
2015/04/04up
私が最初に定点観測を始めたのは、2013年3月31日。丸2年に2日足りない日数ですが、この間、地球は太陽の周りをほぼ2周したことになるわけです。
まあ、当たり前といえば当たり前なのですが、考えてみれば、これって何気に凄いことじゃないでしょうか?
ちょっと気になったので計算してみたところ、その移動距離はなんと
9億3865万5459km!
これは、地球
23,434周分、太陽までの距離のおよそ
6.27倍に匹敵し、市販車世界最速といわれる、あの「
ブガッティヴェイロン16.4スーパースポーツ」が打ち立てた
時速431km(その後、アメリカの「ヴェノムGT」によって記録は更新されたようですが。。)でかっ飛ばしても、走り切るのに
248年かかる途方もない距離です。
さて、この距離、実際ヴェイロンで走破するには、一体いくら費用がかかるのでしょうか?
ヴェイロンの最高速では、100Lの燃料タンクが
12分で空になります。ここから計算される燃費は
0.862km/L!げっ、たったこんだけ。。
9億3865万5459kmを走り切るには、
10億8892万7447リットルの燃料が必要です。これは、日本の年間ガソリン消費量の
約2%に相当します。ハイオク150円/Lとすれば、総額
1633億3911万7050円!
ガソリンだけではありません。オイルも必要です。ヴェイロンのW16型8Lクワッドターボエンジンは、なんと
23リットルものオイルを一飲みにしてしまいます。使用されているオイルのスペックは分かりませんが、100%化学合成油が推奨されているのは間違いないでしょう。
楽天で調べてみたところ、Mobil1 SN 0W-40が4Lで税込み4,640円でした。これが最安値。1リットル当たり1,160円、23リットルでは26,680円となります。専用オイルが用意されていることも考えられますが、その金額など庶民には想像もつきませんので、この辺りを基準にするのが妥当なところでしょう。
さて、問題は交換のタイミングです。調べてみたのですが出てきませんでしたし、そもそも最高速で走り続けるという異常な状況を想定していますので、メーカーの推奨値が見つかったところであてにはなりません。ここは一般的な車の交換タイミングと、その間に消費されるガソリンの量を基準にします。燃料消費率が高まるほどオイルに負荷がかかるわけですから、考え方としては悪くないハズです。
通常、自動車メーカーが推奨するオイル交換のタイミングは5,000~10,000kmごと。モノがモノだけに、ここは5,000kmと想定するのが無難だと思われます。平均燃費を1リットル当たり10kmとすれば、5,000km走行時に消費されるガソリンは500リットル。最高速を出しているヴェイロンがこの量で走行可能な距離は
411kmとなりますので、この数値を採用しましょう。フツーの車なら、
給油ごとにオイル交換が必要となる凄まじい頻度です。
計算すれば、9億3865万5459km走る間に必要なオイル交換の回数は、
228万3833回!その費用は
609億3267万0672円となります。交換工賃は含まれません。。
ちなみに、使われるオイルの総量は
5252万8164リットル。ドラム缶
26万2641本分!全部並べるためには
9万4551㎡の面積が必要です。
約307m四方、札幌ドーム
1.7個分!
でも、これだけでは終わりません。もっと桁外れに金のかかる恐ろしい消耗品が存在します。
それはタイヤ。
ヴェイロンが最高速で巡航した場合、タイヤは僅か
15分しか持ちません。だとすれば、248年間に消費されるタイヤは
871万1420セット!(
3484万5678本)このミシュラン製専用タイヤ「Pilot Sport2」は1セット
2万5000$、1$ = 120円計算でジャスト
300万円です。これが871万1420セット必要になるわけですから、その総額は
26兆1342億6000万円。日本の一般会計
約3か月分!!国家予算規模の金額を用意しなければなりません。
さて、ここまでの総額は
26兆3585億3178万7722円。日本企業で最も多くの内部留保を抱えるトヨタでさえ、その額は約14兆円に過ぎません。念のため確認しておきますが、これは1台の車にかかる費用です。しかも、乗車できるのはたったの
2人!!世界人口を60億人としても、全て移動するのに
30億台のヴェイロンが必要となります。もちろん、他にも交換が必要な部品は山ほどあります!
計算すると、その費用は。。って、今日はこの辺にしておきましょうか。^^;
それから、冒頭で9億3865万5459km移動するのに248年と記載しましたが、もちろんノンストップで走り続けた場合のハナシです。
給油やオイル交換、タイヤ交換などにかかる時間、それに伴う加減速の時間等は含まれませんので、ご注意願います。実際にやったら、止まってる時間の方が長いかもしれません。。^^;
60億以上の人間を
僅か2年間で、しかも
1円のコストすらかけずに、
しれっと9億km以上の距離を運ぶ地球。公転パワー、恐るべしです。。
MIYANOOKA PARK 2015/03/22 08:10:31(前回)
MIYANOOKA PARK 2015/03/29 15:04:52(今回)
駐車場の雪が一気に量を減らしました。階段の手摺も殆ど露出しています。
MIYANOOKA PARK 2014/03/29 14:08:58(前年同期)
定点観測~宮丘公園 2014/03/29~そして季節は巡る
MIYANOOKA PARK 2015/03/22 08:11:02(前回)
MIYANOOKA PARK 2015/03/29 15:05:09(今回)
山の雪融けも進み、徐々に黒い面積が増えてきました。
MIYANOOKA PARK 2014/03/29 14:10:50(前年同期)
MIYANOOKA PARK 2015/03/22 08:03:32(前回)
MIYANOOKA PARK 2015/03/29 14:52:11(今回)
地面が一気に露出してきました!
MIYANOOKA PARK 2014/03/29 13:58:37(前年同期)
MIYANOOKA PARK 2015/03/22 08:03:56(前回)
MIYANOOKA PARK 2015/03/29 14:52:44(今回)
手前の景色から雪が消えるのは時間の問題です。
MIYANOOKA PARK 2014/03/29 13:58:48(前年同期)
MIYANOOKA PARK 2015/03/22 08:04:24(前回)
MIYANOOKA PARK 2015/03/29 14:51:18(今回)
こちらでも一気に進んだ雪融け。雪が写った今シーズン最後の写真になりそうです。
MIYANOOKA PARK 2014/03/29 13:56:16(前年同期)

尻滑りで下った崖の雪も、あと僅か。黒い面積が大きく増えてきました。

アプローチとなる小路も、消滅寸前の雪が残されているのみです。

融けた雪が水となって、更に雪融けを加速させていきます。

お弁当を食べる準備、整いました。^^

階段の雪もすっかり消え。。

ベンチもスタンバイOKです。

一面に広がる雪景色も、いよいよ見納めとなりそう。。
なんかちょっと寂しい気がします。。

ここが一面の緑に染まる日も、そう遠くはありません。

積雪量の基準していた柵の支柱。

もう根元に雪はありません。今シーズンの計測は終了とします。

出来たてのフキノトウがあちこちに顔を出していました。

平地は既に雪を探すのが難しくなっています。

去年の落ち葉の上を流れる今年の雪解け水。
ちょっと温かみを感じる絵柄でした。

霞の向こうから、春がやってきました!
二年間に渡って、ほぼ毎週続けてきた定点観測~宮丘公園ですが、ここらでちょっと趣向を変えてみることにしました。
今後は不定期更新として、その分、新たな観測所を増やそうと思っていますので、これからも引き続きお付き合い頂けると嬉しいです。
宜しくお願い致します。
m(_ _)m