10/11日曜日に、第9回ジーロデル大山が行われた。なかなかブログねたに尽きない(笑)イベントとなった。
朝5時前に起床し、5:15に自宅を出発。その時にkotaroさんに電話をかけると、息子のU君が出た。
「おやじ、なんとか回復しましたので、行けそうです。」
前日ブガッティを追っかけて、その後風邪でダウンしかけていたのだ。少しホッとする。
5:30過ぎに池田のkotaroさんの自宅でU君と二人をピックアップして、早速中国道に。
「これかなりベアリング鳴ってるね。」とkotaroさん。
「判ってるんですけど、この間までもっとひどい音がしてましたから、これでもかなり収まったんですよ。」
とお返事して、先を急ぐ。加西SAで朝食をとり、勝央SAで給油。燃費は7.85km/lとほとんど最高を記録した。ここで給油しておかないと、また昨年のようにコースを離脱する羽目になるので、給油は欠かせない。
そこからはkotaroさんに運転を代わってもらい、湯原ICから降りて、集合場所の蒜山高原スポーツ公園に到着したのは8:40だった。9時までに到着という話だったので、ちょうどよかった。皆さん集合している。
こうやってみても、カプチーノ、エラン、A110と多種多様なクルマが集合している。今回はエントリー48台とすごくたくさん集まった。お友達もroadkingさん、fulviaskyjさん、じぇじぇりんさんを初め、多数参加。やっぱりイベントはいい!
お、あれは
こるまろさんだな。挨拶しておこう。
「おはようございます。今日はボクスターですね。」
「おはようございます。」
というと、いきなりゴソゴソしていると思ったら、これが例の「ダムマニア コンプリートコース認定証」か!
「よく行きましたね!今度はお城ですか!頑張ってくださいね。」
このボクスターがあって、壊れず山奥まで乗り込めたから達成できたのだろう。せっかくだからツーショットの写真も撮っておこう(笑)
これは
たいぷうさんのきれいなルノー5ターボ2だな。米子ユーロカーミートでは無理を言ってエンジンルームを見せていただいたっけ。
でもこの対照的にスリークなお尻は..
シトロエンGSか!綺麗な色だなあ。
と思っていたら横から
マイユさんが声をかけてくれた。
「これ、うちのクルマなんです。」
「え?!マイユさん、イタリアの虫(ジルコ)とレースカーは知ってましたが、こんなの買ったんですか!」
「ええ。これ、うちの足ぐるまなんです。妻も乗ってます。」
「でもMTだし、大阪のど真ん中で、奥さんMT大丈夫なんですか?!」
奥様が横でコクリとうなづく。なかなか男前な奥様と言っておこう(笑)
9時半からスタート。スタートは私がドライバー、kotaroさんがナビ、U君が後席でGoogle Mapと照合をしてくれている。2006年に初めてkotaroさんドライバー、私のナビでポンテ・ペルレに出た時は、kotaroさんのマシンガントークのおかげて、ナビの私が口を挟む余裕がなくて、
「あ!今の角右だった!」
とか
「今、話しかけないでください!次までの距離がわからなくなる!」
などてんやわんやだった。
でもお互い10歳近く年をとり、お互い慣れて上手くやれるようになった。
でも曇っていた天気は雨、それも土砂降り+濃霧となり、30m先も見えなくなった。丁度大山環状道路のブナ林に入っており、一ノ沢、ニノ沢というガードレールもない場所を通ることになり、ヒヤヒヤもの。後続は珍しく二台のプジョー106。片一方がS16でもう片一方は1.3ラリーというマニアックなラインナップだったが、ちゃんと付いてきてくださっている。そんな状態なので、とても昨年のように走行ビデオは撮れなかった。気温も下がり、寒い。ヒーターコックをまだ開けてなかったから、クーラーで除湿するしかなかった。
少しミスコースしたが、何とか昼食の場所に到着。ランチアトレビのlancistaさんと、アルファ1300jrの
heyさんご夫婦と向かったのは、
なんだか懐かしい建物。どこかで見たような..地味なセダン2台と地味なクーペ(heyさんすみません)が似合う建物だ。
そう。ここは廃校になった小学校を改装した「大山ものづくり学校」。様々なアーチストさんたちの作品展示や、販売、そしてカフェもあるのだ。
だから、中に入るといかにも「学校の廊下」だったりする。
地元食材を使った豆乳と貝のスープ。むかごや唐辛子なども入っており、辛いが美味しくいだだけた。
食後はkotaroさんが、
「やっぱり寒いからヒーターコック開けようよ。」
昔取った杵柄ならぬ昔持っていた車、でボンネットを開けてヒーターを作動可能にした。
後半はkotaroさんがドライバー、私がナビで北大山から大山の東を南下してゆく。コースミスはなく、50箇所以上の右折・左折指示も順調だ。今回は大きなミスは1箇所だけで、主催者の
白猫#35さんが作ってくれた難しいコマ図をほとんどトレースできた。
天気は回復し、暑くなってきたくらいだ。倉吉の手前、関金温泉でお土産を買い、湯原の近くで眠くなってきたkotaroさんと交代。後席でkotaroさんが仮眠をとり、U君がナビをしてくれて再出発。
異変はその時起こった。
なんだか差し込むような腹痛。何だろう?どんどん酷くなる。仕方がないので路側に停め、小学校で塾通いをしていた頃以来の野○○をする羽目になった。主催者の
白猫#35さんが最後の追い上げで走ってきたが
「クルマ、大丈夫ですか?」
「クルマは大丈夫だけど、ドライバーが大丈夫じゃないです!後から追っかけます。」
この下痢は...昼食のスープに入っていた唐辛子、二つとも食べたのがいけなかったのか?あ、そういえば開いてない貝を無理やりこじ開けたら、茶色く変色していたのに、そのまま食べたなあ..あれが当たったのか。でもU君は
「僕もこっそり食べたけど、大丈夫です。でも僕は一人暮らしですから、ややこしい物も食べて、強くなってるかも。」
私は、家族の中で、自分だけ当たる、という経験を何度かしたことがあるので、胃腸が弱いんだろう。よく食うのに(笑)
腹痛でダウンした私が後席に座り、親子二人でドライバーとナビをしていただく。私は半寝だったが、息の合った二人に操られ、P6は右に左に駆け抜けてゆく。後席にはつかみどころが無いため(初めて知った)私は右に左に振られまくり(笑)こんなにP6って早く走れるんだ。kotaroさんも往路の高速から
「エンジンが良くなって、かつ排気量のおかげでトルクがあるな-。楽しいよ!」
とバンバン飛ばしてゆく。結局白猫#35さんたちに追いつくことができた。速い!
