紺の豚のブログ一覧

今日、ローバーP6をメンテナンスに出した。助手席シートの破れと、クーラーガスの漏れが大きな目的だ。以前から少し気になっていたキャブ調整などもお願いした。11/23の茨木ヴィンテージカーショーまでにとお願いしてある。

これで、自分の手許にある自分のクルマは一台もなくなった。「そして誰もいなくなった」のだ。残っているのは家族のクルマ、ローバー75だけだ。今週末の木曜日は元から東京出張のためクルマは使わない予定だったのだが、来週からは通勤のクルマが無い。嫁さんが木曜日に車を使うなら、タイムズカーシェアを使ってもらう事にしよう。まあ減車の暁には、そうなるよと言っておいたのだから。

でも目の前にクルマが余っている状況からこれは寂しいものだ。

今日、ジャガーXJ8とお別れした。




パンと交換だ（笑）





元から、このジャガーXJ8は、車検終了の１０月末を以て手放すつもりだった。でも、乗ってみるとなかなか良い。癒しも備えている。だがしかし。新旧の英国サルーンが三台、というのはいかにも偏ったラインナップだ。それにフラミニアに集中するために、減車する事を嫁さんと約束していた。

そこに彗星のように現れたのが、ROMEO 156SWさんだった（笑）XJ8を引き取っても良いと言って下さったのだ。元から廃車するか、代車か何かに使ってもらうつもりでいたのだが、せっかくおいしいパン屋さんのROMEO　156SWさんの所に行くのだから、パンと交換してもらおう！（爆爆爆）

木曜日、茨木の仕事場に向かうのもこれが最後。きれいなクルマだなあ。（写真上）せっかくキレイだったのだが、日曜日の「第一回フラミニアミーティング」のため雨の中走らせてしまった。仕方がないので、月曜日の夜仕事が終わってからいつもの高圧洗車に。

拭き上げてしげしげ眺める。

やっぱりきれいだなあ。

AJ-V8エンジン。小排気量でトルクは少ないが、吹き上がりや回転感が素晴らしい。今まで経験したV8としては、ランチア・テーマ8.32のF105Lエンジンにも勝るとも劣らない素晴らしさだった。これをマニュアルギアボックスで引っ張れたら、本当に速くて良いかも。ジャガーXK8にあったっけ．．．アストンマーチンのV8もこれがベースの筈。良いエンジンだ。

10/22火曜日。ROMEO156SWさんとは中之島のリーガロイヤルホテル大阪で待ち合わせ。リーガロイヤルは久しぶりだなあ。
「久しぶりです。仕込みの間にすみません。」
「いつもお昼を食べると、疲れて昼寝するんで、今が一番眠たいんです。」
すみませんねえ、わざわざ大阪までバスで取りにきていただいて。

駐車料金を出すためもあって、二人でロビーラウンジでお茶。ROMEO156SWさんの夢の車、C2コルベットの話や、奥様だけには頭が上がらないこと（爆）などお話しする。色々ごちそうさまでした。（笑）

帰ったら、また仕込みが有るとの事なので、あまりお引き止めもできない。クルマに向かい、コクピットドリルをさせていただく。

これからも可愛がってやって下さい！

これでやっと三台（実働二台）に減った。
家族のクルマであるRover75以外の二台とも旧車、三角窓が付いている。
これからが本当の「三角窓との生活』だ。

今年も茨木ヴィンテージカーショーが開催されます。

日時：１１／２４（日）１１：００−１６：００
場所：茨木市役所　南グラウンド
（昨年の会場の南半分です）
参加費用：５０００円

昨年と異なり、パレードランは無くなったので展示だけですが、また子供たちを乗せる「お子様記念走行」があります。昨年はすべてのクルマに順不同で乗れたのですが、今年は一昨年と同様、子供さん達に「乗りたいクルマ」を選んでいただき、そのクルマに乗っていただくことになりそうです。

ポスターには60-70年代とありますが、事務局のジャンクヤードS社長からは「1990年まではOK、90年代前半は相談して下さい！」とのことで、ヤングタイマー大歓迎だそうです。私はP6で行きます。昨年OKだった車は基本的には大丈夫だと思います。ただし、「当イベントにそぐわない車両はエントリーをお断りすることがあります」とのこと。
申し込みは、ジャンクヤード info@junk-yard.co.jp 072-638-0200 fax 072-638-9000まで。

さあ、今回はTSMとバッティングしないので、皆さん、ぜひ来て欲しいなあ。
ね、蘭陵王さん（爆）

先日、stratosさんからメールをいただいた。
「チャオイタの時に神戸のモンツァに行きます。その日はどうされてますか？」
「何も無い日なので、ぜひお会いしたいと思います。宜しくお願いします！」
「フラミニアクーペ・ピニンファリーナを買われたサンチアーゴさんも来られるとの事です。」
「それはいい！ぜひお会いしたいです！」
第一回フラミニアオーナーズミーティングの開催だ（笑）

