ふと想う...

今日ある一人のおじいさんを接客しました。

入れ歯な感じで、話すのが困難そうで、よろよろしてるおじいさん。

支払いの時も終始「すいません」というおじいさん。

なんかとても弱々しく感じる...

人生の大先輩がそんなこと言ったらいけませんよ！

見てるといろいろ考えてしまう。

このおじいさんは、楽しく過ごせてるのだろうか...

一人で来たのかな？奥さんは？もしかしたら...

失礼だけどいろいろ考えてると、悲しくなってきて、そして...

じいちゃんを思い出しました。

そうだ、今日はじいちゃんの命日だった。

２年前...大学に通ってるときに亡くなったじいちゃん。

朝６時過ぎ、母の電話で起こされ、じいちゃんがなくなったことを告げられた...

急いで愛媛に帰り、お通夜、お葬式、そして火葬...

涙が...

止まらなかった...

僕が最後に会ったのは病院で寝たきりのじいちゃん。

体をマッサージしたときに、信じれないくらいに細くなってた足...

話すのも、ままならなかったじいちゃん。

けど確かにその時は生きていたんだ...

それが、今は...

冷たくなって、安らかな寝顔で、全く動かない...

泣かずにはいられなかった。

昔学校の校歌を作った自慢のじいちゃん。

小学生の頃、習字を教えてくれたじいちゃん。

中学生の頃、野球の試合を楽しみに、応援しにきてくれたじいちゃん。

高校生の頃、僕が甲子園に出場し、テレビでみることを楽しみにしてたじいちゃん。

はずかしかったけど、そんなじいちゃんが嬉しくて、大好きで、スタンドを見てじいちゃんを探した記憶。

そんな応援してくれたじいちゃんを裏切ってしまった高校時代...

心配かけてしまった。

だから社会人になって立派になって、いつか愛媛に帰り、

ただいま！！と... 元気な姿をみてもらうんだと...

それが恩返しだと、思っていたのに...

なにも出来なかった...

出来ないままにじいちゃんは...

後悔で、後悔で、後悔で...

悔しくて、涙が止まらなかった

そんな２年前を思い出しました。

だったら今は？

じいちゃん？

僕は...

じいちゃんに恩返しができてるかな？

遅くまで仕事して

命日もろくに拝んであげられなかった...

こんな僕でも、孝行できてるのかな？

できてないよ...

できるわけないよ、今の僕じゃぁ...

なにやってるんやろな...

何がしたいんやろ...

情けねぇ

けど、今は熊本でがんばって、大切な仲間もできて、楽しくやってるから...

辛い、苦しい時もあるけど、たくさんの人に支えられてがんばってるから...

まだまだ弱くて、頼りない孫やけどね...

遠くからまだ、見守ってくれてるだろうか？

見せたかった...

がんばってる姿... 最愛の人、孫...

もしこの声が聞こえるのなら...

もう、心配しないで？

天国で、僕の近くで、これからの成長を見守ってて下さい。

どうか... 心配しないで...

言いたかったけど、言えなかった...

もしこの声が聞こえるのなら...

６年前の、そして今の... 愚かな僕を許して下さい。

じいちゃん

がんばるけんな！！！！

大切な仲間と共に...