セミバケを買ったり、フルバケを買ったり、グダグダだったレカロシート選びは結局、今まで使っていた TR-JJの買い替えで落ち着いた。左ハンドル車の右座席の中古(つまり使用感が極めて少ない)を入手できたので、新品とはいかないものの、へたりの極めて少ないシートになった。着座位置から明らかに高くなったので、やはり前の先代同型レカロの劣化は相当なものだったのだろう。交換して良かった。
ところで、シート更新の際にはレカロのレストアも考えており、レカロ(日本)に問い合わせをしたのだが、レカロシートの純正レストアについてみなさんの参考になる情報を得られたので簡単に書きとどめておきたい。
・レカロへの問い合わせ
直接電話で問い合わせることができる。女性が電話対応してくれる。基本的にとても親切で良心的。知識量については個人差があるようで、やはりベテランぽい方のほうが詳しい。日を分けて電話してみると対応の違いを感じることが出来るかもしれない。突っ込んだ話はベテランさんに聞くのが良さそう。
・レカロシートのレストアの工程
レカロシートを扱うショップにシートを預けて、レカロに送付してもらう形になる。レカロに直接送りつけることはできない。特定の個人ショップだけじゃなくて、オートバックスも受け付けている。(要確認)
・レカロシートレストアの費用
まず、何をしてもらうにしても約2万円の手数料がかかる。あとは、ウレタンや表皮などの材料費が個別にかかる。部分的なレストアが可能。
※例えば、僕の場合は劣化した座面だけの交換を検討した。TR-JJの場合、座面だけなら約3万円の材料費だった。つまり、手数料+材料費で5万円台で目的を達成できた可能性が高い。しかし、シートバック、表皮その他を交換するなら当然費用は上乗せされるわけで、全交換になったら10万円は軽く上回ると思われる。
・レストアの可否について
純正販売されたと証明できる製品番号ラベルがシートに残っている必要がある。
レストア自体は、一言で言えば、予備パーツの在庫次第。在庫があればレストア可能。在庫が尽きてしまった古いモデルの場合は、レストアするシートの状態が良ければ、潰れたウレタンの上にウレタンを補充するなど、「切った貼った」で対応してくれるようだ。ただし、あまりに劣化してボロボロの場合は補修不能として、諦めざるを得ない場合も。
おそらく、「切った貼った」をしても、新品の感触には戻らないだろうから、レストアを予定している方はパーツの在庫が残っているうちに頼むほうがよさそうだ。
※TR-JJの場合、すでに新品販売は終了しているが、パーツを多く共有していると思われるスタイルJCが受注生産を維持しているので・・・おそらく座面だけのレストアならまだ大丈夫かなと思う。実際、座面の在庫は有りだった。ただし、今後については不透明なので、今のシートの劣化を感じたら早めにレストアを検討すべきだろう。
それと、自動車メーカー純正装着のレカロシートについては、100%レストア不可のようだ。同じ形でも仕様が違う場合があるし、そもそもとして製品の保守管理は自動車メーカーの手に渡っているからだ。自動車メーカーに頼んで純正オプションレカロのレストアをしてもらえるかは不明。おそらく難しい気がする。新しい世代の車なら、在庫があれば新品交換は可能だろうが・・・。
以上、レカロのレストアについて忘れないうちに書いた。
個人的には、安くはないものの良心的な対応だと思う。在庫があればレストアできるわけだし、無くても誠意対応はしてくれるようだ。いずれにしても、古いモデルは厳しいものがあるが、問い合わせる価値はあると思う。
以上、だれかの参考になれば幸い。
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プロ箱メンテナンス | 日記
Posted at
2018/06/24 11:18:52