午後一時、ジャガーXJ8で約束の時間にモンツァに行くと、すでにstratosさんのアシ車、ランクルが到着していた。
「こんにちは。セントラルサーキット、雨はどうでしたか？」
「小降りでしたよ。こっちの方が降ってるかも。やっぱりこれくらい降ると、フラミニアでは来られなかったですね。」
徳島から雨の日に1965年式のクルマに乗ってきて欲しいとは、私も到底お願いできない。まあ、stratosさんのフラミニア・スーパースポルト・ザガートにはこれからも何度もお会い出来るだろうから。
「そういえば、サンチアーゴさん、この前を通って行かれたんですが、向うに行ってしまいましたね。」
「え？まあ、すぐ戻ってこられるでしょう！」

と言っている間に旧車らしいエンジン音が。

降りてこられたのは長身のダンディなサンチアーゴさん。ジャケットをビシッと着こなして、カッコイイなあ。やっぱりstratosさんやサンチアーゴさんのような長身の方に似合う。豚はダメだ（笑）
「初めまして。サンチアーゴです。」
「こちらこそ初めまして。」stratosさんとサンチアーゴさんも初対面だそうだ。

折角来ていただいたので、見せられるだけうちのフラミニアGTLも見ていただく。でもこんな状態。

ついでにバラしたエンジンなども見ていただく。
「これは．．．かなりかかりそうですね。」とstratosさん。サンチアーゴさんもうなずいている。
「ええ。厳しいです。お二人のようにある程度出来上がった個体ではなく、これから起こすので。でもこの泉33ナンバーが有ったので、何とかしようと思ったんです。そうでなければ、元から止めていたと思います。」
横からモンツァのNさんが
「それにしてももう少しエエのにして下さったら、楽だったのに．．．苦労してますねえ。」と言うので、
「こちらこそ無理難題を押し付けてすみません．．．」と小さくなることしきりだった。

今回唯一動いていた、サンチアーゴさんのフラミニア・クーペ・ピニンファリーナ。大阪のJ自動車にあった個体で、Tipoにも掲載されていた。関西ではもう一台、和歌山に同色が生息しているのを、和歌山のイベント、エッセレ・バンビーノで見たことがある。折角だからとジロジロ見せていただく。

最近ではリブラにも使われた、Cピラーの根元のランチア・エンブレム。

うちの個体（ディーラー車なのでフェンダーミラー）にはない角形のドアミラー。

内装もパリッとしている。60年代らしい高級車だ。


「このシート、張り替えですか？」
「いいえ、塗装し直しですよ。オリジナル色をなるべく残してます。」
うちのGTLの内装も、こういう色で考えてみようか。ただ、あまりに革の状態がひどいので、塗装では無理で、やっぱり張り直しにはなりそうだ。

モンツァの二階に上がり、三人とモンツァのNさんとでランチアを含めたいろんな話をする。
サンチアーゴさんは今フラミニアGT・コンバーティブル・トゥーリングをヨーロッパから取り寄せ中だ。お話を聞いていたら、購入価格はうちの個体の車両＋レストア代よりずっと高額らしい。20ヴィッツに近い！
「え、そんなに上がってるんですか！」
そのうえフラミニア・スーパースポルト・ザガートも視野に入れているらしい。
「そうしたら、フラミニア大三元（ピニンファリーナ・トゥーリング・ザガート）じゃないですか！！凄い！」
「いやー。仕事の関係で、10台置けるガレージが出来たんですよ。」
それは獅子を野に放つようなものだな（爆）
stratosさんに現在のstratosの売買のお話を伺う。こちらも凄く上がっているらしい。でも我々の世代が居なくなり、T工場長のような主治医もあと10年も活躍できなくなれば、これらの旧車の相場やメンテナンスはどうなって行くのだろう．．．思わず暗然としてしまう。
自分でもT工場長に頼めるのはこれがラストチャンスだと思って、フラミニアをお願いしている。あ、でもサンチアーゴさんも「その後にはうちのクルマを！」としっかり頼み込んでおられたけど（笑）


気がついたら５時前だ。そろそろ失礼しないと。一階に下りてT工場長に挨拶すると、
「紺豚さん、キャブの仕上げ、どうします？ここまで洗浄したんですけど、アンチモンなんで白い粉みたいなのが付いてしまっていて。きれいにしようとすればサンドブラスト出来るんですが、梨地仕上げみたいになるんですよ。」

