目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
ピストン類の組み込みと、各部清掃が終わればキャリパーを車に取付けます。
※ブレーキフルードは塗装を溶かすのでしっかり落としておきましょう。
がその前に交換部品があります。
ブレーキラインのバンジョーのガスケットです。(1箇所に2枚必要)
元々銅ガスケットが付いてますが、今回はバイク用品店で普通に売ってる10mmのアルミガスケットを使用します。
ガスケットは基本的に再使用禁止ですので準備しましょうね。
※4輪全て行うには8枚必要です。
※ガスケットサイズは16×10×1.5mmです
2
アルミガスケットになったバンジョー部。(2枚入るよ)
重ね重ねですが、ガスケットは交換しましょう。つぶれることでシールするものなので、一度つぶれた(使用した)ガスケットは使わないほうが懸命です。
3
キャリパー4個O/H終了→取付け完了したら、エア抜き&フルード入れ替えを行います。
ワンマンブリーダーを使い、エアが無くなる&フルードの色がキレイになるまでブレーキを踏んでフルードを排出します。
古いフルードは色が濃いので、キレイな黄色になればOK。
※リザーバーに都度フルードを足す事を忘れずに。
キャリパー1個に2ヵ所プラグがあるので、両方ともやりましょう。
※プラグは11mmのスパナで緩めます。
プラグ2ヵ所×キャリパ4つ=8ヵ所やります。
フルードは合計でたっぷり1.5L使ってエア抜き・置換しました。多めに準備しておくのがDIYのトラブル防止策でもあったりします。
フルード入れ替えだけなら0.5~0.8L程度で行けると思います。エア抜きもあったので多く使用しました。
※エアをしっかり抜かないとブレーキが効かなくなるので注意。
※劣化(吸湿)したフルードは沸点が下がるのでベーパーロックしやすくなるので要交換。
エア抜きは遠いところからやるのがセオリー(ブレーキは2系統X配管なので”左後→右前→右後→左前”の順番)のようだが、正直あまり気にしなくていいと思います。
だって遠いところからエア抜きしていくのと、近いところからエア抜きしていくの、何がどう違うの?っていう話。
エアを抜くのはキャリパ内と近傍配管のエアですからどっから先にエア抜きしようが他の所には影響は無いはずです。
※エア抜きしている箇所以外はフルードの流れがないのでエアの移動も無いと考える。ならば、エアが動くのはエア抜きしている箇所のみで、しかも大気側へ移動しているので上流配管には行かない。故に他に影響はない。
エア抜きが終わったらタイヤを取付け、ウマから降ろせばおしまいです。
※エア抜きしたプラグ周辺の清掃と、ブレーキ踏んで圧力をかけて各部漏れの無いこと、各部組付け不良が無いか確認する事。
4
今回外したシール類。
広げてみると結構な数ですね。これで1台分です。
※普通はフロント1ポッド/リアドラム(or1ポッド)とかが多いんでピストンなんて2~4個しかないのにねwww
5
欄が余った。あと4欄も(笑)
なので、まとめ。
●必要なものリスト。(キャリパ4つ分)
・シールキット×4セット
(スバル品番:フロント26297-FE010 /リア26697-FE000)
・バンジョー部ガスケット:16×10×1.5mm・・・8枚
・ブレーキフルード:1~1.5L程度
・メガネ:11mm/12mm/17mm/19mm
・キャリパーピストン脱着ツール
・キャリパーピストン戻し
・Oリングピック
・エアーコンプレッサー(or 手押しポンプ)
・ペンチ(パッドピン抜き)
・ピンポンチ(パッドピン抜き)
・ハンマー
・ブレーキワンマンブリーダー
・タイヤ脱着できる道具一式
・ウェス、軍手、パーツクリーナー等消耗品多数
・5-56、パッドグリス等油脂類
・廃油パック(フルード廃棄用)
・シールテープ
・作業知識&スキル
●作業の流れ(大雑把)
1)ジャッキアップ、ウマ掛け(4輪)
2)タイヤ外し(4輪)
3)キャリパー外し
4)O/Hする
5)キャリパー取付け
6)3~5項を4輪分繰り返す
7)エア抜き(フルード入替え含む)
8)各部最終点検
9)タイヤ取付け(4輪)
10)ジャッキ降ろし
11)終了
●費用
・シールキット:フロント9300円/リア4700円
・ガスケット8枚:420円
・ブレーキフルード:1.0L 1780円+0.5L 998円=2778円
・他消耗品類:計算外
→合計17198円
以上。ブレーキは最重要保安部品なので自分で作業を行う場合は作業の抜け・漏れが無い事。
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