私の母は5人兄弟姉妹の末娘で二歳前に母を無くし継母に育てられた。
母親の愛情に飢えていたらしく厳しさを持った反面に異常なほど親子関係に拘りを持っていた。
孤独を感じるなかで人は自分を慈しむ存在を求め続ける。その存在を確認する事を繰り返しながら
自身がこの世に存在している肯定理由を感じて安堵する。
親から十分な愛を受け取ることが出来ずに育つと何処か心に歪な感情が生まれるほど人間はナイーブな生物らしい。
生き別れ、死に別れ問わず、親と別れて育たねばならなかった子供達は様々な生きすがらのなかで苦悩する。
すべての人間には御先祖があってその慈悲を受けていきている事に感謝ができる様になるのは容易な事ではないのだ。
生き別れの子供達の心労は言葉に表しがたい。
親に見放された子供は存在理由を見付ける事が難しい場合があるからだ。
それでもどのような境遇にあっても人生は感謝に値する 素晴らしいことであると
思えるようになったのは、自分自身で子育てをするようになってからの事なのです。