はい、ではふたたびイタリア旅行記に戻りますヾ(* ̄▽ ̄)ノ
前回はフィレンツェの街をアップしました。
今回は芸術の街・フィレンツェの名前を欲しいままにする巨匠、
芸術家達の作品と美術館をアップしていきたいと思います。
■ ウフィツィ美術館
正直な話、私はこのフィレンツェにどういった芸術家が居て、
どんな作品が展示されているのか全く知りませんでした。
今回の旅行に行くまでは。
イタリアのガイドブックを買って、フィレンツェのページを捲ると最初に出てくるのが、
ここウフィツィ美術館なのです。
ここは、先般のブログでもご紹介したとおり、ルネサンス美術の宝庫なんですね。
ガイドブックを見たときから、こんな素晴らしい芸術作品に逢えると思っただけで、
ウズウズが止まらなくなっちゃいました。
この美術館は世界中から多くの観光客が集まるので、
常に入口に長い行列が出来ています。
この日も、やはり列が出来ていました。
でも、行った時間が良かったのか、思った程は並ばずに中に入れました。
これが、そのウフィツィ美術館の回廊。
ここは元々、芸術家達のパトロンだったメディチ家のオフィスとして
建てられた建築物だそうです。
当時、メディチ家の人々は芸術作品集めを趣味とし、
とにかく沢山の作品を集めてはコレクションしていたとか。
そのため、至るところに彫刻や絵画が所せましと展示されています。
もちろん、彫刻とか絵画も素晴らしいのだけど、
建物自体もとっても美しいの。
天井だってこんなに拘って作られていて。
「贅を尽くす」っていうのは、こういうことを言うのね。
日本にもこういった建物や邸宅はあるけど、ここは別格。
彫刻の展示方法も、日本の美術館とはまるで違う。
言うなれば、比較的無防備な状態で置いてあるというか(笑)
日本だと、一つ一つの彫刻の周りには柵があって、
近寄れない状態になっているでしょう?
でもここは違っていて、触ろうと思えば触れるくらいに接近してじっくり見られるの。
もちろん、監視している人もいるから、触ったら怒られるんだろうけど。
では、ここからは超有名な名画の「本物」をご紹介します♪
□ ボッティチェリ 「ヴィーナスの誕生」
絵の部分だけアップ!
これは美術の教科書にも必ず出てくる、あの絵です。
ファミレスのサイゼ○アの壁にも描かれていますよね(笑)
□ ボッティチェリ 「春」
同じく、ボッティチェリの名作。これもよく目にしますよね。
踊っているのは、古代から伝わる三美神。自由を象徴しているそうです。
□ レオナルド・ダ・ヴィンチ 「受胎告知」
この人については、絶対に一度は勉強するよね。
ちょっと上手く撮影できなかったのが残念だけど、
これもレオナルドの代表作の一つです。
ちなみに、「レオナルド・ダ・ヴィンチ」という名前は、
「ヴィンチ」村の「レオナルド」さんという意味なんですよ~。
□ ティツィアーノ 「ウルビノのヴィーナス」
私、今回のウフィツィ美術館ではこの絵画が一番のお気に入りでした。
描かかれた女性の美しさ、荘厳な温かみのある色彩の豊かさ、
抒情的な光景、ゆっくりと流れているのを感じ取れるような、時の移ろい。
どれを取っても素敵・・・・v(≧∇≦)v
絵に興味が無い方には、あまり面白くないかも知れません。
でも、本物を間近で見られる喜びは、私にとって相当なものでした♪
ここに来られて良かった・・・。
心からそう思えた時間でした。
ウフィツィ美術館でじっくり絵画に触れ、すっかり熱くなった頭を冷やすべく
テラスから外へ。
するとフィレンツェの景色が、まるで美術館の続きのように
目の前に広がっていました。
特に、前回のフィレンツェブログでアップした、
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のドゥオーモは、
フィレンツェのどこからでも見ることができるシンボルのようです。
ここで、余談ですが。
実はこの前日から、東京・上野にある東京都美術館で、
「ウフィツィ美術館展」なる企画展が始まっていたのでした(笑)
それを知ったのはこの行列に並んでいる最中で、
スマホで美術館の情報を調べようとして検索していたら、
「東京都美術館でウフィツィ美術館展始まる」という記事を目にしたのです( ̄▽ ̄;)!!
