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女神湖にて夜明けを迎える。


周りは一面、厚い雪に覆われ、東京・千葉とは完全に異世界。


路に雪は無いものの、外気はガッツリ氷点下であり、我が故郷は未だ未だ冬のさなかであった。

「初夏の陽気」と言うコトバが飛び交い始めると、さすがに気が急く今日この頃。


何とか時間を作って、タイヤ交換にいかないと。


いつものように、妙義の谷を抜け、碓氷の峠を越えて…

休日出勤しない、と言うか、フロア改修で入れないため、久しぶりに２日とも休みとなり、かねてから一度は行こうと思っていた、海ほたるを目指す。

とは言ったものの、つい、横羽線に入り、大黒へ立ち寄り、それから目的地へ向った次第。

天気は上々、道は空いてて、言うことなしなのであるが、惜しむらくは、未だスタッドレスタイヤ。

ふつー車線をゆーっくりと、タイヤに負担をかけないよう、のんびりと走り、アクアラインに入る。


アクアラインは一転、事故渋滞に巻き込まれるも、ゆっくりとは進むため、流れに任せているうちに海ほたるに到着。

造りがほとんどショッピングモールのため、あまり新鮮味がないが、千葉側を見ると、引き切りなしにクルマが吸い込まれて行く姿は、ちょっと不思議な感じを覚える。

一通り見て回り、ま、一度見れば満足だね、と、サッサと退散。

筑波山には来たことはなかったハズである、が、山頂は何だか来たことある気がして仕方がないのは、ナゼだろう。

それはさておき、筑波スカイラインは狭いけど、なかなか楽しい道だというのが分かったので、今度はサマータイヤで来たいものである。

清水からの帰り道、せっかくなので、十国峠を目指してクルマを走らせる。


十国峠を過ぎたら、一路、ターンパイクの入口を目指し、ビューラウンジの駐車場にてクルマを止める。


夕暮れ時の箱根山頂は、もう少しで気温がマイナスに入ろうかというところで、夏用の礼服には余りにも似つかわしくない場所であったので、クルマの外に出たのは、ほんの十数秒で、サッサと山を降りることにする。


ここまで走った西面は、陽が当たるせいか、道に冬の痕跡は見られなかったが、ターンパイクの所々には道端に雪が見られ、やはり標高1000mもあると、油断はできない。

そんな山頂エリアを過ぎると、長い下りの区間に入るが、この下りの高速セクションは、スタッドレスにはかなり厳しく、タイヤがどんどんダレていき、次第に外側に流れる量が増えてくる。


そろそろホントにタイヤヤバそうナンですけど、、、と、思った頃に、ゲートに辿り着き、楽しい時間は、これにて終了。


今度は、春にタイヤ替えてから来ることにしよう。と思いつつ、箱根をあとにする。