今月は26杯でした。
1月は年始と言う事も有り、休み中はラーメンを食べる機会が無く、イベントも多かったので、少なめ(?)になっています。
①は町田家のチャーシューを使って家でラーメン。
年末はいつも実家の向かいの町田家のオーナーがチャーシューを呉れるので、それをラーメンに載せただけです。
それでも見掛けだけは本格的に見えます(笑)
実際、最近スーパーで売っているラーメンもグ〜ンと美味しくなっていて、下手なラーメン屋より美味かったりします。
まずはスープを一口。
ちゃんと煮干しが効いていて、且つ鶏の出汁も出ています。
最近の液体スープは本当に凄いです。
中細縮れ麺。
最近は乾麺でも信じられない程のコシと喉ごしの良さが有ります。
レンジでチンするタイプのコンビニ麺も侮れません。
町田家のチャーシュー。
町田家に限らず、たかさご家系列のお店のチャーシューは、独特の味で、非常に美味しいです。
鶴間の七七家さんも、たかさご家で修行された方ですが、やはりチャーシューが絶品です。
市販のメンマもなかなかのお味。
昔はメンマと言うと水煮しか無くて、自分で味付けをしないといけなかったのですが、今は味付きで売っています。
便利になりました。
ブラックペッパーで味変してみます。
煮干し醤油のスープにはブラックペッパーが良く合います。
市販の味玉。
ちょっと甘めの味付けで、個人的にはもう少し甘さを抑えて欲しい所。
やっぱり味玉は自作した方が旨いです。
と言う訳で、完食。
お手軽に作った割には満足度が高いラーメンでした。
ラーメンを構成する要素として、スープ、麺、具材が有りますが、具材が良いだけでもかなり違って来ます。
ラーメンは奥が深いです。
②は「Sagamihara 欅」。
定期検診の帰りに寄って来ました。
幸い外待ち0で、席も空いていたのですぐに座れました。
待つ事10分程で、神様の「味玉醤油」が着丼。
以前、淡麗煮干塩ラーメンを食べた時に「味玉醤油」を少し味見させて貰いましたが、深みのある醤油タレに鶏ガラスープの芳醇な味わいが加わり、非常に美味しいスープでした。
続いて私の「味玉塩」が着丼。
一見「味玉醤油」と良く似ていますが、チャーシューが鶏と豚だったり、白髪葱と糸唐辛子が載っていたりと、細かい所が違います。
まずはスープを一口。
以前食べたのが淡麗煮干塩ラーメンだったので、単純比較は出来ませんが、塩ダレが控え目になった分、鶏の出汁がより感じられる様になった気がします。
成瀬の「天国屋」さんに近い感じで、塩ダレの塩分に頼らずに旨さを引き出している感じです。
自家製麺の中細ストレート麺。
比較的細身の麺は、優しい塩味スープに良く合う麺で、コシが有って小麦の風味がします。
トッピングの鶏チャーシュー。
しっとりとした食感で、味付けも完璧に近く、優しい塩味スープに良く合います。
トッピングの豚チャーシュー。
低温調理されたチャーシューはしっとり感が有って、脂の甘さと肉の旨味が味わえます。
トッピングの材木メンマ。
大きくて太いメンマですが、柔らかく煮られていて、しっかり味の染みたメンマです。
トッピングの白髪葱と糸唐辛子。
見た目の綺麗さも有りますが、塩味ラーメンに良く合う具材です。
トッピングの青葱。
これはオールラウンドに使える具材。
塩でも醤油でも味噌でも載っています。
トッピングの紫玉葱。
「HANARE」のラーメンには紫キャベツが載っていますが、色合い的には似ています。
玉葱は甘みも有って、八王子ラーメンには定番のトッピングですが、「クックら」さんでは「赤玉ねぎ」としてたまにトッピングに出来る時が有ります。
トッピングの味玉。
黄身がトロトロの半熟で、まろやかな味の美味しい味玉です。
と言う訳で、完食。
「味付き替え玉」をオーダーします。
こちらが「ペッパーソルト味」の替え玉。
ガッツリとブラックペッパーが掛かっています。
下には塩ダレが入っているので、良く混ぜてから頂きます。
混ざった所で、まずはそのまま頂きます。
中細ストレート麺そのものはラーメンのものと同じ物の様ですが、茹で加減が硬めになっているので、ザクザク食感が楽しめます。
続いてはスープに浸けて食べてみます。
スープに浸しても、塩っぱくはならず、ブラックペッパーも洗われてむしろマイルドになります。
そのまま食べれば塩ダレとブラックペッパーのパンチのある味が楽しめ、スープに浸せばマイルドな味が楽しめます。
と言う訳で、完食。
考えたら純粋な「塩ラーメン」を食べたのは初めてなのかもしれませんが、以前のスープよりも塩分濃度が低く、その分鶏の出汁を味わえるスープになっています。