ウェーバーのトリプルキャブだ、エアボックスの下になるとは言え、迷うなあ。
「まあ、時間はたっぷりあるから、考えて下さい。」

フラミニアのオーナーが三人集まる事は珍しいだろう。でも２−３年後のランチアランチには、フラミニアが沢山集まる事は間違い無さそうだ。フラミニアGTLで先陣を切ることは出来なかったが、長く乗って行きたいものだ。
お二人とも、これからも宜しくお願い申し上げます。

この連休は土曜日午前仕事→新幹線に飛び乗り上京→仕事をして一泊。翌日は昼には帰阪するというスケジュールだった。有明会のある第二日曜だったのを全く失念していた！折角だから顔だけでも出せば、kotaroさんやぺんじゃみん達にも遭えたのに．．．自分でも頭の回転の遅さにイラっとする。
帰ってからモンツァにも遊びに行くか、TSMの後に居ると思われる蘭陵王さんたちの所にでも行こうと思っていたのだが、帰るとぐったり。何もする気が出ず結局ダラダラしてしまった。まあ、この連休はリフレッシュすると決めていたから良いか。

以前yashichiさんが書かれていた日帰り温泉、るり渓温泉だと教わり、早速行ってみた。池田線の終点まで行って、そこから173号線をひたすら綾部に向かって走ることになる。10時半に出発。ナビでは１時間ちょっと。でも流石に連休最終日はそうは行かなかった。
173号の北行きは川西の能勢電沿線からずっと混雑しているし、一庫ダムの横も渋滞。途中の能勢町の道の駅「くりの郷」まで１時間、そこの駐車場待ちまで出ていた。まあ、オートマで安逸なXJ8だった上に、それほどの距離でもないので、イライラもしない。

嫁さんと娘は早速野菜を買いに。みかんがあるのに、肝心の栗は台風の影響で入荷が送れているらしく、無かったらしい。でも焼きぐりと大福餅とお花等を買ってきた。
「野菜、８割は無かったわ。高くなっているトマトが欲しかったんだけど。」
と嫁さん。それは、もっと早起きしないと無理。でも早起き出来てたら、stelvioさんのマセラティ430を見に行ってしまってただろな（笑）

能勢町に入ると、同じ大阪府とは思えないくらいの田園風景が広がる。
「まだ一時間も走ってないのに、すごいね。ここまだ大阪府？」と娘。
「るり渓は丁度大阪府と京都府と兵庫県の三つの境界の京都府寄りなんだよ。」と地図女の嫁さん。
地図がバリバリ読める、地図女養成中だ（笑）
12時前にるり渓温泉に到着。

ジャガーXJ8もあと一週間だな。５ヶ月3000キロ、楽しませてもらったよ。

何はともあれ、お昼ごはんだ！

ここに来た目的はyashichiさんも書いていた松茸御膳。2980円で700円の入浴券が付いている。チラシには平日のみ、と書いてあったが、日祝日もOKだとのこと！ラッキー！

yashichiさんのブログにもあったな、この絵（笑）、土瓶蒸し、松茸二切れ入り小鍋のすき焼き、松茸入り天ぷら、松茸ご飯などなかなかのコストパフォーマンス。これで入浴券付きはイイ！

700円の入浴券（温水プール、水着着用のバーデゾーンに大浴場）に、300円で室内着とゴロゴロできる「ねころびゾーン」が使用出来る券を足して、ゆったりする。プールで50メーター泳ぎ、娘と遊ぶ→バーデゾーンで露天風呂→打たせ湯で肩痛解消！（ここまで家族一緒）→大浴場→ねころびゾーンで１時間爆睡→リラクセーション・マッサージで60分。いやー疲れ取れるわー（爆）
外に出るともうすっかり「秋の夕暮れ」。

日が短くなるのが早くなったなあ。

帰りにジャガーの中で嫁さんと
「結構近いけど、安くて、良かったわー。お得感もあるし。また来ようか。」と嫁さん。
あまり一カ所ばかり行く事のない人には珍しいコメントだ。
「気に入ってくれて良かったよ。yashichiさんにもお礼を言っておかないとね。ここなら『ママの休日』で貴女が居なくても、二人で楽しめそうだよ。」
娘は後ろの席で道の駅で買ったみかんを食べている。
「来週にはパパのお友達に譲るクルマなんだから、汚さないでよ！」と嫁さん。
でもこのハーフレザーのシート、運転席のファブリックが一番汚れてるんだよ（笑）

ここなら丹波ワインの「チームヤマモト」の帰りに寄っても良いし、亀岡の森師匠のお家の帰りもいいなあ。
良い所を教えてもらった。リフレッシュした一日だった。