
本日の一品!はこちらです。
【堀場製作所製 PA-1000Radi】
http://www.horiba.com/jp/scientific/products-jp/scintillation-detectors/details/pa-1000-3124/
web上では納期2~3ヶ月とか、書かれているショップが多いですが
放射線測定機器専門商社だともっと早いようです。
今回は注文後、1週間程度で届きました。
この製品はガイガーミューラー管式(通称ガイガーカウンター)ではなく
シンチレーション式なので比較的感度が高く、
食品などの放射能汚染を簡易的にチェックするのに適しています。
日産自動車が輸出用車両のチェックに使用している機材と同じです。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110422/biz11042214570029-n1.htm
食品検査の具体的な方法などについてはこちらが詳しいので興味の有る方はどうぞ
【緊急時における食品の放射能測定マニュアル】
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r98520000015cfn.pdf
【環境放射線の測定法 (09-01-05-03) 】
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-01-05-03
前回入手したECOTEST社製 TERRA(MKS-05)との比較動画です。
【ECOTEST社製 TERRA(MKS-05)】
http://www.ecotest.ua/terra/index.php?page=03&lang=en
実際に使ってみてわかった事は
1) PA-1000Radiの放射線検知音はディフォルトではOFFなので、鳴らしたければ表面の"BUZZER"ボタンを押す必要がある。
2) PA-1000Radiには、あらかじめ設定した放射線量率値以上でアラートを出す機能は搭載されていない。
3) 積算放射線量を計測する機能は搭載されていない。
4)計測範囲(線量当量率)は0.000~9.999μSv/hなので、10μSv/hを超える場所では使えない。
5)バックライト機能は搭載していないので暗い場所は別途照明が必要となる。
6)電池込みの重量がTERRA が約140gなのに対して、PA-1000Radiは約200gと重くサイズも二回りくらい大きい。
などです。
空間線量計測だけならTERRA(MKS-05)の方が便利だと感じました。
空間線量測定にはGM管式、食品などの放射能汚染チェックにはシンチレーション式と
用途別に使い分けするのが一番ですけどね
Posted at 2011/04/22 13:12:00 | |
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福島原発事故 | 日記