塩分濃度が低いからと言って物足りないスープでは無く、具材や薬味が上手く調和して不満の無い味に仕上がっています。
このスープには「替え玉」の「ペッパーソルト味」が合うと言うのは間違い無いです。
③は「蒙古タンメン中本」。
「北極やさい」が食べたくなったので、行って来ました。
平日18:40頃到着で、外待ちは0。
幸い店内待ちも0で、すぐにカウンターに座れました。
待つ事7〜8分で、神様の「蒙古タンメン」+「バター」+「ゆで玉子スライス」が到着。
安定のビジュアルです。
ほぼ同時に私の「北極やさいシャキシャキバージョン」も着丼。
LINEクーポンでスライス玉子を追加しました。
まずはスープを一口。
久しぶりに食べた為か、いつもより辛い様な気が・・・
しかし辛さの中に旨味が有る「辛旨」は健在です。
自社製麺の中太麺。
モチっとした食感で、麺そのものの旨さが有る麺です。
中本のラーメンが美味いのは、この麺に依る所も大きいと思います。
今日はいつもより豚コマ肉が沢山入っています。
肉が多いのは嬉しいです。
炒めてあるヤサイ。
今日の野菜はややボリューム少なめ。
なんとなくシャキシャキにしてはクタ気味に見えるので、ボリュームが少なく見えるのはそのせいかも知れません。
あまり生過ぎるのも何ですが・・・加減が難しいですね。
大好物のキクラゲ。
今日はキクラゲも多めで、ちょっと嬉しいです。
辛さを和らげてくれるスライス玉子は、必需品です。
下手に水を飲むと、却って辛さを感じてしまうので、玉子の方が良いです。
ちなみにバタートッピングも辛さがマイルドになるのでオススメです。
と言う訳で、完食。
やっぱり、食べ慣れている「北極やさいシャキシャキバージョン」は旨いです。
中本の絶妙な味噌味と唐辛子のコンビネーションは、他には無い独特の味です。
多分、辛さに中毒性の秘密が有るのでしょう。
月に一度は必ず食べたくなる「北極やさいシャキシャキバージョン」。
きっとまた来月も食べに来ると思います。
④は「Sagamihara 欅 〜HANARE〜」。
Twitter情報で限定の「ブラックブラック」が提供されるとの事で、行って来ました。
「HANARE」は「まぜそば」の提供が始まって以来の訪問です。
待つ事5分少々で、限定の「ブラックブラック」+「味玉」が着丼。
自家製マー油の香ばしい香りがします。
まずはスープを一口。
真っ黒なマー油の中に、背脂が沢山入っています。
マー油は一般的には、熊本ラーメンの「桂花ラーメン」の様に、白濁した豚骨スープと合わせられる事が多いですが、「ブラックブラック」は清湯醤油スープにマー油の組み合わせです。
思ったよりもサッパリしていて、マー油の香ばしさと醤油の香ばしさが合わさって、今までに無い美味しさになっています。
麺は自家製の中太手揉み麺。
しっかりと手揉みされた麺は、モッチリ食感でコシが有り、小麦の風味がする旨い麺です。
マー油とも良く合っていて、美味しいです。
トッピングの肩ロースチャーシュー。
以前食べた「オダサガの黒」や「オダサガの白」は三枚肉(もしくはバラ)のチャーシューでしたが、「ブラックブラック」は肩ロースっぽいチャーシューです。
見た目より柔らかくてしっとりとした食感のチャーシューです。
「HANARE」のラーメンの特徴でも有る、大葉と刻んだ紫キャベツ。
大葉の風味はマー油の掛かった「ブラックブラック」でも健在で、以外に大葉の風味とマー油がマッチしています。
トッピングの味玉。
黄身がトロトロの半熟で、味もしっかり染みていて、美味しい味玉です。
と言う訳で、完食。
醤油の味が絶妙で、マー油と醤油がこんなに良く合うとは思いませんでした。
ベースのスープが豚のスープだからなのか、醤油の香ばしさとマー油の香ばしさが上手に調和しています。
個人的にはツボに嵌った味で、これはレギュラー化しても良いのでは無いかと思える程完成度が高いです。
⑤は「えびくらぶ」。
Twitter情報で提供が予告されていた「海老鯛らーめん」を食べに行って来ました。
待つ事10分程で、「海老鯛らーめん」が着丼。
見た目は「えびらーめん」と似たスープの色ですが、鯛の香りがします。
まずはスープから。
少し色が付いている様に見えるスープは、実は香味油の色で、香味油の下は鶏白湯と思われる真っ白なスープです。
味からして「えびくらぶ」の定番の味噌味では無く、塩味スープと思われます。
鯛の風味が凄いスープは、海老が隠し味の様に控えめに効いています。
