←槍ケ岳で登山者を止めて撮影した日清食品「ラ王」の撮影クルー、背を向けている背広の人物が照英氏。ここは槍ケ岳の基部。
大正製薬の「リポビタンD」のCM。以前にも気になったCMがあったけど失念した。で、今放映されているCM、少々言いたい事がある。
鎖に頼って登攀する二人、アンカーが映される。そしてアンカーが映された後に鎖が大きく移動する。アンカーが抜けたシーンはないけど「抜けた」状況。
この場面の設定場所は「登山道」に間違いない。それ以外にアンカーで固定されている鎖がある場所は考えられず、CMに登場する二人も登山靴を履き服装も登山の服装。アンカーが抜けるシーンが何故ないんだろうか?
登山道を毎日保守管理しているのは小屋の方々だ、一銭の報酬もない。山が好きな人ばかりで、もし遭難者でもあれば深夜でも真っ先に駆けつけるのは小屋の方々。「登山客がくれば儲かるんでいいんじゃない」というレベルではない、命を懸けている。
アンカーが抜ける、それはそんなかれらの努力を踏みにじる事。小屋の仕事の合間にルートのペイントが薄くなれば塗り、浮石を確認し、安全確保をして戴けている。山が好きだからという彼らの努力を考えてほしい。
リポビタンDのCMは山でのシーンが多い。山が好きな人が企画しているんじゃないんでしょうね、単にかっこいいから?知っていればあんなシーンを思いつかないはずだ。
アンカーが抜けるシーンが無いのは少しは罪悪感があるのかな?
・・・と信じたい。
穂高岳山荘を拠点にして
美しい映像作品を作ると同時に小屋番としてもかかわっておられる宮田八郎氏。氏のブログの
「夜間救助」を読んで戴きたい。遭難事故として大きく報道された遭難です。多くの島崎三歩がいる。
上記の「夜間救助」から少し引用させていただく。
引用ここから
力を尽くしたにも関わらず、結果としては残念ながらひとりの方が
命を落とされてしまった。
その方を背負ってきた若い救助隊員は悔しさでぼろぼろと泣いていたが、
僕はむしろ、あの状況下で6名すべてを山荘へ収容できたことが奇跡的
だとも感じた。
引用ここまで
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登山関係で以前問題になったのは日清食品の槍ケ岳山頂での「ラ王」のCM。上の写真がその時の写真。日清食品の広報によると9時から12時の間の30分登山道を封鎖したとの事。
「撮影ヘリの飛行許可、入山許可をとっている」と言ったって実際の封鎖時間は?槍を登った人はわかると思うけど登頂ルートの途中で待たされるって「危険」。登山する場合、一日の行動時間に当然余裕はもたせる、でもこんな事の為に使わない。
30分、ハイキングでは無く登山を経験した人ならその時間がどれほどの影響があるのか判るはず。午後は天気が悪くなるので明るくなったと同時に歩き出す、そしてテントでも小屋泊まりでも目的地に3時に到着するように時間配分してた。
余計な事だけどついでに。上の写真の背を向けている照英氏の背中側に居る三人の方々、多分照英氏にハーネスをつけているんだろうと思う。かれら三人の衣類は長袖に長ズボン。
でも撮影スタッフの中には半袖と半ズボンの人。ころんだりした時に岩が直接皮膚に当たりますよね、私はこわくてそんな恰好は出来ない。やぶ漕ぎしたらどうなる!!!!!
スキーとて同じ、スキーズボンの下には必ずズボン下。エッジがあたってズボンと一緒に足を切るけがを多く見てきました。摩擦駅数を下げるための一枚です。
スキーを始めた当初、初すべりは富士というスキーの指導員の方におそわりました。
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ファイト!一発! ケイン・コスギ 三浦貴大
【2017年】【話題】「ファイト一発!?不発!?」まとめ【賛否両論】
ファイト一発のみ25連発
↑2019/3/5、元動画が無くなったので入れ替え。冒頭のシーンが鎖のアンカーが抜けるそのCMのシーン。
↑2023/3/28、変更動画もなくなったので探したらほんの少しのカットが残っていた。上の動画の0:52~0:54のシーンがその一部。
穂高をゆく ーハチプロダクション短編集ー 第2集
↑涸沢小屋から見る北尾根のモルゲンロート、きれいです。
岳 -ガク-(プレビュー)
映画『岳-ガク-』 予告
↑封切の日、朝一番の上映を見に行った。
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山とスキーだね | 日記
Posted at
2014/09/28 08:55:57