
給油口周りもマイクロファイバーが届く範囲で掃除します。垢っぽいのはよくあること。でもここが綺麗だと給油した時に気分がいいです。
リッドの淵にしつこい黒い垢がまとわりついてたけど、ちょっと強めに擦ったら落ちました。リッド裏側はハイオクのラベルを傷付けないよう優しく。ゴムのクッションが1個しかないけど、NBはこれが正解です。
給油口のパイプを止める4本のボルトが錆びてみっともないので、これは変えたいところです。
トランク淵は今はある程度でやめておきます。まだウェザーストリップのブチルゴムと格闘する勇気が無いし、メッキの傷んだデッキプレートも交換したくなってしまいます。
見えるとこだけ綺麗にして、後の楽しみに取っておきます。テールランプ裏やリヤバンパー裏もテンション上がりそうですが、また今度。
勢いでトランク裏全体を拭いたら、以外に薄汚れが蓄積していたみたいで、かなり綺麗になりました。
まあトランク裏が汚いということは、トランク内部もそれなりに汚れていることでしょう…。続きでカーペットを捲ってリヤフロア全面のお掃除です。
スペアタイヤとパンタジャッキは埃が溜まってますので拭き掃除。
汚ったねえ!緩衝材が湿気でフロアに張り付いてました。
緩衝材跡と埃をインテリアシャンプーで浮かし、ティッシュで優しく拭いました。
湿気でスペアタイヤのリムから錆汁が出ていたので、錆汁の跡は金缶で擦ったら綺麗になりました。
シーラーの目に詰まったカビ汚れも点々と黒く目立ちますが、金缶で拭ったら…
めっちゃ綺麗になります。インテリアシャンプーでは無理でした。
続いてバッテリースペースなんですが、数々のNBを見てきましたが、ここがよく腐ります。このNBは購入前に下見した時はパッと見て綺麗っぽいと思ってました。しかしバッテリーを降ろすと…
うわああああああああ…見たくなかったですね…
硫酸で塗装がやられてます…バッテリートレーも割れています…
硫酸の付いた塗装を放っておけないので、とりあえずインテリアシャンプーで中和して、落ちる汚れは金缶で取ります。
…いつかは板金です。
こんな感じで簡単な部分を極めていったら、次はエンジンルームに取り掛かる予定です。