鶏白湯スープと言ってもコッテリ系では無く、非常にスッキリとしたスープです。
後で安藤店主に聞いてみると、やはり鶏白湯スープで、「えびくらぶ」初の塩味スープとの事。
安藤店主によれば、「鯛は難しくて、まだ味が安定しないんです・・・」との事ですが、今日のスープは本当に美味いスープでした。
太麺の麺。
「えびつけめん」と麺そのものは同じと思われますが、茹で加減が少し柔らか目なのも◯。
鯛出汁の効いた鶏白湯スープに良く合う感じに茹で上げられています。
大きな「塩豚チャーシュー」。
低温調理のチャーシュは、しっとりしていて柔らかく控えめな味付けで、鯛出汁の効いたスッキリ系の鶏白湯スープの邪魔をしない味に仕上がっています。
サッパリ系のスープに、このボリューム感が合っています。
トッピングのエビ。
プリップリのエビで、味も塩味スープに良く合っています。
トッピングのメンマ。
大きなメンマですが、ちゃんと柔らかく煮てあります。
味も丁度良い加減です。
トッピングの味玉。
ほぼ固茹でですが、味が丁度良くてスープを邪魔しない味付けです。
食べ終わった後、あまりにスープが旨くて飲み干しそうになりました。
新メニューの「海老鯛らーめん」でしたが、これは個人的には非常にツボにハマりました。
スッキリ系の鶏白湯スープに芳醇な鯛の出汁が効いており、更に香味油にも鯛が効いています。
一方で「えびくらぶ」の特徴でも有る濃厚な海老の出汁はぐっと控えめになり、隠し味的な使い方です。
しかし、それが却って良い方向に働いて、鯛の旨味を邪魔せずに、上手く引き立てる方向になっています。
そして限定では無くデフォルトで載っている「塩豚チャーシュー」も、スッキリ系のスープのお陰で重さを感じずに食べられるのも特筆出来ます。
⑥は「Japanese Soba Noodles 蔦」。
Twitter情報で、限定の「クラブSoba」が提供されるとの事で行って来ました。
1月10日は、大西店主が敬愛するデヴィッドボウイの命日という事で、「蔦よりデヴィッドボウイに愛を込めて。」との事。
10:30頃到着で、20名程度の並び。昨年のソフトオープン初日に比べれば、全然少ない方です。
待つ事7〜8分で「クラブSoba」が着丼。
流石は「Japanese Soba Noodles 蔦」。見た目の美しさも特徴の一つです。
「クラブSoba」をアップで。
味変のサワークリームとマスタードシードがどんな風に味を変えるのか、興味津々です。
まずはスープを一口。
花咲蟹と鶏と数種類の野菜でとったスープとの事ですが、蟹で出汁をとった時に出易い臭みが一切無く、鶏の旨味と蟹の旨味が絶妙に合わさって、旨味を引き出しています。
自家製麺の中太麺。
茹で加減は絶妙で、適度なコシと歯応えが有り、小麦の風味がする美味い麺です。
味変アイテムのサワークリーム。
マイルドな酸味とクリーミーな味で、おいしいサワークリームです。
これをスープに溶くと、クリーミーな味が加わって、スープによりコクが出ます。
味変アイテムのマスタードシード。
調味料などに漬け込んだと言うマスタードの酸味がピクルスの様な感じで、マスタードの辛味よりもマイルドな感じになっています。
これをスープに解いて麺と一緒に頂くと、酸味とマスタード特有の風味が加わり、複雑な味になります。
添えられている、花咲蟹とトマトの「トマトクラブクリームソース」。
惜しげも無く花咲蟹の身が使われ、クリームソースにトマトの旨味が加わって、芳醇な旨さを出しています。
サワークリームが載っている小さなチャーシュー。
以前「醤油Soba」に載っていたイベリコ「ベジョータ」と同じ肉でしょうか?
脂の甘みが有って、丁度良い味付けです。
薄切りのロースチャーシュー。
薄切りなのにしっとりとしていて肉感の有るチャーシューです。
底の方に穂先メンマを発見。
「醤油Soba」も穂先メンマでしたが、柔らかくて適度な味で、食感も楽しめます。
と言う訳で、完食。
本当はスープを飲み干したい所でしたが、塩分を考えて断腸の思いで諦めました。
花咲蟹と鶏と数種類の野菜でとったスープだけでも、多層的な旨味を楽しめますが、サワークリームでコクと柔らかな酸味を増し、マスタードシードのフルーティーな酸味と独特の風味で複雑さを増した風味は、「醤油Soba」の黒トリュフオイルとバルサミコ酢のペーストを超えた味変のマジックと言うに相応しい味です。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・