
トヨタ自動車<7203.T>と独BMWが、ハイブリッド車のパワートレインや軽量化デザインなどを含む技術提携の拡大を計画している。関係筋2人が27日、ロイターに明らかにした。
BMWによると、同社はまだ米ゼネラル・モーターズ(GM)と水素燃料電池技術について提携合意していない。
BMWは当初、開発・生産コスト削減のための提携相手として、仏プジョー・シトロエンを考えていた。
ただ、プジョーは最近GMとの提携を決めている。BMWは、プジョーよりも規模が大きく財務内容が健全なトヨタとの提携拡大を検討するとみられている。
トヨタとBMWは29日1030GMT(日本時間午後7時30分)から、BMWの本社があるミュンヘンで記者会見を開く。両社とも会見の内容についてはコメントを差し控えている。関係筋によると、豊田章男社長とBMWのノルベルト・ライトホーファー最高経営責任者(CEO)が提携拡大について発表するとみられているものの、署名に必要な協定の作成などは行われていないという。
トヨタは欧州市場でのディーゼルエンジン車のラインナップ拡充のため、これまでBMWと電気自動車向けリチウムイオン電池の研究で提携。BMWがトヨタにディーゼルエンジンを供給することで合意した。
一方、現時点で提携の必要性に迫られているのはBMWとみられている。プジョーはGMとの提携強化を進め、プジョーとBMWのハイブリッド車部品の合弁会社の今後は不透明になっている。
加えて、BMWの水素燃料電池技術は開発が進んでおらず、ノウハウ取得のためのGMとの提携合意も実現していない。
BMWの広報担当者は「GMとは協議中だが、この件はもう議題になっていない」と述べ、独ハンデルスブラット紙の報道を確認した。
関係筋の1人は「トヨタのハイブリッド・パワートレインを搭載したBMW車が登場するだろう」と述べた。
BMWとの提携強化により、トヨタは炭素繊維を使った車体の軽量化技術へのアクセスが可能になるとみられている。
豊田社長・・・BMW本社訪問されたそうです
Posted at 2012/06/29 23:03:23 | |
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