この間ブログを書くためにオプティマスをいじっていたら
単純に、あっそうだと思ってこれに手が伸びた
←ケースの絵をスキャンしたらネットに転がっている図柄と違う?
冒頭、ヒンターシュトイサーとクルツの名前が出てくるが
クルツの最後を思うと、うるうるしてしまう
悲劇とか、運とか言ういう言葉は慰めにならない
「それは、わたしの生涯においてもっとも悲しい瞬間だった」
とクルツの救出に向かったスイス人ガイドの
アーノルド・グラッハルトは述懐したとハラーの著書に記されていた
映画『アイガー北壁』予告編
彼らの登攀ルートは下図の①(ほぼ中央の直線的ではないルート)
記号:dの「死のビバーク」といわれる地点まで登攀したが、合流した他パーティーの負傷で
下降を決意
が、記号:b-aのヒンターシュトイサー・トラバースに張ったフィックスロープを抜いていたため
トラバースできず、そこからオーバーハングした壁の懸垂下降を始めた
そこは記号:s(記号:b-aの左下)のアイガーヴァント駅に空けられた穴の真近
・・・
下の本はアイガー北壁を初登攀した内の二人、ハインリヒ・ハラーとアンデレル・ヘックマイアー
が書いた、何回読んだか・・・
ヒンターシュトイサーとクルツが登攀したのは1936年7月
ハラーとヘックマイアーらによる初登攀はそれから2年後の1938年7月
↑この二冊の本は何回も読み返した、だから映画を見る時に走馬灯のようになっている
アイガーを初登攀したハインリヒ・ハラーは映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」で描かれていた
本当に数奇な運命、強い人だとつくづく思う(この映画中国じゃ見られないのかな)
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」予告編
Seven Years In Tibet - Trailer
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アイガー北壁の第二登はリオネル・テレイとルイ・ラシュナル
モーリス・エルゾーグの書いた「処女峰アンナプルナ」に書いてあるが、二人ともこの遠征に参加した
ルイ・ラシュナルはエルゾーグと共に登頂したが、代償としてルイは手足の指全部を凍傷で失った
このアンナプルナ登頂は人類初の8000m峰だ
・・・
Youtubeで検索したら、スイス人の登山家ウエリ・シュテック氏はアイガー北壁をたった
2時間47分で登攀したそうだ、すごい時代だ、トニーが見たら何と言うんだろう
ちなみに、女性として三大北壁(アイガー、マッターホルン、グランドジョラス)を初めて登攀したのは
今井道子氏
Ueli Steck speed solo Eiger record.
↑最後のアイゼンの前爪とアイスアックスを使いながら壁を登って行くスピード、考えられない!
Ueli Steck's Triple Speed Climbing Record
↑グランドジョラス:2時間21分、マッターホルン:1時間57分、もう笑っちゃうしかない
Posted at 2012/10/20 16:34:34 | |
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山とスキーだね | 日記