これってどういうオチ?見たかった絵画が、まさか同時刻に日本にあるなんて。
どうりで、展示物の一部が無くなっていたわけだ(笑)
さ、気を取り直して行こうっと。日本に帰ったら見に行けばいいしね。
次のお目当ては、あの彫刻!
■ アカデミア美術館
ここは、先ほどのウフィツィ美術館から15分ほど歩いたところにある美術館。
これまた人気のスポットで、ウフィツィ美術館と同じように
入場するのに長蛇の列が出来る事で有名みたい。
ここでお逢いできるのは、ミケランジェロの彫刻における最高傑作。
物語上は、羊飼いの「彼」。
□ ミケランジェロ 「ダヴィデ」
どーん!
ばーん!
おしりっ
すっごい、ど迫力!
広いエントランスに、ドカンっと居る。
この圧倒的な存在感は、溜息が出てしまうほど。
どれくらい大きいかというと、周りに居る観光客の方々と比較すれば
分かりやすいよね。
こんな感じなんだよ~!巨大でしょう?
大きさも目を見張るけど、それよりも血管が浮き出ている腕や、
キュッ上がったお尻、全身を彩る美しい筋肉、
敵を射るような視線。どれを取っても素晴らしい!の一言。
ミケランジェロって、ほんと天才・・・。
このアカデミア美術館はこのダヴィデ像がメインだったのだけど、
もうこれだけでお腹いっぱいです、私ヾ(*ΦωΦ)ノ
色んなアート作品が一気に私の頭の中に流れ込んできて、
私の小さい脳みそはすでにオーバーフロウ(笑)
いや~、知恵熱が出ちゃいそうΣ( ̄ε ̄;|||・・・
そうそう、このウフィツィ美術館とアカデミア美術館の移動の合間に、
ふらっと立ち寄った街中のカフェ(BAR)で食べたものもアップしよっと。
シーチキンのパニーニと、カプチーノ。
イタリアのカフェって、立って食べる場合と席に座って食べる場合とで
値段が違うのよね。軽食は基本的には歩きながら食べるものらしくて、
席に座るタイプのお店だと、その分料金がオンされる仕組みみたい。
でも、このお店のマスターはとっても気さくな方で、
私達がガイドブック片手に一生懸命に話すイタリア語をちゃんと聞いてくれて、
笑顔で色々教えてくれたんだよね。
さて、フィレンツェのラストは、世界遺産に登録されている建築物をご紹介します。
■ ヴェッキオ橋
フィレンツェを流れるアルノ川に架かる橋なんだけど、
中世以前に作られたものなんだって。一度は洪水で流されてしまったんだけど、
その後1345年に再建されたものだそうです。
このアルノ川に写る街並みの景色もまた絵画のように美しくて、
ずっと立ち止まって居たくなるほどにロマンチックなんだよね。
思わず、ミニアっクんを景色の中に溶け込ませてみたり。
遠く離れた日本の埼玉に居るアっクんと、このミニアっクん。
きっとどこかで繋がっていて、私達と同じ光景を見ているよね。
じーーーん。
その横には、こんな回廊もあったり。
写っているのは私ですけど(笑)
なんだか異世界に迷い込みそうな、虚構の入口に立っているようでしょう?
これは朝7時くらいなので、まだ観光客の姿も見えずに
じっくり景色を味わうことが出来ました。
このヴェッキオ橋、実はウフィツィ美術館のすぐ裏手にあるの。
朝のウフィツィ美術館は誰もいなくて、その広大な庭も歩き放題見放題。
それでは、今回のフィレンツェブログ最後の写真はこちらです。
早朝のウフィツィ美術館 with アっクん。
次回は、アイルトン・セナのメモリアルモニュメントがある地、イモラと
フェラーリゆかりの地、マラネロを訪れます。