2人の疑問に答えますね(^_-)-☆
サーキットでタイムを狙う時にタイヤに求めるパフォーマンスは縦か横か!
かなり難しい問題なんです
縦で有名なメーカーがBSですね
対して横で有名なのがDL・Yでミュシュランもこっちですかね・・・
答えは縦 とか 横なんて問題ではないんですね
全日本GT500では縦のBSがずっとチャンピオン獲ってます
が
F1ではBSはミュシュランに負けた実績がある
開発の方にお話しをうかがったことがあるんですが
横方向のタイヤはお金がかかる?
なんでか?
コーナリングをパートに分けてみますね
①ブレーキング ②クリップに向かうコーナリング ③コーナーから脱出する立ち上がり
このときにタイヤにかかる力の配分は①③は縦 ②が横 ですね
どこに重要性があるか・・・答えはBSの縦ですね
②だけで速く走るのは当然コストがかかる なんだそうです
勝ち続けたメーカーって世界的にもブリヂストンしかないのも納得できますよね
縦だと勘違いするのが「パワーある車はいいけど小排気量の車は無理じゃねえの」って思うんですがBSはそこもちゃんとサーキットでテストして各サイズに応じて構造は変えてますから安心ですよ
ただどのタイヤメーカーもライバル社のタイヤを購入して比較テストをして開発していますから後発が性能がイイ事は良くありますね
それから縦を使うという運転意識が難しいのも事実なんです
横は比較的簡単にスピードをコントロールできますが・・・縦は減速Gで減速しすぎると全てやり直しになってしまいますからね
でも縦と横では速く走る可能性は縦のほうが有利なのは明白です
縦のコントロールはただひたすらサーキットやジムカーナ場等で練習するしかないです
(公道では凄く危険ですからやめてくださいね)
次はバーストやタイヤ表面の剥離の問題
これはBSでしかお答えできません
まずは一番の原因は空気圧!
横方向のタイヤはほとんどが空気圧が低いです
F1でアロンソ・ルノー・ミシュランのスロー映像ではホイールリムからMタイヤがハズレそうなくらいたわんでましたね
横方向の力を受け続ける為にしょうがないというかこうしないと無理なんですね
チューニングカーでもYやHKは空気圧が温間で1・8キロ~2キロ
BSは2.0キロ~2・4キロですからBSの剥離は設計より低い内圧が原因が多いです
基本的にBSは運転席ドアを開けるとメーカーがその車両の空気圧をシールで貼ってますよね
あの内圧が基本内圧なんですよ
あとはレース車両よりも重くてパワーがあるチューニングカーが使うタイヤは一番過酷に使われるタイヤという意識をもって空気圧の管理くらいはしっかりやりましょう
BSは設定気温もあるんです
Sタイヤはモータースポーツで使用されるタイヤですから4月から11月までですね
気温10度以下で空気圧が設定より低くて真冬の湾岸で〇00キロなんてされたら・・・無理ですよね
でもラジアルタイヤはフェラーリやポルシェの標準装着タイヤにもちゃんと採用されてますね
ちゃんとBSは温度設定と速度規格も明記してありますからね
だからサーキットでは僕のS14改(RE540S)でも1号機(RE55S)でも富士で300キロオーバーで周回しても剥離もバーストもしたことないですよ
Posted at 2011/04/30 11:25:59 | |
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