
相変わらず、ねらー気質が抜けない越前蟹です。
いつもの2chまとめサイトを見ていると、
目に付いたエントリー
「ネイティブ・アメリカンの教え」
実は越前蟹にとって一番感謝している言葉かも知れません・・・。
少し鬱な話なんですが17年くらい前、結納まで交わした女性に結婚式の3ヶ月前に裏切られて、 自暴自棄になっていた頃に書店でふと手にした本がこれでした。
別れを切り出された時に、父親が癌で入院していたので 心配を掛けまいと、表面上は取り繕っていたのですが、
家に帰れば酒におぼれて「何で自分だけが!!」と世の中を憎みさえしていました。
父親が退院して、病気に目処が付けば弟に任せてこの世から消えてしまってもいいかな・・・と。
そんなときに手にしたこの本にあったのが、この一文でした。
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
生きているものすべてが、私と呼吸を合わせている。
すべての声が、わたしの中で合唱している。
すべての美が、わたしの目の中で休もうとしてやって来た。
あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった。
今日は死ぬのにもってこいの日だ。
わたしの土地は、わたしを静かに取り巻いている。
わたしの畑は、もう耕されることはない。
わたしの家は、笑い声に満ちている。
子どもたちは、うちに帰ってきた。
そう、今日は死ぬのにもってこいの日だ。
「自分はこんな充実した人生を送ったのだろうか?」
この一点でバカなことやるまいと、思い直す事が出来ました。
それからは、関係する書籍を読み漁って心の栄養にして今に至っています。
「あらゆる物に精霊が宿っている」というネイティブ・アメリカンの教えは、
「八百万の神」を持つ、日本人と相通ずるところが多いと思います。
スッと自然に心の中に沁みてくるんですよね。
ただ悲しいかな、こんな感性を持った日本人が少なくなった気がします。
「俺はOnlyOne」・「俺様最高!!」なんて、
周りや環境に感謝の出来ない人間には想像も付かない事ですからね。
わたしが一番気に入っているネイティブ・アメリカンの教え(言葉かな?)
有名ですからご存知の方も多いかも知れませんが・・・。
あなたが生まれたとき、
周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。
だからあなたが死ぬときは、
あなたが笑って、周りの人が泣くような人生をおくりなさい。
これが今のわたしの座右の銘になっています。
わたしの苦い経験など、
被災地の皆さんのご苦労や不安とは比べ物にはなりませんが、
この言葉が皆さんの力になれば幸いです。
PS モヒカン刈りもネイティブ・アメリカンの髪型なんですが、
その意味は「死んでも戦う!!」なんだそうです。
「死ぬまで」じゃないですよ、「死んでも」です。
こういうところも日本人と相通じますよね・・・。
Posted at 2011/05/11 23:38:12 | |
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