ゴールの鏡が成スキー場には3時半に到着。
ほとんどが到着済み。みんなだべっている。
地味セダン2台。このプリズマは古いナンバーが付いたままで、春の米子ユーロカーミートでも「売ろうか迷ってます」という話だったけど、まだ持っておられるんだな。よかった。
高原では、秋色が濃くなってきている。
そろそろ白猫#35さんのご挨拶。いつもコマ図作成や連絡、ありがとうございます。
「今回のコマ図は難しかったですか?」
なぜかみんな「難しい」とは言わず。決して簡単では無かったですよ。
「じゃ、来年はもっと難しくしても大丈夫ですね?!」
いや、白猫#35さん、もう充分難しいですから、止めてください(笑)
さあ、帰ろうと思ったら、なんだかマイユさんのシトロエンGSの周りに人だかりが。
「さっきまで走ってたのに、今始動しようと思ったら、ウンともスンとも言わないんですよ。」とマイユさん。
そりゃ大変だ。
ボンネットを開けてみんなで覗き込む。kotaroさんは元GSオーナーなので詳しく、いろんなサジェスチョンを出している。イタフラでよくあるキーシリンダーの問題らしい。サポートの方もおられるようなので、失礼させていただき帰路を急ぐ。それがあっていつもの帰路のパレードには参加できなかった。
蒜山高原センターに立ち寄るが、三人とも買い物はしなかった。秋色の高原の夕暮れを楽しんだ後帰路に。
いつもならこれで終わりなのだが、今回はそうは行かなかった。
帰路のスターティングドライバーは私。蒜山でガソリンを給油し、加西SAの一つ西、安富PAで7時前に食事。
「昔美作までしか中国道が開通してない頃から、ここは高速バスの休憩所だったんだよ。だからSAほどじゃないけど、しっかり食堂はあるはずだよ。」
なんでも知ってるkotaroさん。流石に「歩く風土記」だ。私はまだ腹痛から開放されず、ざるそばにしておく。(結局完治するのに二日かかった)
ここからkotaroさんに交代。
「赤松PAでもう一度交代して、それから宝塚西トンネルの渋滞に備えますね。」
赤松の手前、やたら走行車線が遅い。80キロぎりぎりだ。P6が快調でパワーが出ていることもあり、追い越し車線を一気に110キロで走行して後ろの邪魔にならないようにしたら、その先頭が白黒のクルマ。
「パトカーを追い越すな!」と放送と赤色灯。
あ〜あ。捕まっちゃった。29キロオーバーで許してもらったが、18000円也。
「危険な運転をしてるわけじゃないし、道を開けようとしてしっかり加速して抜いてるのになあ。でも、人の車で捕まったのは初めてだな(笑)」
確かにそうだ。夜の高速道路での取り締まりは、どうしようも逃れられない。
「でも、高速代もガソリン代も払ってもらってるんだから、良しとしないと」とkotaroさん。
「いえいえ。kotaroさんの体調が悪かったら、一人で行くつもりでしたから、そんなの当たり前ですよ。」
「でもこうやって息子と二人で一緒に行けて、楽しかったよ。」
kotaroさんはBBSでこう書いている。
「感想いっぱい。反則金も(泣
でも1年前に参加を見送った頃のことを思えば、今の私は
恵まれていると思いました。
それと二人の友情みたいな車がよく走ってくれたことに尽きます。
久しぶりに自動車の良さを見直した気持ちです。
白猫#35さんから来年も850で来て下さいというコメントをもらいました。
健康と精神力の維持に、1台は持っていないといけませんね。
どうもお疲れさまでした。私が昼食に当たっていないので不思議です。
お風邪を引かれないように。お兄さまのことも労えたなら幸いでした。」
確かに二人の友情みたいな車であるP6がよく走ってくれたイベントだった。