←BOSE Companion 3 series II
PCを入れ替えたのでPC用のモニタースピーカーを探した。
ネットで探すと選択が困難なほど色々種類がある。
そこで、近くで視聴できる機種から選ぶことにした。
メーカーはBOSE。
PCに接続できる現行4機種の全部を聞いてみた。
M2、Companion5、Cnpanion20、Companion2
以下は個人の感想ですからそのつもりで。
M2
モニタースピーカーとして使用するにはいいかもしれない。
音源の大きさが小さいので聴覚意識が集中させられ、疲れてしまう。
Companion5
サラウンドに起因すると思うけど、ピーキーな特性がなじめない。
サテライトの指向方向をを振っても基本的性格は変わらない。
Companion20
中庸、M2は締まった低音だけど、こちらはブーミー1歩手前の低音。
残念なのは、何故だか高域がだら下がり、でもイコライザーで補正できる範囲かな。
Companion2
帯域のバランスはComponent20よりいいが(狭いけど)、音離れに難がある。
視聴の結果、実は一番有望なのはサラウンドがうるさいと感じたComponent5。
片側のスピーカーを手で塞いで聞いたら中々。
でもサラウンドを切ることはできないのでネットを見ていたら廃番だけどCompanion3があるとのこと。
で、基本的性格は同じだろうと思って探したら2万円でおつりがくる値段で鎮座してた。
確認のためにオークションで探したけど、大体中庸な価格だった。
そこで、お兄さんに「これください」って言って買ってきましたよ。
マニュアルや保証書はなかったけど新古品、マニュアルはネットから。
マニュアルで確認してから早速セット。
アークスティマスモジュールという名前の本体は6.7Kg、重い。
ざっと色々な音源で聞いて、なにやら立ち上がりがいい音なんで三味線で確認してみた。
過去、三味線を難なく再生してくれたスピーカーはオスカー・ハイル博士の設計の
ハイルドライバーしか記憶にない。
Componento3、なかなか頑張ってます、私的には十分合格。
(人の声も意外と立ち上がりが重要なんですよね)
立ち上がりのきつい楽器ってスピーカー苦手なんですよね、一度三味線でお試しを。
次に低音域、持続的な低音を発するパイプオルガン。
月並みな「トッカータとフーガ」、ペダルの音階がはっきり判る、ただものじゃない。
この価格(発売当時の定価は¥34,450)を考えると、パフォーマンスは素晴らしいと思う。
アラを探せば当たり前だけど色々とある、重要なのは音楽を伝えてくれるか否かだと思う。
その点でこの製品は合格点、何故廃番になってしまったのか残念だ。
こんな小さいサテライトスピーカーで音を立体的に表現してくれるのはありがたい。
ネットで見ると、種々のノイズが出るって事例が多いようですけど、私の場合は無し。
モニターやPCはノイズの発生源なんで設置場所は注意が必要ですよね。
私の場合、メインに使用しているシステムのプリアンプはやむなくテレビの近傍、
だらから「ジッー」っていう音が常に出る。
・・・
あるブログに前機種の分解写真があった、基板はすべてガラエポ、電源トランスはトロイダルコア。
パワーアンプの電源って非常に重要で、トロイダルを使用しているのは二重丸。
パルシブな音源の時、電源の容量はアタック音を支配する。
バスユニットのケースはおなじみのプロピレンーエチレンブロック共重合体の材料かな。
自分のをよく見たらVカットして箱にしてる構造でした、材質は突板(塩ビ)を剥がさないと
判らないので不明(木材かな)。(←2012/12/26訂正)
その内側はパーティクルボードで補強、手が込んでます。
何たって手元でボリュームとミュートをコントロールできるポッド、これはありがたい。
今までに聴いた一番高価なスピーカーは
アヴァンギャルド、システムで2,000万円ちょっと。
アンプの筐体を設計している時のリファレンスがこれでした。ある日、前日と音が違うので
電気担当者に聞いたら、集中アースのラグの積み重ねる順番を一つだけ上下に変えたと言ってた。
図体はでかいスピーカーだけど、その微妙な差を表現するのにはおそれいった。
・・・
視聴に使ったCD、DVD。
吉田兄弟:MOVEから「津軽じょんがら節」
松井直美:オルガン小品集「トッカータとフーガ」(所沢ミューズのパイプオルガン)
武満徹:秋庭歌一具
佐渡裕:フランス音楽の祭典
ENYA:THE BEST OF ENYA
ミッシャ・マイスキー:無伴奏
映画」「THE ROCK」
上妻宏光 "津軽じょんがら節"
御陣乗太鼓 Gojinjyo Taiko